――あと数分で地球が破壊されてしまうというのに長々と講釈を垂れるアラタ。
――その講釈を只黙って拝聴する許の、十把一絡な他のミナライーズ四人。
――大口を叩いた割には見習天使共に力押で倒される救星主様。

 冒頭の半分生身名乗以外つまんなくてすっかり乍見だった。
 『ゴセイジャー』の最終回は、『デカレンジャー』以降の「戦隊」で間違なく最低だ(『ハリケンジャー』以前の最終回は覚えていないか或は見ていない)。もしかしたら、2011年2月6日現在スーパー戦隊シリーズ中堂々の第34位の出来映で、「戦隊」の作品数が増える毎に順位が下って行くのではなかろうか。

 楔破壊分担が

――空の楔:アラタ(スカイック)一人
――海の楔:ハイド(シーイック)とエリ(スカイック)の二人
――陸の楔:ランディックの二人

だった。何故スカイックのエリが同じスカイックのアラタと組まずにシーイックのハイドと組んで更には海の楔を担当するのか。スタッフはそんなにアラタを特別扱したいのか。族設定を無視してでも。
 他のアクション場面でも、アラタ丈特別で他の四人はアラタの下請(有体に言って只の踏台)に見えた。
 アラタの言う「みんな、仲間だ!」は、特別な存在としてのアラタの下に他の者達が居てアラタに仕えるという事なのだろう。アラタは共産圏の独裁者かよ。

 ブラジラが翼を広げる様は、カッコいいんだけど、何回も見せられると段々有難みが減ってきて、『ギャラクシー・クエスト』の悪いエイリアンみたいだった(笑)。
 元ミナライーズ五人が天知家から出ていく必要は全く無いと思うんだけど、まあ、勝手にさらせ。
 正規の護星天使は、地上に駐在しないらしい。では、どの様にして“護星”するのか。もしかして「注意深く見守る」丈なのか。

 後日『シンケンジャー』同様『帰ってきたゴセイジャー』とか何とかというVシネがリリースされるんだとか。別に帰ってこなくていいよ。
 てか、お前らの帰る先は護星界だろ。地上に居るな。

話題:天装戦隊ゴセイジャー