百八方美人

話題:ドラゴンクエストシリーズ

第四十八話

巫女を丸飲みにした火竜は、火山の方へ飛んでいった。

ただ、飲み込まれる前の巫女は火竜を庇ったようにも見え、その事情を知る為に巫女の部屋を訪ねる。

そこには巫女に仕えていた侍女がいて、一冊の日記を渡される。

その日記は巫女の物で、火竜を倒したが最期の時に息子のハリマに呪いをかけ、火竜になってしまったこと、火竜になったハリマが自我を失ってしまったこと、真実の姿を写し出し、呪いを解くと言われるやたの鏡を使ったが、使用法が解らなく呪いが解けなかったことなどが綴られていた。

巫女と一緒にやたの鏡も一緒に飲み込まれたのなら、もう元に戻す術がないので、ワイらは火竜を退治しに行くことに。

そこへ母がいけにえにされそうになった少年が、顛末を見たいと言うので一緒に連れて行く。

守ってやるが、気を付けろ。

火山の奥に居座る火竜はもう、人間の心を持っていない。

ならば退治してやるのが、供養ってもんか。

激闘の末火竜を倒し、いざトドメという所で、急に火竜の体内が光だした。

すると火竜は人の姿に形を変え、ハリマは意識を取り戻した。

火竜の力が弱まった事でやたの鏡が効果を発揮して呪いが解けたのだが、火竜でいた事でもう寿命が尽きてしまう、しかし、母には安らかに暮らして欲しいと伝えてくれと頼まれ、ハリマは消えてしまった。

…呪いで自我が無かったとはいえ、母を丸飲みにしてしまったが故にやたの鏡で元に戻れた事は、知らずに召されたのがせめてもの救いか。

その最期を見送った少年は、母親がいけにえになるのを邪魔した自分と、息子がどんな姿になっても庇おうとした巫女は同じだったと理解し、里に戻った。

里に戻ったワイらと少年だが、長でもあった巫女がいなくなり、これから何を信じて生きて行けばいいのかと困り果ててたが、少年と妹が大人なのになんで自分の事を自分で決めないの？と疑問を投げかける。

大人たち、タジタジ。

少年、一気に成長したな。

話題:ドラゴンクエストシリーズ

第四十七話

勇者の剣を作る道具と材料が揃い、あとは場所だが、ヒノノギ火山が記憶の画像に映っていたので、久し振りにホムラの里に向かった。

武器を打つ前に蒸し風呂に入るかなぁー！なんて思っていたが、なんだか火の神を祭る儀式があるとかで、ザワザワしてる。

どうやら儀式を行う火山の道中で魔物が現れ、祭壇に行けないらしい。

この村の長でもある巫女のヤヤクさんは、以前息子と共に火山に巣食っていた人食い火竜と戦った時のケガで足を痛めており、息子もその戦いで相討ちになってしまって戦う事ができないので、ワイらに代わって討伐をお願いされた。

よっし！わかった！無事儀式が出来るように道中のモンスターもついでに根絶させとくで！

火山のふもとを進んで行くと霞みがかかり、いかにも出てきそうな雰囲気で出たー！

出たけど、なんかグアォォォー！去れー！とか言ってるだけで、ちっとも襲ってこない。

英雄がやる気マンマンで刃を向けると、急にバタバタしだして勝手に転んだと思ったら、中から子どもが二人出てきた。

着ぐるみかよ。騙されるなよ村人。

二人はなぜこんな事をしたか事情を話したいので、秘密基地に来て欲しいと言う。

おおっ!？秘密基地!？惹かれるワードだな。

そこには二人の母親がおり、実は儀式で火の神に捧げるいけにえに選ばれてしまったらしい。

うん、それはヤダよね。

さらに事情を詳しく聞くと、母親は巫女が儀式以外では立ち入り禁止なはずの祭壇に向かっているのを見かけ、その事を訊ねたらいけにえに選ばれてしまったらしい。

祭壇に何かあるのか、様子が伺える抜け道があると言うので案内されると、火口の祭壇に人食い火竜が！

子どもは人食い火竜を倒したのはウソだったんだ！と息巻いているが、双方の事情を聞く為に子どもと一緒に巫女の元に向かう。

巫女の所に着くと、巫女は倒した、子どもはウソだと水掛け論。

でも実際火竜いたしなぁ…と思っていると、里の方から悲鳴が。

火竜が里まで降りてきた！

あーあ、やっぱり巫女さんのウソがバレちゃったね、と様子を見てたら、里の者たちが弓矢で戦ってる。

おー、がんばれ、いざとなったらワイらが戦ってやる！とその時、巫女さんが火竜の前に立ちはだかる。

ええっ!？どうした危ないぞ！そして火竜は巫女を丸飲みに！

ぎぃやぁぁぁ！す…すぷらった！バケラッタ！