スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

言葉の拙さは

 


生きていたときはあんなに離れた存在だったのに、今は何故こんなに近いんだろう。悲しいんだろう。






友達の身近な人が亡くなりました。彼女の義兄。四年前の再婚での兄妹。

私もその人とは面識があったから、本当に驚いた。
なによりショックを受けたのは、友達の‥、ーなんといえばいいんだろう‥。上手く言えないけど「何も見ていない眼」。かすれたガラス玉みたいで。お葬式で見た彼女は、泣いてもいなくて。写真を持って顔をクシャクシャにしてるお母さんを見つめていた(いや、見てたのは写真だったかもしれない)。

交通事故だったらしい、とか自殺、とかまことしやかに近所のおばさんみたいな人達が話しているのを聞いた。私も本当のことは知らない。

きっと友達は聞こえていただろう。



彼女が泣いたのは電話口でだった。

思い出を聞いた、彼女の想いを聞いた。義理でもちゃんと家族だったのよ、そう泣いていた。
数回しかお兄さんには会っていないけど、その仲の好さは知っていた。

胸が苦しい。眠れない。

時が解決することなど、本当に今まであったのかさえ、彼女を見ていると疑いたくなる。


 
前の記事へ 次の記事へ