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「待つ」太宰治(青空文庫)

《わたし、待つわ。いつ迄も待つわ。》

それなりに面白かつた。

戦時下の不安といつた感じか。今作のヒロインと比べれば、あみんの『待つわ』のヒロインの方がまだマシ。

話題:本の感想

『鍵のかかった部屋』Episode3「盤端の迷宮」

面白かつた。

榎本と言ひATARUと言ひ、指を擦るのが流行なのか。『ATARU』と何だか似てゐると思つたのはこの指擦りのせいだらう。キャラも話も結構良くできてゐた。『ATARU』と違つて、原作力のお陰か。

話題:ドラマ全般

「新ハムレット」太宰治(青空文庫)

《妊娠小説かよ!》

面白かつた。

各人が他者の真意を忖度する。併し誰も真意を正しく捉へてゐない。微笑ましい。

幽霊もローゼンクランツもギルデンスターンもフォーティンブラスもオズリックも登場しない。ハムレットはfatでない。ハムレットもクローディアスもオフィーリアも死なない。

話題:本の感想

『ATARU』CASE 03(MISSION 03)「身勝手な男心vs奇妙な女心」

《×障がい。△障害。○障碍。》

それなりに面白かつた。「障がい」のテロップが不愉快だからもう見ないだらう。

警察が馬鹿過ぎる。主人公でなくても警察ならその位、普通、気附くだらう。警察を盆暗に描くのは構はないけれど、上記の様な事を感じさせない工夫をして欲しい。――と思つたけれど、取調の様子をハーフミラー越しに、被害者の妻と言へ、民間人に見せるトンデモ警察だから捜査能力もこの程度であると、作り手は言ひたいのか。シリアスな『時効警察』の総武署みたいな感じ?

顔の濃さ
北村一輝:濃い
田中哲志:普通
中村靖日:薄い
この三人の場面が一寸微笑ましかつた。

ATARU #3

話題:ドラマ全般

『三毛猫ホームズの推理』第3話

《ホームズは雄なのか雌なのか》

面白くなかつた。続きを見なくてもいい。

マツコ・デラックスが棒読み。加藤あいが綺麗。テンポが悪い。主人公の兄の説教場面が恥しかつた。

話題:ドラマ全般

「光と風と夢」中島敦(青空文庫)

《幽体離脱は死の予兆》

つまらなくはなかつた。

無為に齢を重ねて来た者には結構キツい。主人公に中島敦の生涯を重ねると興味深いかも知れない。サモアの情景描写が中々好い。作中の日記はまるでロバート・ルイス・スティーブンスン本人のであるかの様な錯覚に捕はれるかも知れない。

話題:本の感想

009 RE:CYBORG (原作:石ノ森章太郎『サイボーグ009』)西暦2012年秋公開

009.ph9.jp

ピュンマがカツコいい。あんまり活躍する機会がないから見た目丈でも良くして貰つたのか知らん(笑)。

話題:観たい映画 気になる映画

『梅ちゃん先生』第4週「ヒポクラテスの乙女たち」(火)

面白くなかつた。

見てゐて恥しい。もう見なくてもいい。でも、高橋光臣が気になる。もう出演したのか。

話題:梅ちゃん先生

『梅ちゃん先生』第3週「やるなら、やらねば」

それなりに面白かった。

主人公は、因数分解を知らない。2次関数も解らない。元素記号もろくに覚えていない。現在進行形は聞いた事がある程度。こんなんでよく医専受験をしようと思うものだ。

とは言え、合格して終う。予告でそう告げているし、そもそも、合格しなければお話にならない。戦後のどさくさにまぎれてH大に入学したという『動物のお医者さん』の漆原信教授を連想した。

話題:梅ちゃん先生

「アッシャー家の崩壊」 THE FALL OF HOUSE OF USHER エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳(青空文庫)

酷い悪訳だけれども、内容はそれなりに面白かった。

『だれもがポオを愛していた』巻末エッセイを思出し乍読んだ。確かに犯罪小説として読める。興味深い(笑)。

悪訳例

その1
少なくとも私には――そのときの私の周囲の事情にあっては――この憂鬱症患者が彼の画布の上にあらわそうとした純粋な抽象的観念からは、あのフュウゼリのたしかに灼熱的ではあるがあまりに具象的な幻想を見つめてさえ、その影すら感じなかったほどの、強烈な堪えがたい畏怖の念が湧き起ったのである。

その2
彼がそれを聞かしてくれたときそんなに強い印象を受けたのは、おそらく、その詩の意味の底の神秘的な流れのなかに、アッシャー自身が彼の高い理性がその王座の上でぐらついていることを十分に意識しているということを、私が初めて知ったように思ったからであろう。

その3
いかにも、非常に濃く立ちこめている雲も、こういう有様を認めることを妨げはしなかった、――が月や星はちらりとも見えなかった、――また稲妻のひらめきもなかった。しかし、我々のすぐ周囲のあらゆる地上の物象だけでなく、騒ぎたっている雲の巨大な塊の下面までが、屋敷のまわりに垂れこめてそれを包んでいる、ほのかに明るい、はっきりと見えるガスの蒸発気の奇怪な光のなかに輝いているのであった。

話題:本の感想
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