護星天使が人間を擁護する事に説得力ゼロ。寧ろマイナス。
ゴセイナイトもゴセイジャーも地球を護っているのではない。地球環境を護っているのだ。それなのに、地球を護っていると宣うから、己の行動指針に矛盾が生じるのだし、マトリンティス帝国の面々――と言っても二人だけだが――に揚足を取られるのだ。
そんな訳だから、「地球を汚している」人間を擁護する事に全然説得力が無い。
素直に地球環境を護ると言えばいいのだ。それは、人間存在を肯定とする考え方だから、人間の行動を擁護するのも容易い。
今更こんな事を言うのも何だが、そもそも何故天使が地球を護るんだ。天使が守護すべき相手は人間だろう。地球は人間に生活の場を与える物に過ぎない。
前回ゴセイナイトが望に洗脳されてマトリンティス帝国を敵と看做す様になるだろうと予想した。
実際は、望と見習天使どもに、だった。望だけにこんな事をやらせたらミナライーズの存在意義がなくなるからだろう。
ゴセイナイトは所詮ヘッダーだから天使や人間よりは単純にできているんだろう。だから、あんな説得力の無い言分を受容れてしまうのだろう。
そんなゴセイナイトでも、天使5人より断然キャラが立っている。物事に悩む様は深みがある。主人公達5人に比べれば。
今回はゴセイナイトと望との交流に一寸比重が掛っていたので、ゴセイメンバーの十把一絡げ感が何時もより強かった。せめて台詞を5人で分け合って言うのを止めればいいのに。
メタルA、今時おっぱいミサイルとは素敵だ。操作パッドが武器に変るのもカッコ好かったし。
次回はリーダーが誰かで揉める様だ。リーダーはハイドじゃないの? 一応、設定上は。ま、いっけどね。
話題:天装戦隊ゴセイジャー
製作年:2010年
製作国:韓国
監督:ユン・ジェギュン
上映時間:107分
原題:HAEUNDAE/TIDAL WAVE
配給:CJ Entertainment Japan/パラマウント
詰んなくて始って二三十分で見るのを止めた。
「気の強い美女とそれに振り回される男」というパターンが大した違いもなく複数のカップルで描かれる。見ていて飽きる。こっちのカップルがああだからあっちのカップルはこうしようなんて風にスタッフは思わないんだろうか。
原題が『HAEUNDAE/TIDAL WAVE』だから津波よりヘウンデ海岸の人々の日常がメインの作品なんだろう。それならそれでもっと多彩な人間模様を描くべきだ。例えば『クラッシュ』(CRASH、2004年、米、ポール・ハギス)の様に。
話題:最近観た映画
カザリ達グリード4体の人間体が登場した。雄3体は、皆似たり寄ったりでどいつも好みではない。メズール人間体(雌)は可愛かった。
雄3体は、人間体に今時の可愛い男の子を起用し声も演じさせる(松本博之は1980年生れだが)。雌1体は、声は声優(30代女)で人間体は美少女を起用する。武部直美プロデューサの趣味が端的に現れている配役なのではなかろうか。
大体、キャラの感じから行ったら、ガメル人間体は、『キバ』の力の様な感じになるもんじゃないのか。メズール人間体も、何で女子中学生なんだ。ウヴァ人間体だってもう一寸年嵩の方がいいのでは。
ま、可愛い男の子を侍らせたいというのが腐女子プロデューサの意向なのだろう。ゲンナリ。
敵グリード4体の人間体は、アンク同様、実在の人間を乗っ取ったものなんだろうか。カザリの台詞からするとそんな感じがする。今後乗っ取り主と乗っ取り先とで葛藤が生じたりするのか。或は人間体を盾にしてオーズの攻撃を回避したりとか。『カブト』のワームの様にこの手の設定はいい加減に扱われるから余り深く考えない方が好いのだろうけど。
鴻上がメダルを集める理由は秘密なんだとか。プロデューサやメイン脚本家をはじめスタッフも知らないんじゃないのかな。
次回、三色とも緑のオーズが登場する。それも大量に。一寸楽しみ。
話題:仮面ライダーオーズ/OOO
マトリンティス帝国は、「帝国」を名乗るから大規模な組織と思いきや、主な構成メンバーがボスとその秘書の二人のみ。
ウォースターも幽魔獣も、内実はマトリンティスと同様だったけど、外様或はぼっちとは言え、ブ(武)レドランが居る分マトリンティスよりは規模が大きい様に見えた。
てか、ウォースター、幽魔獣、マトリンティスと代る度に敵組織がどんどんしょぼくなって行ってる様な気がするんだけど。
マトリンティスのボス、10(テン)サイのロボゴーグは、今は無き文明の残滓で勝手に皇帝を名乗っているのか。それとも、マトリンティスは機械の国で、ロボゴーグは正当な皇位継承者なのか。前者の場合、ゴミボロ若大将に様なキャラに見えてしまう。
【追記始】マトリンティスは平和な文明国だった様なので前者の様だ。2ちゃんねるの書込によると次回詳しく説明されるらしい。【追記終】
テレビ朝日公式サイトによると、マトリンティス帝国が滅んだのは、今から500年前だとか。五千年前でも五万年前でも五億年前でもなく、たったの五百年前。『オーズ』のグリードが封印されたの(800年前)より新しい。『ジャスティライザー』のカイザーハデスが封印されたの(450年前)より一寸古い。日本は、戦国時代。『ライオン丸』の頃か。何だかなあ。
【追記始】ロボゴーグの説明個所に「500年前」とあるのが誤記で正しくは「4500年前」だ。道理で。【追記終】
マスターヘッド(の支援)を失い、再び護星界に帰れなくなった五人が一人一人その心境を語る場面は、見ていて少々恥しかった。特にアグリ(とモネ)。あれは尺稼ぎの為なのかなあ。
ゴセイナイトが地球汚染反応の無いマトロイドに攻撃を躊躇してしまうというのが好かった。次回、望との交流でゴセイナイトはマトリンティス帝国を敵視するよう洗脳されちゃうみたいだけど(笑)。
話題:天装戦隊ゴセイジャー
第4話にして漸く面白くなって来たといった所か。それなりにバックボーンのある敵(カザリ)と遣取をしたからだろう。
話題:仮面ライダーオーズ/OOO
幽魔獣篇の最後にしては盛上らなかったけど、映像やアクションが好かった所があったし、望が五人にデータス越しに語掛ける場面で一寸ほろりとしたしで、『ゴセイ』としては良い方かなあなんて思った。我乍らすっかりハードルが低くなっている。
話題:天装戦隊ゴセイジャー
【追記】
ゴセイアルティメットの変形過程がカッコ好かった。
アルティメットストライクが着弾した際マスターヘッドの顔が現れたのに大笑いした。