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無題

最近のお気に入り。
「こーいぬちゃん」「いぬちがう!」
賭博師は最近仔犬の尻を追いかけ回していた。初めはロックやセリスやリルムに助けを求めていたが迷惑掛けないようにと自力で逃げていた、それはもう全力で。
「なぁんで逃げんだよ」「せつ、尻尾と耳出させるからヤ!」「可愛いんだもん仕方ねぇだろ」「ヤなものは、ヤ!」

まずは適当な食べ物を与えて近寄らせ、食べ終わり幸せそうな表情をして油断しているところをちょっと弄れば耳や尻尾が覗く、するとあれよあれよと言う間に訳のわからない気分になって涙目になる。その行程が楽しくて仕方がないらしい。それに“あのこと”もあるからか仔犬はセッツァーやエドガーには基本的には逆らえなかった。
「あんまり、せつと遊ぶとマッシュこわいかおするんだもん」「独り占めはずるいだろ、それとも‥こいぬちゃんは俺と遊ぶの本気で嫌?」「‥‥いやじゃない」
ぷく、と拗ねたように頬を膨らませる。そんな仕草すら可愛らしくて賭博師は手招く。素直に近寄った仔犬は「いやじゃないよ!」と彼を見上げて抱きついた。
「え?」「あ」「クックッ」
偶然見てしまったマッシュは気まずそうに踵を返す。仔犬は慌てて賭博師から脱け出そうとして力を込めるが、腕を捕まれてしまう。
「ヤだ‥マッシュが行っちゃう!」「マッシュと喧嘩したら慰めてやるから、エドガーじゃなく俺んとこ来いよ」「‥わかったから、わかったから見失っちゃう」
パッと手を離せば弾かれたように仔犬はマッシュを追う。腕を掴んでいた手を見つめて「あほらし」と呟けば背後から気配がした。
「覗き見とはよい趣味をお持ちで」「アレはやりすぎだよ」「そっか?マッシュには良い薬になったと思うんだけどなぁ」「‥まあ、そういうことにしておいてあげよう」
(いつまでもアイツが苦しんでいることを気付かないマッシュが憎たらしい、ただそれだけなんだけどな)(俺があんな餓鬼に本気になるわけねぇだろ)

幼/女萌えに目覚めつつあるせつぁん(笑)てな誕を早く仕上げなくては!どうやらリルム嬢とテナ嬢は同時になりそうです´`

無題

ナタリィは黒髪に翡翠の瞳を持っていた。顔立ちは何処と無くフィガロの双子に似ていて整備士は困惑していた。そんなお茶の時間---
「私はフィガロの血筋を引いていますから」「そう‥なんですか?」「ええ、現国王の父が‥なんでも医者と色々ありましてね」「昔‥弟君のほうは病弱だと聞きました」「そう、王妃を亡くして寂しかったのだと思います、‥しかし母は誰にも言わずにボクを産んだのです。死ぬ間際にようやく話をしてくれましたよ」「‥どうして、そんな話を私に?」「さて‥何故でしょうね、友人として知っていてほしかったのかもしれません」
いずれ会うことになるでしょうねとナタリィは儚く微笑んだ。

腹違いの兄弟設定、これはいつか出すヒロインにも適用されます。(さて誰落ちにするかな)(誰がいいですかねぇ)
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