ぬーん。

どう考えても兵長は……うん。
生きてるのわかった時に死ぬ気むんむんなのを感じたから覚悟はしている。
(覚悟できてるとは言ってない)
ご本人が何したいのかいまいちわかんなくて猿猿言ってるからエルヴィンとの約束にとらわれてるんだなって。
もう人類とか壁内とか兵団とか組織で考えてなくてあくまでも約束果たして役目を終えたいんだろうな。
何か今までの兵長と違う殺気を感じるんだ。
生きることを諦めるような人じゃなかったけど、色んな意味で自分が前みたいに戦えないこととか、何をどうしたって幸せな未来が待ってない。
それでさっさと役目を果たして死なせろみたいな、諦めての死ではなく、兵長は兵長としての役割を完結させたいんだと思う。

私はエレン止めようとしてる人達が本当に理解できなくて困ってるんだ。
地鳴らし止まったとこで既にめちゃくちゃ損害出てるし、後処理どうするの。
脅威の排除の為民族根絶やしにされるだろうから壁内の一般市民だけ平穏な暮らしを約束されることもない。
兵長は今まで団長の言うことにとにかく素直に従ってきたとはいえ、地鳴らし自体に対する考えがわからなさすぎて違和感あるんだ。
彼は今まで「人類」の為に戦ってきたわけで、世界にも人類がいることがわかったからって壁内を危険に曝す事に加担するかね。
もう何から何を守ればいいのか、何のために戦ってるのかわからなくなってるとしか思えない。
もしかしたら兵長は空間識別能力がファミコン的2Dレベルなのかも。
(普段立体機動駆使してるという視覚の話じゃなくて思考の問題。)
でも世界が拡がってものの見え方自体が変わったとしても、人には大切なものや譲れないものがある。
その1番シンプルで重要な要素が兵長にとっては約束なのかもしれない。
自分が何ができるかを考えた時に約束を果たすことしか残っていない事に気付いてしまったんだろうな。
仮に時代に逆行していようが兵団で役立たずになろうが穏やかな余生を過ごして欲しいが、
それじゃあケニーが言ってたように「それが生きてるって言えるのか」なんだろうな。
怪我するまであんだけ強かったんだから別に指無くなろうが生きていけるんだろうに、兵長にとってはそれが腕だろうが脚だろうが同じだったのかな。
とにかく兵長ってかわいそう。気の毒。
めちゃくちゃ重たいものを背負わされ続けて、仲間をほとんど失って。
ｸﾛﾆｸﾙ観てる時に思ったんだよなー、みんなどれだけ兵長に背負わせるんだって。
楽になりたいのかな。
最後まで生きて欲しいけどな…

そして結末が予想できなさすぎて心配。
諫山先生はまさに天才だと思うけど凡人と違って誰かが幸せになる結末を作りたいって思ってなさそうだから怖い。
最後のコマ的にも、あれがエレンなんだったらエレンが定義する自由ってだいぶ歪んでるから「お前は自由だ」って言われても怖い。
845年以前は平和だったことを考えると、あれがグリシャならエレン世代は皆割と幸せになれる気がする…けど時代遡るなんてSFになっちゃう。
あれがジャンならほっこりするけど相手がミカサならエレンへの思いが謎になるし相手がモブなら薄〜い結末になっちゃう。
万が一ジークなら兵長が約束果たせなかったことになるし、アルミンならアニと？アニは退場する感じするしわからん。
凡人に無い発想してくるので、最後まで見届けるしかないとは思うけど…どうか生温くて良いので穏便にお願いします。

兵長のバッジが付いてくる回がどうにも危ないと思ってる(T_T)
エルヴィン推しだった人、どうやって乗り越えたか教えて欲しい(T_T)