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矢印が並ぶことはあっても、向きを変えることはない

三角関係が今お気に入りです。一方通行すぎて、報われない。


一人は自分の気持ちしかわからない、かなり鈍感なおおらかな性格の持ち主。世話好きで、自分より小さかったりと弱いものは守る対象、お人よし。近くにいると安心する、日だまりのようなひと。好きなひとが幸せなのが幸せ、と本心でなくとも笑顔を浮かべて言えるような。

一人は三人の感情を知っている、勘のよいずる賢い人。沢山より少し。相手が上記の人で、優しいから突き放せないのを知っていて隣にいる、気持ちを告げないで隣にいる、隣にいれるだけでも幸せと自分に言い聞かせる。でも内心は自分だけを見てほしい。

一人は自分に寄せられる好意だけに気付かない。好きだけど、振り向いてくれないのをわかっている。一番上に記した人が本来憎くて仕方ない筈なのに、元々その人の性格からか、いい人すぎて憎めない。辛い。利用されているとわかっていて、すぐ上に記した人が大好きだからやめられない気の毒なひと。


こんなひとたちの報われることのない話。
真ん中の人と一番上の人の話、とか。
一番下の人と真ん中の人の話、とか。
一番下と一番上の人はあんまり話す間柄じゃない、のかな?上の人は眺めてるだけでもいいみたいだから。(自分で書いたくせになげやり)

本職と言い張ってみる

が、三日坊主は否めない。

サイト連続更新、一日一作計画続行中。(四日目!)いつまで持つか見物だと、我ながら思ってる。
無謀、無謀。わかっているけど挑戦。


一日に一作品は仕上げ、上げること。(ジャンル問わず)


と、勝手にルール作った。後悔してる。
自サイトのお題消化も兼ねようとしたら失敗した。SSSの詰め合わせ、二回したけどどっちのやり方も面倒だった。
長編もそれで更新しようとした。今日は『最期の遊戯』。まあ『愚者』をそれでやるなら、アップを先ずしなきゃなんだけど。
あと、ふざけたゲームも作ってみた。何がふざけているかというと製作者(私)。物語はふざけてない、シリアスめ(だといいな)。完成しきってないから上げるべきか迷う。

そういやテンプレも久々あっぷ。最近お題ばかりだったから。子ページも調子にのって製作。そこに上げてないお題使ったからいつか上げよう。


空腹と眠気に襲われている。寝たい。

血色の花蕾(仮)

「ねぇ――。私、此処を去るわ」
「どうして」
「大好きな人がいるの。ずっと、一緒にいたいって思える程の人が」
「この世界よりも?」
「ええ」
「それは人間?」
「ええ」
「貴女より先に死ぬ」
「ええ」
「合いの子は不幸に見舞われる」
「そうよ」
「なら、何故」
「一緒にいたいから。ただ、それだけよ」
「…………」
「わからないって顔してるわ」
「理解出来ない」
「いつかわかるわ、きっと。それが同種か人間か、私にはわからないけれど」
「必要ない」
「……ふふ」
「何を笑う?」
「永い年月を経て、解っていくものなのよ。私も昔は必要ないと思っていたわ」
「……そう」
「さて、そろそろ行こうかしら」
「貴女は犯罪者。それも大罪を犯す」
「……ええ」
「いくら貴女でも捕まれば終わり」
「ええ」
「それでも、行くの?」
「もちろんよ」
「扉の鍵を掛け忘れた」
「……え?」
「私は本を読んでいる」
「………………」
「よって私は誰が渡ろうと気付かない」
「……あ、りがとう…………」
「………………」
「ありがとう、ごめんなさい……ありがとう……!」



***

昔、人間が夜に明かりを点す前。
この世界には吸血鬼という存在が蔓延っていた。
彼らは人によく似ており、見目麗しかった。男女関係なく歩くだけで人々を魅了していく程に。

しかし、その本性は至極獰猛。魅力に捕われた人間を掠い、首筋に鋭利な牙を突き立て、溢れる鮮血を啜る。
人間は彼ら吸血鬼にとって補食の対象であった。
そのため扱いは酷く、血を吸われた人間は殺されてしまう。無惨にも、干からびた姿で発見された人間は多々いるのだ。


**

それは、一夜限りの遊戯

昨日……一昨日?19日の話。

お泊まり会の翌日なんだけど、友達の一人が起きて、目を擦る。


友達1「なぁ〇〇(←他の友達の名前)、目痒いから」
私「舐める?」
友達1「洗面所貸して」
友達2「いーよー」
友人「なんで舐めるん」


リアルに「舐めて」って言うと何故か思ってしまった。
眼球舐め。眼球舐め。粘膜だからきっといけると思うんだ。


ていうかお泊り会楽しかったけど、やっぱり自分の家がいいなあ。なんつーか、遠慮するし。(荷物重いし←)
親と下二人いなきゃ私の家提供できそうなのに。(あくまで『出来そう』)
おばあちゃん家が1番よさそうなんだけど。

あーまたあのメンバーで遊びたいなあ。

金糸雀

横恋慕。



――――

「――ひ、あぁぁあああっ!!」


びくびくと、痙攣する肢体。
くすくすと、抑え切れない笑い声。
先程まで必死に髪を乱していた彼は、イった快感からかぐったりと浅い息を繰り返している。
ぺろりと手で受け止めた白濁を見せ付けるように舐め取った。


「あーあ、オレの手でイっちゃったね。結局快感さえ拾えれば誰でもいいんだ?」

「ちが……も、許し……」


潤んだ瞳。朱に染まる目尻。赤みを帯びた肌。紅の花が咲く。
震える喉から搾り出されたのは掠れた声。

(ああ、馬鹿な子。そんな風にしても相手を煽るだけだと教わらなかったのかい?)


「だぁめ」


びくりと強張った彼の身体に舌を這わせる。一々反応を返してくれるこの愛らしさ。

怖ず怖ずとこちらを窺う瞳には明らかな恐怖。それから身体が覚えてしまった微かな期待。


「な、」


言葉を遮るように膝に手を添えて大きく開かせた。

抵抗されるものの、それはあまりに微弱で意味を成さない。
元々彼はオレに抵抗なんて出来ないのだ。そのように昔から躾ていたのだから。


「ねえ」


助けて、と。彼と恋仲にある男の名前を呼びだした彼に気分が急降下していく。

そっと彼の秘所に指を滑らし、臍に唇を落とした。
曝された喉から引き攣った叫びが零れる。


「ここにオレの精液をたっぷり注いでさぁ……孕んだらあの人、どんな顔するかなあ」


くすくす、抑え切れない笑い声。
孕むことなど性別上有り得ないというのに、彼なら出来そうだなんて馬鹿らしい考えを持ってしまう。


「、やめ……」

「そうだね」


とうとうしゃくり上げ始めた彼ににっこりといつもと同じ笑みを見せた。



「あの人が帰ってくる前に終わらせてあげる」



希望を絶望に塗り替えて、闇に突き落として。あの人の手を振り払う彼を、オレが抱きしめてあげる。




糸雀




(20090821)
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