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この恋は秘密にしておくんだよ



きっと、もう二度と


彼の未来と、わたしの未来が交わることなんてないのだとおもう。




離れてしまえば、
彼との関係なんてあっという間に崩れて

なかったことになっていくんだとおもう。




彼がわたしに会いたいとおもうことなんてないし、

彼がわたしというひとりの人間を求めることも、ない。








それでも、

それでも今まで過ごしてきた日々の中で


彼は彼なりにわたしのことを大事にしてくれていたんだと、

彼は彼なりにわたしのことを想っていてくれたんだと、


そう思えて仕方ないのです。





彼の発言も態度も、すべて気まぐれだと
彼は気にも留めないひとつひとつだと


そう、わかってはいるのに。








どうせなら最初から最後まで

都合のいいだけの女でいさせてくれたならよかったのに。



勘違いしてしまうような態度も

期待してしまうような言葉も、いらなかったのに。








ひとりになって、思い出してしまうのが

苦しい、つらい、思い出じゃなくて


楽しくて、しあわせな思い出なのがどうしようもないよ。


 

きみがいい



ふたりが笑ってる写真も

また来るから、と置いてったアイスも

彼が帰るまで気付かなかった並んだ歯ブラシも




ひとりの時間を過ごすことが多いこの部屋に置いてあるのは、やっぱりさらに寂しくなって苦しい。


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きみと笑ったり泣いたりして


さよなら、を決めたつもりだった。

もう会わないつもりだった。


この部屋に彼が来ることは
もう、二度とないとおもってた。







そう、おもってた。


じぶんはなんて意思が弱いんだとつくづく思う。







お店を辞めてから今日まで、
二度も彼はこの部屋にきた。




一度目は、ばかばかしい期待をしていた
あたしはあっけなく突き落とされた。


二度目は、
「少しでも顔を見るともっと会いたくなる」
そう言った彼が愛おしくて仕方なかった。






ふにゃふにゃと、笑顔を向けながら

彼は変わらず
「おれの、anちゃん?」
「おれの、anちゃん。」

と、あたしを呼ぶ。






すきだよ、だいすきなんだよ。

あなたがおれの、と言ってあたしを求めてくれるなら
いつまでだって、あなたのものでいたいとおもうのに。


他の人のところになんて行かないのに、行けないのに。






こんなの、キリがないとおもう、わかってる。


こんなんじゃお店を辞めた意味がなくなってしまう。

なんのために、この道を選んだのか。




なのに、愛おしくて、愛おしくて、仕方がない。






でも、これで本当に彼に会わなければいけない理由もなにもなくなってしまったから。


もう、会わない。


もう、会えない。






とか、言いながらきっと彼に会いたいと言われたなら
あたしは、喜んで迎え入れてしまうのだろうな。




ほんとに馬鹿な女だよ、あたしは



 
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一緒にはなれないと




「もどってくる、?」




そう言った彼の


泣きそうな、不安そうな、寂しそうな、


顔と声が離れない


 
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ぼくはここにいられない



「両思いでしょ?
どうして付き合わないの?」

「ほんとにちゃんと向き合ったの?」

「本気でぶつかったの?」




最近、そんなことを言われた。


あたしじゃないの、

あの人次第なの、

あの人は今以上の関係は求めてないから。


あたしがそう言えば

「じぶんを大切にできないひとは、ひとのことも大切にできないよ」だって。




じゃあ、あたしはどうすればよかったの?


困らせる、応えてくれないのわかってて
すきだ、すきだと、じぶんの気持ち押し付け続ければよかった?


いつかは、振り向いてくれるだろうと
いつかは、あたしのこと好きになってくれるだろうと

そう思い続けて、そばに居続ければよかった?




どうせまた、すぐにふらふらと違う人のところへ行ってしまうあの人を

あたしはまた、笑って送り出せばよかったの?






すきだよ、どうしようもないくらいすき。


でも、だからってこのすきを押し付けたところであの人の気持ちも、心も、あたしじゃ動かせない。

動かせなかったの。




そんなの、もうどうしようもないじゃん。


あたしには、なにもできないじゃん。




あの人はあたしに、はっきりと、NOって言ってるのに。

これ以上あの人に何を求めたって無駄なんだよ。




会いたい、といえば会いに来てくれる。

抱きしめて、といえば抱きしめてくれる。

キスして、といえばキスしてくれる。


それだけだよ。




あたしがNOと言えば終わるの。


さよなら、って終わりにすれば終わるの。




追いかけても、こない。

縋りついたりしない。




そんな人なの、あの人は。




なのに、すきなの。あたしは。




すきで、すきで、しかたないの。


だから、離れたの。


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