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無題

煙を吐き出す、そんな姿を遠目から仔犬は見つめていた。
「なんだよ仔犬ちゃん」「たばこ、身体によくないよ」「前は酒のはなししてたよな」「それも、たしなみ?」「いやぁ煙草はたしなみでも身体に良くねぇと思うぜ?」「しぬ?」「さて、どうだろうな」
煙を吐き出す仕草に仔犬は興味深そうに見上げていた。興味はあるがこればっかりは進めらんないなと賭博師は思った。
「おひまなの?」「うん?‥うん、ヒマー」「もうボールは勘弁なー」「ええー!エドガーもおんなじこと言うんだよ!」「ロック辺りにしてもらえよ、あいつならまだ遊んでくれるぜ?」「ロックはキラキラ狙うから、や!」「キラキラ?」
ハントするからと仔犬は言う。翡翠を押さえてキラキラだと。ロックよりガウに狙われそうだよなと笑えば仔犬は「ガウとはおはなしあいしたもん」と頬を膨らました。
「セツ、ねぇねぇ、煙草おいしい?」「‥余程おヒマなのね」「お留守番いやって言ったのにね、マッシュいじわる!」「(心配なだけだと思うけどな)」


煙草は確実に蝕むと教えないせつぁん(笑)

無題

「(‥なぜこうなったのだろう)」
破廉恥な方のメイド服を着ていた。ここは大きなソファで膝にはエドガーの頭が乗っていて腰は両の腕でガッチリホールドされて動けない。魔女を見るなり少し眠るよと言ってこの状態なのだ。いつもの服ならローブを掛けて差し上げられたのに、今回はなにもない。
「あ、みっけた」「‥来るな」「おひとりさま?」「二人だ、来るな」「‥あ、オウサマ役得な寝方しやがって」「来るな、と言っただろう。そうかまた踏まれたいのか」「いやあ‥それもまた愛なら適応できるよう頑張っちゃうけど?」「‥しね、二度しね」「ひっど」「今度はピンヒールで貴様の愚息を潰してやる」「うああ‥急所だぜそれ」
身動ぎ腰の腕が強くなる。さらさらと髪をすいてやりながら魔女は可愛いなと頬が緩む。
「俺にはシてくんねぇくせに」「なぜ貴様にせねばならんのだ」「ひっど!俺とアンタの仲だろ?」「どんな仲だ、それは」「んー‥秘密?」「なんだそれは」「オウサマには秘密って意味だぜ?なあ?狸寝入りしてる悪趣味なオウサマ?」
えっ?とエドガーを見下ろした魔女に彼はふるふると首を横に振る。
「‥悪趣味」「起きていらしたんですか?」「ん、今先程だよ」「そうですか」「にしても、過激なことをいうんだね」「なっ‥聞いていらしたのですか!!」
魔女は真っ赤になって恥ずかしそうにそっぽを向く。しかし尚も撫でる手をエドガーは優しく浚って唇を押し付けた。

せつぁんにはとことんな魔女(笑)
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