ゆうさんが、体調を崩してしまいました。
元気のない姿や、弱っている姿を見てしまうと
なぜかわたしまでどうしようもなくなってしまう。
できるなら代わってあげたいとおもってしまっていて、
そして改めてゆうさんの代わりなんていないんだなあと思ったのです。
たかがアルバイト、なわたしの代わりはたくさんいるけれど
社員さんでしかも店長ともなるとね。
やっぱりなかなかでゆっくり休める時間もなければ、代わりもいない。
はやく元気になってほしいです。
やっぱり誰よりも笑っていてほしい。
無理した
笑顔なんて、みたくないです。
会えない日の夜は、やっぱり会いたくなって、声が聞きたくなって。
あの手に触れたい
あの背中に抱きつきたい
あの腕に抱かれたい、。
手を伸ばせば届く距離にいるのに、
手を伸ばすには近すぎて掴めなくて。
名前を呼べば振り向いてくれるだろうに、
名前を呼ぶ勇気もないのです。
もっと可愛いことを言いたいのに
可愛い女の子でいたいのに。
この距離感に慣れれば慣れるほどに
あたしはどんどん素直でいられなくなって。
生意気で可愛くない言葉ばかりが口から出てしまう。
あの日の夜のように
彼がまたあたしに触れる日がくるのでしょうか。
あの日の夜のように
優しく抱きしめられる日がくるのでしょうか。
あの日の夜のように、
彼の胸に耳を当てて彼の生きている音を聞くことがまた、できるのでしょうか
。