とうとう、下剋上を歌わせたいがために鏡音ツインズを手にいれてしまいました。(いつものごとく中古ですが)カイトくんもミクちゃんも不服そうです。
「マスター!宜しくな」「宜しくお願いいたしますマスター」「よし、下剋上歌って!」「「はいっ」」
可愛いよね下剋上^^
「みっくみくに♪」「きゃあ!ミクちゃん可愛いよ」「えへへ〜」「ミクちゃーん」
マスターは俺にも歌をくれる、もちろん盛り上がるけどミクが睨むから緊張する。
はらむううぅぅ!
カイトというボカロをインストールした。もちろん中古である程度歌をうたえるようになっている。ミクちゃんはなんとなく不機嫌だった。
「こんにちはマスター」「こんにちはカイトさん」「マスター、マスター、どうしてカイト兄さん?」「え?鏡音さんたちが良かった?」「そうじゃないですけど」「ミクちゃんとデュエットできるかなって、曲も出来そうだし」「こらこらマスターを困らせちゃ駄目だよミク」「兄さんはお黙り!」
ギュッとミクちゃんに抱き着かれる、ビックリしたけど頭を撫でれば嬉しそうだった。
「マスターはミクのです!」「うふふミクちゃんは可愛いな!」「‥マスター、俺は?」「カイトさんも可愛いよ」「マスター!」
早く帰りたい!あああハニィ!遅くなってごめんよぉぉ!!
「ミクちゃーん!ただいま!」「お帰りなさいマスター」
ミクちゃんはそわそわとしながらもお帰りなさいと言ってくれる。おそくなっても出迎えてくれて寝るときも「おやすみなさい」と言ってくれる。
「何か歌いますか?」「うん、ミクちゃんが好きなのが聞きたい」「前のマスターの歌でも大丈夫ですか?」「もちろん」
歌い始めるミクちゃんをお酒片手に見つめた。歌姫さんみたいで今度衣装をダウンロードしてあげようと思った。
「ミクちゃんはどんな服が好き?」「えっ?」「みてみて、今って凄いね、こんなにたくさんあるんだね」「ま、マスター‥ミクはこのままでも」「お礼がしたいの、ミクちゃんに歌をあげられないから」「そんな」「これも可愛いね、マーメイドドレスも似合うと思うんだけど」「‥マスター、」「黒もいいけど、どうかなあ」「マスターが似合うと言ってくださる服がいいです」「そう?」「はい」
いくつか課金してダウンロードしてみた。その夜は酔いが回って眠るまで、ミクちゃんの衣装を取っ替え引っ替えしていた。
こんな夜もあるという話
「‥昭和歌謡ですね」「嫌い?」「いえ、歌えるなら幸せです」
ある程度調教されていたミクちゃんを扱うのは私にもできた。よかったと思いながらまたひとつ教えた。
「マスターの年齢を考えたら‥マイナーかと」「そう?好きよ昭和歌謡」「前のマスターは流行りの歌でした‥しかし昭和歌謡も歌いやすいです」「よかった!」
ミクちゃんは鏡音ツインズより従順な気がします^^