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リエーフ

「先輩、また会えた」「り、リエーフくん、そうだね」昨日も電話したじゃんと先輩は顔を赤くして笑ってくれた。一度連絡してしまえば好きと言う気持ちは止まらなかった、どうしても会いたくて8月末に烏野が来ると聞いたから来て欲しいと頼んだら本当に来てくれたのだ。嬉しい、先輩も俺のこと意識してくれてんのかな、休憩中に近寄ったら逃げられたけど手を伸ばせば届く距離に居てくれることが嬉しかった。「先輩、先輩、見ててくださいね」「はいはい、見てますよ」「本当に?」「見てるよ、リエーフくん、頑張れ」きゅっと先輩の手が触れた、嬉しかった。

リエーフ

一目惚れ、だった。
可愛い女の子は沢山居るのに何故か彼女しか見えなくなってしまった。なんの病気に掛かったのだろうかと夜は眠れないし部活中も気が散るしで大変だったのを彼女は知らないだろう。次、いつ会えるか分からないこの不安さも彼女には分からないだろう。先輩に頼み込んで連絡先を聞いたのは良かったのだけど残念ながら未だに連絡なんかしてない。何を伝えたら良いのか分からないのだ。馬鹿だなと自嘲してまた携帯を伏せた。年下は駄目ですかとか彼氏いるのかとか聞きたいことは沢山あるのに。

烏野ヒロインとリエーフくんの遠距離
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