今は美しいお月様が部屋を照らしている。梅雨の中休みに入ったようだ。私は生理痛に見舞われ、情緒に酔う余裕はあまりなし(笑)。
ドラマの最終回が続き、もう観てるのは朝ドラ『とと姉ちゃん』ぐらいか。『奇跡の人』はずっと観ていたかったのになあ!
今夜の『トットてれび』の最終回は森繁久彌さんとのエピソード。晩年の森繁さんは口数が少なくなってたのをそのまま描いていた。最後の『徹子の部屋』出演のは観た記憶がある。徹子さんが話しかけてもただじっとしていて動かなくてハラハラした。あの頃のワイドショーでは誰かの訃報のたびに森繁さんがコメントしていて「みんな先に逝ってしまう」と悲しい表情ばかり。本当に淋しかったのだろう。
『トットてれび』で徹子さんの人生を振り返ってみても、つくづく昭和っていい時代だったんだなと思う。戦中戦後はひどかったけど、一人ひとりの頑張りで国が豊かになり、それが実感できた時代。今、物質的に恵まれてるのは昭和に生きた人たちの血のにじむ頑張りがあってこそなのだが、当たり前のことで気づかず今を生きている自分が恥ずかしいくらいですな。
平成に入り日本のエンタメ界も様変わりして、スターらしいスターが消えたので夢がない。映画もテレビドラマも同じ顔ぶれで貴重さが感じられない。演技も歌も大して上手くない、器用なエンターテナーも不在。だからますます作品が無機質になっていく。これは深刻だ。
そう考えると、歌もお芝居も司会もすべてやってのける黒柳徹子さんみたいな人はもう出てこないだろう。どうか長生きして欲しいね。
いつも拍手ありがとうございます
最近のコメント