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タイトルなし

「じぇくとぱぱだ!」「よぉ、嬢ちゃん」「だっこ!」「おうおう、俺ぁ一応敵だぜ?」「わたしには関係ない!もーまんたい!」「‥よし、このままカオス側にくるか?」
仔犬を抱きかかえてジェクトは豪快に笑う、ピクピクと尻尾を揺らして目線は空を見上げていた。
「ん〜どっちにいても、たのしいけどね」「そりゃあ、めでたいな」「クリスタルは大切だから、わたしはコスモスを守りたい」「そーか、そりゃあ残念だなぁ‥じゃあ、このままさらっちまうか?」「やんやん!ジェクトぱぱはそんなことしないもん!」「なんでだよ」「‥ゆったもん“アイツと仲良くしてくれ”って、それにわたしをさらってもうるさいって叱られちゃうでしょ!」「あー‥そうだな、叱られるなぁ」「時々会って、あそんでくれるだけでいいの!」「ガキのおもりはたくさんだぜ」
ギュウギュウと仔犬はジェクトに抱き付いて頬に唇を押し付ける、ぱぱだいすきと言われる度に困惑してしまうのだがサラリと流すことのほうが多かった。
「だからね、戦いが終わる頃にはわたしティーダのママになれるよう頑張る!」「はっ?」「だから、ジェクトぱぱはわたしをおよめさんにするんだからね!たくさんたくさんティーダの弟と妹つくろうね!」「‥‥まじかよ」
せめて“娘”になるとか言ってくれとジェクトは仔犬の瞳の中の揺らめく炎を見つめて大きな溜め息をついた。

DF版仔犬の野望(笑)
無邪気なヤンデレって怖いけど可愛いなぁと思いました。
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