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彼はいつも私を心配している。幼馴染みと言えば聞こえがいいだろうけれど多感なお年頃である高校生になってまで干渉しなくてもいいのではないだろうか。病弱だったのは中学に上がるまでの話であり今はもう走り回っても何処も痛くならないのだ。なのに彼は私を心配して何かと声をかけてくれた。正直ウザったい。「蓮二、大丈夫だから自分を一番に考えなよ」「自惚れるな、お前は二番目だ」「二番目は彼女にとっておくものたよ」「?」キョトンとした彼はすぐにフッと微笑んで、いいんだお前は二番目だと言った。意味が分からない。「だから、私に干渉しないで彼女作りなよ」私だって彼氏を作りたいんだよ。「一から十まで説明しないと分からないか」「なに?」「お前は二番目でいいんだ」これは少しだけ自惚れてもいいのかな?
誕生日 | 5月9日 |