ヴレインズの安定した高水準の面白さってなんなんだ?すげえなこれ?
外れ回が一度もないまま1クール終了した時もとんでもねえアニメだぜこいつぁと戦慄したけど、19話現在面白すぎて毎週二回は見てしまうレベルの回が連続してるのいっそ怖い。今のご時世でもこんな長期アニメ作れるんだな。
何が凄いってストーリーはもちろんだけど、作画やデュエル内容も常に平均以上だし、登場人物の性格などにブレがないことは長期アニメにおいてかなり練られてる上に視聴者の批判が少なくその構成通りに進められてるってことだからそこが凄い。
やっぱり主人公にブレがないというのは見ていてストレスになりにくいわ。悩んだり迷ったりは良いんだけど、意見がフラフラ主張があっちこっちすると信用できなくなるから。
遊作もこれから迷うこともあるんだろうけど、遊作なら大丈夫だってメタ的な意味ではなくこれまでの言動を鑑みて言い切れるだけの信用を既に勝ち得ているのは魅力だよなぁ。

19話はデコードトーカーの攻撃モーションと、その攻撃を受けて吹き飛ばされつつ一回転し、着地しながら横にも一回転して着地を決めるお兄様が好きすぎてここだけ十回再生した。スーツでのデュエルでこんなスタイリッシュなの性癖に刺さって熱くなるに決まってんだろかっけえよお兄様……!!!!
ケルベロスの召喚の演出も鳥肌ものだし、ほんっとセンスいいよなぁ。男心をわかってるわ……ロマンだわ……好き……。

遊作のPTSD重くてめちゃくちゃしんどい。お兄様が大人の視点から「もうこれからは普通に幸せに生きて欲しい」と願うのもわかるけど、それをするには遊作には欠けてるものが多すぎるしなぁ。
お兄様は自分が苦渋を飲んできた過去があるからこそ遊作にそう言ってくれたんだけど、その自己犠牲精神も不安になるというか。
妹のことなら兄だからって理由で納得できるけど、見ず知らずの遊作のことまで背負っちゃおうとしちゃうのはなかなか驚きだよね。一応妹の恩人であるとはいえ。

財前兄妹はどっちも仲間になってほしいなー。どっちもほっとくと何するかわからない思い切りの良さがあるからとりあえず囲っとこうぜ。