*現パロ(主夫)
そろそろ彼女が帰ってくる時間だろう、今日は定時で帰るとメールがあったから久々にオムライスとサラダと彼女の好きなお酒を用意することができた。あとは帰ってくるのを待つだけだ。「ただいまー」「おかえり」「今日も頑張ってきたよ、運悪く話の通じない取引先でさ」そう言いながら寝室に向かう、いつものやりとりだ。「今日はオムライス」「えっ?‥あ、うん」一瞬、驚いたような表情が俺には“しまったランチで食べた”と聞こえた。「マッシュの作るオムライスがイチバン好き!とろふわ過ぎず固すぎず」「昼もオムライス食べたんだ?」「まぁね、でもマッシュのは毎食食べてもいい!」「大袈裟だなぁ」そう言って彼女はテーブルをセッティングして俺は盛り付けた夕飯をテーブルに置いていく、グラスに注がれたお酒で乾杯をして美味しそうに食べる彼女を見て満足してしまうんだ。