「ほら、エディくん」「あ、う、」「‥しないなら、離して」「やっ‥やだ!する!」「じゃあ、はやく」「ん、で、も‥きんちょうする」「いつもオンナノコ口説いてるくせに」「それとこれとは、べつ!」
何が別なのだろうか、と首を傾げて見上げた少年は真っ赤な顔をして恥ずかしそうに視線を逸らした。
「‥エディくん?」「せん、せい、嫌いにならないで」「ならないから、あの、出来れば離して欲しいんですけど」「やだ」
交わる視線に耐えきれず、ギュッとエディは彼女を抱き締めた。
「先生、好き」「知ってるわ」「俺のこと、好き?」「生徒と教師の恋愛は好きじゃないの」「じゃあ嫌われてるわけじゃないんだ‥いいよ、今はそれでも」
触れるだけのキスに絡む指先、唇を離せばエディは満足そうに笑った。
でも近重はヘタレの意味をよく理解していない(笑)