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魔女の住むお菓子のお家

落乱トリ



 私を産み、妹を産んだ母はついぞ命の灯を消した。
 涙は出なかった。いつか近い未来こうなると私は妹の産まれた十年と少し前からわかっていた。それが、今日であっただけのこと。
「○ちゃん……」
「大丈夫、私がいるわ」
 不安がる妹の手を握った。
 不安がないといえば嘘になる。だが私は学生とはいえもう成人だし、妹は義務教育中の学生だ。残された財産も幾分かある。なんとかやっていけるはずだ。
 見知らぬ伯父や伯母の世話になどなりたくない。



 身体の弱い母だった。周りの反対を押し切って、最愛の夫である父と信用できる医者と顔なじみの看護師に助けられ二人目を産み落とした。
 父は妹が産まれた六年後に死んだ。いずれ逝く母のために、住家を整えに先に逝ったのだ。そう母は言った。
 私は弱り切った母を支えながら妹の世話をした。父と母はある程度の財産を所有しており、派手な生活ではなかったが衣食住に困ることはなかった。温かな家庭だった。
 母はいつも笑顔を絶やさない人だった。父が死んだときでさえ、穏やかだった。目に見えて憔悴していったが、それでも微笑んでいた。
 妹は美しく成長した。一人では何もできないかわいい天使。女が嫉妬する美しさ。妹いわく、クラスの男子は優しかったが女子は次第に冷たくなっていった。
 私のお下がりの白い制服を汚し持ち物を失い涙する妹に私は憤慨し、学校に抗議した。私が学生であったためか学校は取り合ってくれなかった。
 だからといって母に抗議しろというのもできなかった。彼女はもう床から起き上がることさえ困難であった。
 母は最期か細い声でこう囁いた。
「妹を助けてあげてね。あの子は他と違うから……」


 私は姉なのだ。
 小さな子供の唯一の血縁者だ。
 守らなければいけないのだ。
 何があっても。何が起こっても。


 財産のオマケに伸ばされる薄っぺらな笑顔を払うと、悪意に満ちた雑言が浴びせ掛けられた。
「私は、貴方たちの助けなどいりません」
 吐き気にぐらりと世界が揺れ、暗転。
 でも手の温もりだけは離さない。





「○ちゃん、ここ、どこ……?」
 そう。
「知らない、よ……」
 例え見知らぬ土地にいたとしても、私と妹がいるかぎり。
「お姉さんたち珍しい格好してますね」
「南蛮のっすか?」
「えーでもパパのお仕事の相手、こんな真っ黒の着てたかなあ……」
 見知らぬ土地で三人の少年に囲まれた。
「でもこんなところで寝てたら危ないですよ?」
 彼等は和服を着ている。
 薄汚れているから、普段着なのだろう。
 異質だ。
 空気が。空が。光景が。地面が。音が。
「少年たち、ここはどこだ?」
 私の言葉に顔を見合わせる少年たち。返された言葉にぐらぐらと目眩がした。
 泣きそうな妹を宥める。
「どこでもいい、住み込みの仕事を募集しているところを知らないか?」
「きりちゃん知ってる?」
「お姉さんたち住むとこないの?」
「生憎ここにはないな」
「あ、じゃあ学園で雇ってもらえればいいんじゃない? この間事務員もう一人欲しいって言ってたし」
「学園……?」


 そうして私と妹は、牢獄に放り込まれることになる。
 否、この世界そのものが牢獄か。


(20110121)

反面憎らしくもあった。
 何もしなくても愛される妹。大好きな母の命を喰らって産まれ、大好きな父の命を喰らって生きた妹。
 命を吸うから妹はそんなに美しいのでしょうね。


つまり妹が憎いけど好き。まあ大切。
妹は男にちやほやされる。容姿がいいせいと、妹がただ微笑んでありがとうというから。→ノーといえない日本人。
つまり自己満足を否定されないから男たちはより群がる。

歳が離れてるのでお姉ちゃんでなく○ちゃん。○ちゃん。はお母さんやお父さんがそうよんでいた。
何もできない。は語弊がある。させてもらえないからできない。させてもらえない。は妹がする前に誰かが仕事をとってしまう。
料理とかは難しいだろうけど、掃除とかはちゃんとできる。



まあ
妹←忍たま←×
ってとこかな。

妹は本当にノーといえないだけ。そんな人間。
姉は妹思い。心配に思いながらも笑ってるならいいか、と。
×は誰かと付き合ってたもしくは許婚だったけど、誰かが妹を好きになったからフラれたか浮気されたか。


トリした姉妹は学園に引き取られ働く。姉のほうが当然ながら仕事量は多く、妹は同い年の子供ということで交流を深めていく。
妹の美しさはここでも認められる。が、クラスの人たちと違いなんか怖い。そして、何故か天女と呼ばれるようになる。ノーといえない。実はこの世界の神による補整で愛されるよう設定されていた。
姉は仕事以外には自室にこもりっきりなので忍たまたちは興味ない。(一日の大半が仕事である。)というか妹に夢中で姉まで気にしてない。
姉は異質であることを自覚していながらも異質である学園を恐怖としている。時々やってくるタソガレの忍者意味わからん。
忍たまにちやほやされる妹にくのたまたちは嫉妬する。
そのうち恋人たちが別れるということも起こり、くのたまたちは興味ないから次第に冷たくなっていく。
そして妹はある日犯されてしまう。まあ理由として上げると天女堕としたい的なのでもいいし俺だけ見てほしい的なのでもいいし衝動でもいい。
で、妊娠してしまう。
姉妹にとってはこの年齢でだなんて異常だけどこの世界では有り得る。
で、男が名乗り出なくとも察した×が妹の頬を叩く。
妹を罵る×の罵声に、姉はつかみ掛かる。


↓は妊娠発覚の姉視点

 妹が懐妊していると新野先生がおっしゃったときぐらぐらと世界が嘲笑った。
 どうして。折角妹も笑えるようになってきたのに。日常を過ごしたかったのに。
 神様、これは試練なのでしょうか。貴方を思い出すための。貴方に縋り付くための。
 でしたらこれは効力はありません。なぜなら私は貴方を憎むからです。
 妹が身篭ったと知った忍たまたちは顔を見合わせ口を鎖した。
 気まずい雰囲気の中、破裂音が響いた。
 倒れた妹の前に立ちはだかるは一人のくのたまだった。
「この、阿婆擦れ!」
 聞くに堪えない言葉の羅列が流れていく。
 ああ、この女は何を言っているのだろう。気持ち悪い。
 妹の肚の中の子は、神の使わせた御子だろうに。
 断片的な記憶の中で、私は女につかみ掛かっていた。
 二十歳を嘗めんな。まだ身体の出来上がっていない子供にひけをとるとでも。
 姉を嘗めんな。家族のためなら喜んで修羅にもなれよう。

 冷たい土。頭の上で飛び交う言葉。叫び声。絡み付く腕。大人の声。
 薄れゆく視界で、妹の悲痛な顔がみえた。




とまあそんなこんな。
妊娠した妹は学園もしくは×に殺されてしまい、姉は感じていた恐怖が事実になったことを確認し、タソガレに行く。タソガレを信用するわけではない。姉にとってこの世界そのものが恐怖だから。
妹が死ぬことにより神がかけていた補整がとける。忍たまたちはくのたまに謝罪するがまあ元には戻れんだろうな。
で、学園から出ていった姉が機密事項を漏らすことを案じた学園が×に姉を消すよう命じる。×なのはあの騒ぎの一端であるための罰(表向き)まあ失敗して死んでも大丈夫か。
男も一緒にいく。というか許可得ず自分が騒ぎの最もの理由であるとついていく。

で、ある部屋で見つけてクナイなりなんなりを突き立てる。



 暗い屋根裏を伝う。
 何にも出会わずに、彼女の部屋へついた。
 暗い室内で彼女は座り込んでいる。
 彼女は自らが追われていると自覚しているのだろうか。
 妹が死んだというのに、学園を離れこうして他の城にいる。
 そういえば、あの女の死骸は何処へいったのだろう。忍たまたちが口をそろえて妖術に掛けられたと罵った元天女。
 人の子を孕んだからもう帰れないだろうに。いや、元々天女なんて嘘でただの人だった。

 思考を巡らせていると、彼女が何か囁いた。
 聞き取ろうと耳をそばだてたがわからなかった。彼を見遣ったが首を横に振られる。
 二人して聞き逃してしまうくらい、小さく早い言葉だったのか。

 暗い室内でゆらり、ゆらり、蝋燭の炎が揺れる。
 クナイを飛ばしてもよかったのだが、気まぐれから足音無く降り立った。
 彼女の上げられた顔にぞっとした。
 膝の上に置かれた彼女の手にはそれより小さな誰かの手が重ねられている。
 立ちすくむ私にあの女にそっくりでいながら凍りつくような微笑を浮かべ、「待っていたわ」と囁いた。


↑本当は妹の死骸や頭抱かせようとしたんだが、狂っぽいのでやめた。


姉妹は死ぬことで元の世界に戻ることができる。
元の世界はトリする前から一時間程しか経っていない。が、場所は控室。
妹がずっと手を握っていた。それが最後に×の見えた手。

×は多分タソガレから帰ってこない。そこで死んだか、もしくは学園を辞めたかは不明。
まあこれは×視点を書く際にでも考えたらいいや。


とりあえず○視点。


↑って昨日打ちながら寝てた。


これはとある歌詞を聞きながら書いたため、その影響がかなりある。元々の考えてたのに特徴的なところがプラスされた感じ。

片恋(部誌ネタ)

「よーなさん、よーなさん、書類纏めるのできたあ!」
「いい子だね。じゃあ珈琲淹れてくれる?」
「はぁい!」
 ふぅわりと灰色の髪を撫でた女性は少女が持ってきた分厚い書類に目を通す。
「陽菜、ちょっといい?」
「何、平助」
 艶のある黒髪を持った男がノックもなく扉を開いた。女性はそれに口出しすることなく、また書類から目を離すこともなく先を促す。
「城下で不審な動きがあるんだ。それで朔夜に探りに行って欲しい」
「どうして僕に言うんだい? 朔夜に直接言いなよ」
 にこやかに微笑む陽菜。
 陽菜の言葉に平助は大きく息を吐いた。
「朔夜が俺の言うこときくならそうしてるよ……」
「俺たち朔夜に嫌われてるもんね」
「閑徒まで……クラスAは暇なの?」
 平助の後ろから顔を出した男に陽菜は隠しもせず顔を歪めた。
「あっは。陽菜までそんな顔する?」
「するよ。僕たちと君たちのクラスは仲良くないんだからね」
「本当にそれだけ?」
「何? 閑徒はそれ以外に何かあってほしいの?」
 一転にこやかな笑顔を浮かべた陽菜。ややしてぱたぱたと可愛らしい足音が聞こえ、橙色のスカートが見えた。
「陽菜さん、お砂糖ぜろー?」
「うん。無しでいいよ」
 布を翻し、すぐ簡易キッチンに消える。
 それを見届けた陽菜はドアに視線を戻すと心底嫌そうに笑顔を浮かべた。
「本当、平助って気持ち悪いね」
 取り繕うように咳ばらいをして平助は慌てて顔を引き締めた。
「とにかく、頼んだからな」
「話はしとくよ。受けるかはわからないけどね」
 廊下に消える二人の男。陽菜は貼付けた笑顔の侭手を振った。


****
部誌ネタ

立場を変えることにしたのでボツ。
変化後
愛する少女→愛される人の好きな相手
平助→愛される人
閑徒→愛する少女をからかう(?)
愛する少女は新しく。

花売りの娘(ぶしねた)

「お前の所為だ!」
 拳が壁を殴る。鈍い音が響いた。吠える声は何処までも強い。
「お前があの子を!」
 ぎらぎらと憎しみに燃える瞳が、恵介を睨んだ。
「何度私たちから奪えば気が済む! 何度私たちから引き離せば気が済む! だからお前らは嫌いなんだ!」
 何度? その言葉に疑問を持つものはいない。
 尤も、美月の剣幕に口を挟めないだけなのだが。
「美月」
 そっと、晴太が美月の拳を取った。
 痛ましげに眉を寄せ、両手で優しく包み込む。
「言い過ぎだよ。今回は忽然と消えたんだ。彼の所為だと決まった訳じゃない」
「でも――」
「それに、彼に後ろ暗いことはないんだ」
 顔だけ恵介を見て優しく微笑む。
「そうだよね? 恵介」
 美月に噛み付かれていた恵介の、身体の震えが一層強くなった。
「俺、は……」
「知らない、と言ったよね?」
 焼けた鉄を近付けられたときのような気持ちが恵介を襲う。
 逃げたい、でも動けない。
「知らないんだよね?」
「俺、おれ……」
 恵介が口を開き、言葉にならない言葉を喉から搾り出していると、黒い爪が襖に音を立させて開いた。
「花音」
「円香ちゃんが帰ってきたよん」
 ちらと室内に目を走らせ告げる。
 ほっと息を吐いた麻子に近付き立たせ、恵介と美月そして晴太の三人を順に見遣る。
「恵介は行っといで」
「え、でも」
「行けよ」
 花音の言葉に戸惑う恵介に美月は低い声で突き放した。
「お前見てると吐き気がするんだ」
「ごめんね、美月思い込み強いから」
「そんなこと、」
「だから行っていいよ」
 すぅと、晴太の取り巻く空気が冷える。
「罪をなすりつけられたい訳じゃないだろ?」
「、」
 ごめん。口の中でそう呟いて、恵介は部屋を出て行った。
「麻子も仕事に戻ってねぃ」
 とんと背を押し麻子を促す。
 躊躇うように花音を見たが、花音は笑顔で黙殺した。
「にしてもやり過ぎじゃあないかい?」
「……どうせ忘れる。『人間はそういう生き物だ』」
「この部屋での出来事は記憶に残らせないよ。勿論、麻子もね。…………狡いよね。彼女は人間になれたのに」
「まだあと五百回あるよねぃ。じゃあ準備したほーがいーんじゃない?」
「後五百しかないんだ……!」
 爪が食い込むまで握りしめられた拳。
「その五百回すべて僕たちが見つけられるとも限らない。それに、ひとであるとも限らない」
「なのに」
 悔しさに口唇を強く噛む美月。そんなことをしたら切れてしまうだろうに。
「……あなたたちの答え合わせはいらないよん。だってこの物語は」
 花音は口元に弧を描く。
「唯の挿話なんだからねぃ」
 しゃらん。美月の髪を飾る朱塗りの簪が鳴いた。


――――
改変してから使う。因みにタイトルは未定。

小さな少女

はじめはひとりきりでした。
こどもは ひとりにさびしさをかんじました。
「どうしてわたしはひとりなの?」
こたえはありません。
「どうしてみんなはいっぱいなの?」
こたえはありません。
こどもはじぶんのなかに ともだちをつくりました。
じぶんをたいせつにしてくれる。
じぶんのこえにこたえてくれる。
じぶんをまもってくれる。
じぶんをあいしてくれる。
だからこどもはそのこをあいしました。
あいしたぶんだけ かえしてくれるとしっていました。
こどもはもうさびしくありません。
こどもはふたりだからです。

しょうじょになったこどもはさびしさをかんじました。
「どうしてわたしたちはてをつなげないの?」
――わたしにからだがないから。
「どうしてみんなはてをつないでいるの?」
――みんなはからだがあるから。
しょうじょはみずたまりをながめました。
きのうのあめが のこしたものでした。
ぱしゃり。
みずたまりをけりとばしました。
「……あなたにからだがあればいいのに」
「大丈夫」
「え?」
ぶあついまえがみではなまでかくしたこがいました。
「きっとその子も箱ができるわ」
すずのなるようなこえ。
「どういう、」
てをのばしかけるとどうじに、ざあとあめがぎゃくりゅうしました。
しょうじょはそして。



(20100803)

緋色の部屋の青い空

広いひろい部屋。
そこが彼女の世界。
とても優しい世界。
世話役のエミリアがたまにいなくなるのが、心が空になるくらいだろう。
それくらいしか波が立たない狭く淋しい部屋、その名は『地下牢』。

美味しい食べ物。
喉を潤す飲み物。
調節された室温。
流れゆくカノン。
乱れのない室内。
笑顔は絶えない。


「ねぇ、エミ」

「なぁに? エイプリル」

甘ったるい声。
返す声は常に笑顔を称えている。
よくあの仮面を被っていられるものだと私は息をついた。


「エミは歩かないの?」

「私はエイプリルとお話するのが楽しいから」

「ワタシだってエミとのお喋りは楽しいわ」


歩くなんて無茶をおっしゃる御嬢様。
エミリアも彼女のお付きなんて災難だこと。
なまじ年齢が近いとこうなるから嫌だわ。
まあ、エミリアは頭のおかしいところがあるから大丈夫なのでしょうけど。


「エミリア、ワタシ、エミリアについて行っちゃダメ?」

「駄目よ。外は悪いものがいっぱいでエイプリルには危ないもの」


水面越しに御嬢様が駄々をこねているのが見える。
最近御嬢様は外の世界に興味をお示し中だ。
生まれ落ちてからずっとあの室内にいるという話なのだから仕方ないだろう。
だが私としてはあんな悪魔を外に放り出すのは止めて欲しい。
自分の力を理解せず弄ぶしかできないのだから。

ただの人間に言わせれば同じ分類なのだろうけど。


ノックが響いた。
エミリアが顔を上げ返事をする。


「別の仕事だ」

「わかりました」


簡単なやり取り。
エミリアは御嬢様に謝罪を述べる。
嫌々と首を振る御嬢様はエミリアの服を掴んで離さない。

緋色の部屋に溶ける緋色のドレス。
悪趣味な配色は今更過ぎてもう慣れたのだけど、そこに影ではない黒が僅かに混じる。


「イヤよ……エミリアが行くのなら、ワタシも行く」



ああ、本っ当に御当主の頭の悪いこと。
暇を知らない子供には意思無き玩具しか与えてはいけないのよ。
玩具を失っては暇を覚えてしまうでしょう?
何も知らない子供には知識有る書物を与えてはいけないのよ。
知識を与えてしまっては外を知りたくなるでしょう?


いくら身体能力が高くともエミリアには御嬢様の力に抗う能力はないのだから。


「ああ……怠い」


欠伸をしながらちょいとロッドを一降り。
霧散した黒い影に気付かない御嬢様と気付いたエミリア。
エミリアは知って当然か。何も知らない御嬢様とは違うのだから。


「ねぇ、エミ」

「なぁに?」

「早く帰ってきてね。退屈しちゃう」


嗚呼、馬鹿な御嬢様!
エミリアが御嬢様に優しいのはそれが莫大な金を齎す御仕事だから。
そして過去に持った罪悪感のためなのよ!


(20100502)
意味わからんが、

エイプリル(御嬢様)→ある金持ちの一人娘。立場上色んな人に狙われているが、桁外れな不思議な力がある。
たまにエミリア以外の人が尋ねてくるが、力が暴走して血の海になってるのであまり覚えていない。
知識やらなんやらはほとんどない。知識があると厄介と考えられたため。
エミリアに敬語やらを使われるのが嫌い。

エミリア→召使。御嬢様とは昔から居て、それなりに情もある。が、力を目にして化け物と思ってしまったことがあり、それを悔いている。
身体能力が高い。普通の人間は追い付けない。家族などはいない。常に笑顔。

私→召使(?)。水鏡で御嬢様の日々を見るという基本暇な仕事をしている。
どうせ御嬢様はエミリア以外の話聞かないし、エミリアは頭おかしいからほっててもいいんじゃない? とは思いながら当主の言うことに従っている。
暴走を止めるのが主だが、家に群がる蟻を助けるつもりは皆無なので御嬢様が喰らうのを止めることはない。当主も黙認。
力は高いが一族ではない。

当主→エイプリルの親。生まれて早々エイプリルを地下牢に隔離。地下牢といっても清潔だし快適。
エミリアを世話役にしたがエミリアが逆らったら面倒なので『私』に監視をさせている。




そのうちエミリアがエイプリルつれて脱走するような話。(まんまと逆らわれてる)
身体能力高いエミリアと力のあるエイプリル。
エイプリルは遊びと思ってる。
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