昨日は天気雨が降ったり止んだりしていたが、今日はよく晴れたようだ。爆睡していてもカーテンから漏れる日差しが暖かくてぽかぽかしていた。
黒柳徹子さんの半生を描いたお昼のドラマ『トットちゃん』もそろそろ終戦に近づいてきた。度重なる空襲で東京を脱出して、母親とともに青森の三戸へ疎開しているトットちゃん。
ドラマでは偶然、青森の佐々木と汽車で相席になったご縁でリンゴを貰い、黒柳徹子さんのお母さん・朝さんが幼い徹子さんを連れて佐々木家に疎開させてもらったことになっているが、ドラマにには描かれていないアナザーストーリーがある。
佐々木からリンゴ農家をやっていることの他に、東京の学校へ行かせたい息子がいることを聞いた朝さんは佐々木家の息子を黒柳家に下宿することを承諾する。程なくして佐々木家の息子が上京。佐々木家からリンゴが届くようになるが、上京して少しして佐々木の息子の元に赤紙が来て学徒出陣してしまう。だから黒柳家にいたのはほんの短い間だったが、息子を預かってもらった手前、疎開してきたことに佐々木家は断る理由はなかった。
ドラマにこんな経緯も描いていたら「リンゴをもらっただけで?」と厚かましく感じなかっただろう。三ヶ月でまとめる手前、割愛するエピソードがあるのはしょうがないとしても、原作を読んでいない人には疑問が残るようでTwitterでこのことを書いたらたくさんの方々がリツイートして下さってたので、少しは徹子さん一家のことが理解されたようで嬉しく思う。
しかし、都会の人と田舎の人。ましてや黒柳家は芸術家の家庭。生活はまるで違うから村の人々は外国人を見ているかのよう(笑)。朝さんは本当に苦労したはず。本当に嫌な時代だったね。
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