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だけどまだ恋しくて



ゆうさんと話していると、当たり前のようにゆうさんのこれからに、未来にあたしがいることが嬉しいような。でもなんだかこわいというか、やっぱり苦しい。


ゆうさんの想像するこれからにいるあたしは、やっぱり変わらずアルバイトのあたしであって


ゆうさんは、あたしがいなくなるなんて考えてないんだろうなあって。


それを思うたびに、聞くたびに、もしあたしがいなくなったらゆうさんはどう思うんだろうって。


ゆうさんの傍から、あたしがいなくなったらゆうさんはさみしい?かなしい?


もし、さみしくなって、かなしくなってもそれはアルバイトのあたしに対しての思いでそれ以上でも以下でもない?




ひとは失ってから初めて大事なものに気付くっていうから

もしかしたらゆうさんも、なんてばかな期待したりして。







他の社員さんには話せないこと話してくれたり、愚痴とか弱音吐いてくれたりするたびに、それはあたしだから?って思うの。

あたしじゃなくても、同じように同じ月日を過ごしてきたひとならだれでもいいの?




あたしが他のひとのこと話すとヤキモチ妬いたみたいにするのはフリ?


ゆうさんはかわいいひとの話しも、おねーさんの話し平気で笑ってするのに

あたしが同じように話すとちょっとムッとするのは、わざと?


あたしが、他の人のとこ行っちゃってもゆうさんはほんとうになにも思ってくれないのかなあ。








どうしようもないくらいに期待してしまってる自分がいて


簡単に裏切られてしまうのに、まだ期待してしまってる自分がいて。




やっぱり、ばかだなあって思うの。
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好きじゃない、とあなた

「最近寒い日が続いてるけど、ちゃんと寝れてる?」

「俺のぬくもり、忘れてるんじゃないかと思っててん。」


急に、ふとした会話の中でゆうさんがぶっこんできた爆弾。笑


あたしはびっくりして、うまく返せなかった。

営業中やったし、そのままお客さんに呼ばれておわり。




「ゆうさんが、さみしくなっちゃったんじゃないですか?」

「ゆうさんが、わたしを恋しくなっちゃったんじゃないですか?」


って言ってみたかった〜って後悔した。笑








まあ、よくよく考えればゆうさんにはおねーさんがいるし。

あたしなんて、ね?









ほんとは、さみしいに決まってる。


ゆうさんといたときはほんとうにあっという間に時間過ぎていくのに、

ひとりで過ごす夜はびっくりするぐらい長いし、すごくさみしい。



目を瞑って、ゆうさんの胸に耳を当てて眠った日のこと思い出すの。


ゆうさんの心臓が動く音が聞こえて、ああいま、あたしがゆうさんの隣りにいるんだって。

おねーさんでも、ほかの女の子でもない。

いま、ゆうさんの隣りにいるのはあたしなんだって感じられる。





だんだん眠りが深くなると、あたしを抱きしめる腕が緩むの。

それがすごく悲しくて。


眠りに就いてしまったゆうさんのなかにはあたしの存在なんて綺麗に消えてしまうから、


でもまた少しすると、あたしを抱きしめてくれる。






あんな風に抱きしめられた夜があるのに、ひとりでさみしくないわけないじゃないの。



ゆうさんが帰っていく背中見てると、またおねーさんと会うのかなあとか、おねーさんのこと抱くのかなあとか、いっぱい考えちゃうし。







ほんとうは
だれよりもゆうさんに一緒にいてほしいし

だれよりもゆうさんに抱きしめてほしい。




おねーさんじゃなくて、あたしを選んでほしいのに。



本気で忘れるくらいなら


忘れられない人というか、なんというか。


彼の涙を見るのはほんとうに嫌い。




それまでなんとも思ってなかった彼に惹かれてしまったのは、泣いている姿を見てしまったから。

たぶん、前に少しだけ彼について話したことあるのかなあとかなんとか。



最近、会う機会が多くなって前より話せるようになったの!




名前を呼ばれると嬉しい。


でも、なんだかんだで彼女さんとは続いてるみたいで。




そんな彼を含む元同級生たちと飲みに行ったのです。

いつものごとく、酔っ払った彼は最近悩んでいたのかなんなのか

一人の子と話し出して泣きそうになってて、ってか泣いてた。


あたし、ほんとうにほんとうに彼の涙だけはぜっっっったいもう二度と見たくないから。


また、忘れられなくなっちゃうから。


お冷とおしぼりを彼に渡して去った。




なんなんだろう、他の人が泣いてても平気なのに。

彼の泣き顔だけはほんとうに、どうしようもなくなってしまう。





それまでの彼は陽気で、ほっぺにちゅーいただいちゃったぐらい元気だったのにね。




日曜日もみんなでご飯食べいくことなってるから会えるのかなあ〜。


もう、しばらく会えないと思ってたから単純に嬉しい。






たぶん、きっと、彼のことは一生忘れられないというか。

会うたびに恋しちゃうんだとおもう。

嫌いになんて絶対なれないひと。


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強く抱いてきみを壊したい

なんだかとても、いつも以上に今日はゆうさんに会いたかった。

いつも会いたいんだけどね。


すごく楽しみにバイト行ったのに、まさかのゆうさんおやすみやってもう撃沈。

あたしの体調もなんかすごく微妙で、お店は暇だし時間経たないし。


ほんと1日長かった。


明日はあたしが休みだから会えないし、明後日が待ち遠しい。








こういうときに、会いたいときに会いたいって言える関係になりたいってすごく思う。


ただ、ただ
一緒にいてくださいって言える関係。






はやく、会いたい
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未来まだ重ならなくていい



一度でもぬくもりを知ってしまうと、ひとりの夜がとても長くて、寂しくて、苦しくなってしまう。




それでもあの日は、どうしてもゆうさんに会いたかった。ゆうさんの傍にいたかった。

だからシフト入れたの。
働いてたら時間なんてあっという間に過ぎていくだろうし、なにより一緒に働けるから。




営業が終わって、いつもみたいに
帰りの支度をしていく中やっぱり離れたくなくて一緒にいたくて。でもそんなの言えるわけない。




お疲れだったのか少しのお酒で酔っ払ったらしいゆうさんは急に甘えたモードになってあたしに絡んできた。


ぎゅーってしてくるから、思わず「そんなことされたら泣いちゃいます。笑」って言ってしまった。

そりゃそんなこと言ったらなにかあったと思うよね!笑


「なんかあった?」

「俺にできることならなんでも力になりたい」


そう言って、ゆうさんは強くあたしを抱きしめてくれた。


少し、ほんの少しでも素直になりたくて。

「ゆうさんが、いてくれるだけで十分です。」

ってあたしも強く抱きしめ返した。






すごく寒くて雪も降ってる中、ふたりで話しながら抱き合ってた。


何度かゆうさんの体が離れていって、ああさよならなのかなあって。寂しくなって、苦しくなって。

でも、また抱きしめてくれるゆうさんをあたしもまた強く抱きしめ返した。








まあ、結局そのあとゆうさんのお家にお邪魔してそういうことになったんだけど。

久しぶりに膝枕でゆうさんの寝顔を見た。

懐かしくて、とても愛おしくて。





たまたま見つけてしまったふたつ並んだ歯ブラシがおねーさんの存在を痛いぐらい突きつけてきた。

そう言われてみれば、ゆうさんのお家にはおねーさんで溢れてる。


おねーさんにもそうやって優しく触れたりするのかなあとか。

おねーさんともそうやって抱き合っているんだろうなあとか。

考えだしたらキリがない。






でも、いまこの瞬間にゆうさんの腕に抱かれているのは間違いないなくあたしで。


一生、このままふたりでいられたらいいのにって。

ずっとずっとゆうさんの傍で、ゆうさんを感じられていたらいいのにって。




これほどまでに朝が来るのが嫌でしかまなかったことなんて、ない。






ゆうさんが、すき


都合のいい女なら都合のいい女でいい。

なんて思ってみたりもするけど、きっと「都合のいい女」にさえもなれないんだろうなって。






あの日降ってたたくさんの雪が、 溶けて無くなってっちゃったみたいに

あたしとゆうさんのことも、またなかったことになるのかなあ。




あたしばっかりが、ゆうさんのぬくもりからいつまでも抜け出せないよ。



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