面白かつた。コミカルで軽妙なハードボイルド。因みに2回見た。
ボコられメイクの、則天道場塾生役、野村周平が可愛かつた。「彼女、居るの?」「童貞なの?」と軽く言葉攻めをされるのも中々ナイスだつた(笑)。
謎の依頼人、コンドウキヨウコの正体は、幾ら何でもばればれ。彼女からの最後の依頼以降の展開も何となく読めてしまふ。
とはいへ、それ以外脚本は好かつた。キャラ立てもしつかりしてゐる。演技も演出も好かつた。特に悪に正義の鉄槌が下される懲悪振りが実に清々しい。結構長尺にも拘らず全然飽きずに見てゐられた。素晴らしい。
エンドロールで高嶋政伸の名前を見て
「え! 何処に出てたの?! 新聞記者松尾の恋人? な訳無いよね」
と思つた。二度目に見て
「ああ、確かに高嶋政伸だ」
と思つた。驚き。前髪を下ろしただけで随分印象が変るなあ。
竹下景子も最初彼女だと気が付かなかつた。声を聞いて
「もしかして竹下景子なのか」
と思つた。
カルメン・マキの主題歌も本作によく合つてゐて素敵だつた。
小雪は何時も乍美人だけど眉の辺りが妙に陰気臭い(幸薄げなのとは違ふ)。嘗てのいしだあゆみの様だ。まあ、いいけど。
話題:最近観た映画
続きに【ネタバレあり】
全体としてつまらなくはなかつた。戦闘が始る前の、キャラやキャラを取巻く状況を説明した冒頭部分は、糞つまらなかつた。見るのを止めようかと思つた程だつた。戦闘が始つてからは面白くなつた。戦闘場面の映像は大変迫力があつた。しかし、ドラマらしいドラマが無いので(あつてもプロパガンダ)、途中から厭きた。終盤、主人公達がヘリコプタで避難しようとする時に主人公が敵の司令本部を攻撃しに行くと言出した場面で
「ええ! まだ続くのお! 一区切りついたんだからもう終りでいいよお(´Д`)」
と思つた。
米国国威発揚面を強化した『インデペンデンス・デイ』で、米国海兵隊の一小隊の視点で描いた、スティーブン・スピルバーグの『宇宙戦争』といつた感じだつた。又、本作は、SF映画でなく(少なくとも、SF的なテーマを掲げた映画ではない。)、SF的設定を導入した戦争映画だ。それもかなりシリアスな。
本作の米国国威発揚振りから米国の危機感といふか必死さ、余裕の無さが見て取れる。
――作戦の指揮官は「敵を生かしておくな。必ず殺せ」といつた事を命令する。
――主人公は捕へた敵(完全に戦意を失つてゐる)を生きた儘解剖する。その解剖に民間人も率先して協力する。そして、この様な残虐行為は当然の事で、全く非難されるべき事でないかの様に描かれる。
――民間人も自ら武器を取つて戦ふ。負傷して瀕死の状態にあつても、自分の死後、我が子が安全である様になどと願つたりしない。
――敵との和平は子供染みた馬鹿げた考へだといふ意味の事を民間人が語る。
――民間人の父親が死んだばかりの年端も行かない少年に対して主人公は慰めの言葉もそこそこに一緒に戦ふ様にと語る。それに応へて少年は戦ふ事を誓ふ。
「自分たちは消耗品か」と問う部下に主人公が答へる場面は、本作の感動ポイントの一つなんだらう。私は感動しなかつたけど、戦死した部下の氏名と認識番号をすらすら言へる主人公の記憶力に感心はした。
本作は「俺達の戦ひはこれからだ!」といつた終り方をする。強烈なプロパガンダ振りの割に敵を撃退できてゐない。この辺りにも米国の危機感が表れてゐると思ふ。まあ、地球人の作つたコンピュータ・ウィルスで敵宇宙船のコンピュータがダウンしたり、地球の微生物に感染して敵宇宙人が死んだり、ましてや地球の音楽を聴いた敵宇宙人の頭が吹つ飛んだりなんて展開は、シリアスな戦争映画である本作で行へないだらうけど。
話題:最近観た映画
一寸中弛みがあつたけど、面白かつた。サスペンスフルでアクションがカツコいい。子役のキム・セロンの演技が上手い。結構感動的。
巨漢と一緒に主人公の質屋に押入つた組織の人間で、クラブのトイレで殺されたキム・ドチ役のイ・ジェウォンが可愛かつた。
組織のベトナム人、ラム・ロワン役のタナヨン・ウォンタラクンがカツコ好かつた。タナヨン・ウォンタラクン自身はタイ人だとか。
「窓ガラスをぶち割って外に飛出るウォンビンの背中をカメラが追掛ける」といふカットが印象的だつた。クール。
マンソク兄弟とオ社長の関係が何だかよく解らなかつた。オ社長がマンソク兄弟に麻薬取引を外注したといふ解釈でいいのかな(草加雅人風)。
ウォンビン(の可愛さ)目当に見たんだけど、以前程ウォンビンが可愛いと感じなかつた。残念。ウォンビンが不相変カツコ好くて可愛いのは確かだから――短髪笑顔がキュート――私の好みが変つたのだらう。
話題:最近観た映画
以下続きに【ネタバレ】あり。
つまらない。女同士のドロドロした争ひなんか見る気がしない。作りもチープ。クイーンのキャラに共感できるのならまだどうにか見てゐられたかもしれないが、全然共感できない。只でさへつまらないのに悪に対する応報が相変らず無いので不快ですらある。
『フォーゼ』は、怪人スイッチがガイアメモリそつくりなせいもあつて、『W』の縮小再生産に見える。弦太朗が翔太郎の様な不愉快なキャラにならない事を祈る。
話題:仮面ライダーフォーゼ
バスコが素敵だ。これからも軽い調子で悪辣な事をしてゴーカイジャーを苦しめて欲しい。そして盛大にしつぺ返しを食らつて悪党に相応しい最期を遂げて欲しい。
視聴中は
「巨大化光線を浴びた訳でもないのにウルザードファイヤーとズバーンが何故巨大化するんだ」
と思つたけど、視聴後
「さういへばこの二人は設定上巨大化できるんだつけ」
と思つた。
バスコは、ゴーカイジャーを6人全員戦闘不能にした時点でゴーカイジャーから大いなる力もレンジャーキーも奪ひ放題なのに何も取らなかつた。まあ、作劇の都合上仕方無いか。
話題:海賊戦隊ゴーカイジャー
西村和彦、キタ━(・∀・)━!! とつても素敵だつた
見た目もアクションも四十代半ばと思へない位素晴らしかつた。イケメンでスタイルが良くて演技がしつかりしてるのは言ふ迄もないし。
今回の『ゴーカイジャー』は脚本も良くできてゐて見応があつた。シドを思ふジョーの心情が感動的だつた。
話題:海賊戦隊ゴーカイジャー
改めて思つたんだけど、弦ちゃんは笑顔が可愛い
笑顔の可愛さに免じて、糞ダサい髪型と服装や棒読み演技を大目に見てあげてもよくつてよ(笑)。
カメレオン怪人の正体とクイーンのプライバシーを暴露した者は、別人の様な気がするんだけど、どうか。
案の定、アメフト部主将とオリオン怪人三浦に対する応報が描かれなかつた。
クイーンがプレゼントを捨ててる所をバラされたのは、「ざまあ、見ろ」といつた感じだつたけど、秘匿権が侵害されたのは、一寸可哀相だつた。
因みに、「愛」と書かれたペンダントは、私もダサいと思つた
クイーン・フェスのパフォーマンスを、ユウキが一人でやつたのに対して、クイーンは取巻を従へて三人で行つた。普通にズルくて可笑しいだらう。ディフェンディング・クイーンの特権か?
JKの中の人の台詞回しが比較的マトモだつた。比較の対象が主演俳優だから当然か。
話題:仮面ライダーフォーゼ
第26話〜第38話を見てゐない。その上でいふと『オーズ』は、つまらなくはなかつたけれど、変身エフェクト等の見た目の華やかさの割に何だか地味な印象だつた。悪くはないのだけれど、特に心惹かれる物もないといふか。
見てゐない話を見れば又別な感想が生じるかも知れないけれど、大して見たいと思はない。
話題:仮面ライダーオーズ/OOO
『アバレンジャー』を殆ど視聴してゐないせいか三条夫妻を見ても
「誰、此奴等」
としか思はなかつた。
「鎧以外のメンバーは、アイムに多面的な様がある事をとつくに知つてゐた」
といふ落かと思つたら違つた。
花婿姿の鎧が一寸可愛かつた。普段と髪型が少々違ふ丈で結構印象が変る。
話題:海賊戦隊ゴーカイジャー
凱、カツコいいよ、凱。
何だか、いかにも井上敏樹脚本らしい内容だつた。ビビりのマーベラス(一段後ろで変身
)とか、退屈しきつた賞金稼ぎとか。
鎧/ゴーカイシルバーが凱/ブラックコンドルを感知できないのは作劇の都合だらうけれど、井上敏樹脚本には珍しく不自然さを感じなかつた。
話題:海賊戦隊ゴーカイジャー