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ぽつんと一人待っていた



ゆうさんの手が横から伸びてきて

ふっとあたしの髪に触れた。


急に、黙って、ふいに触れられたからどきっとしてしまった。






頬を撫でられると熱くなって、恥ずかしくなるし


腕を引かれて抱きしめられてしまえば、もうなにも考えれなくなる。






でもそれ以上を期待すればするほど、ゆうさんは逆の行動を、態度を取るから、わたしはまたどうしたらいいかわからなくなる。






もしも、がないのだとしたら


ねえ、もしもを期待させないで。


会いたい会えないのに



この間、たまたまあたしと休みとゆうさんのおやすみが一緒やって

初めておやすみの日にあんな時間からゆうさんとふたりきりでデートをしました。

デートと言えるのかわからないけど、デートと言わせてください。笑




夜、駅で待ち合わせしたりなんかして
合流してゆうさんの顔を見たときは思わず嬉しくてにやけてしまった。

うわー、デートっぽい!とか思っちゃったりなんかしちゃったりして。


そのままご飯食べながらのんびり飲んで、まあいつもみたいにいろんなお話した。

お仕事の話しが多かったけど、それもいつものことで。
これからのお店のこととか、接客のことだとか、いろーんな話をして、そしたらいつの間にかお店が閉まっちゃう時間になっちゃって。

まだ0時すぎだったけど次の日ゆうさんは朝からお仕事だから、そのままさよならか〜って凄くさみしくなって

あたしは終電がまだ間に合うかなってぐらいだったから、改札まで一緒に歩いて切符売り場の前でまたお話して


「このまま連れて帰りたい」

とかなんとか言われちゃって
あたしもゆうさんと一緒にいたかったから結局そのままゆうさんのお家にお邪魔しました。


そっからはまあ、そういうことですが。




よくはないってわかっていても
一度超えてしまった男女の壁はもう戻ることなんてなくて
きっと何度でも繰り返してしまうんだとおもう。

少なくともあたしは、ゆうさんに求められてしまえば断ることなんてできない。


ひとりの、女の子として見てもらえないなんてもうわかっているけど

ゆうさんの彼女にも、特別にも、一番にも、なれないことなんてわかっているけど


それでもゆうさんと一緒にいられる時間は凄くしあわせで。


あたしが動くたびに確かめるように強くまた抱きしめられると勘違いをしてしまいそうになる。


でも、やっぱりゆうさんの腕に抱かれている時間が永遠に続けばいいのにって思って思ってしまう。




少しずつ外が明るくなっていって
ゆうさんとのさよならの時間も近づいていって

朝、ゆうさんを起こしながらふたりでごろごろだらだら。

結局まさかの二回戦でした。






デートというか、なんというか、ですが。


あたし的におやすみの日にこうやって早い時間からゆうさんに会えるのが

お店じゃなくて外でゆうさんに会えるのが凄く嬉しかったの。


いつもより長い時間、ゆうさんを独り占めできたのがなによりしあわせだったのです。






半年後、

ゆうさんがある目標を達成することができたらご褒美として、おやすみをいただいて、ふたりきりで某テーマパークでデートすることになりました。

その目標をゆうさんが達成できるかどうかはさておき、ですが。

いまのところはがんばっているゆうさんを、あたしは応援したいなあ。





つぎ、がいつなんてわからないし

もしかしたらつぎ、なんてないのかもしれないけど


いま、あたしはゆうさんがすき。

ゆうさんと過ごせる時間があるなら大切にしたい。


それだけ、かなあ。
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見上げた空に誓う

なかったことにしないで。


あたしとのこと、

あたしとのいままでをなかったことにしないで。


ゆうさんと出会ってから今日までの、いろんな思い出を、たくさんの時間を

なかったことにしないで。




忘れたりしないで、覚えていてください


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10年後の今日の日も



当たり前だと思っていた。


ゆうさんがいて、あたしがいて、

社員さんや、ほかのバイトさんもいて


あたしとゆうさんの距離がこれ以上遠くなることなんてないって

きっと、近くなっていくんだろうって


そう思っていた、一年前のあたし。




こんなに簡単に、ゆうさんが遠くなるなんて思いもしなかったし

他の誰かに取られてしまう、だなんて想像もしてなかった。






あたしはとっくの昔に堕ちてしまっている。


深く深く、堕ちてしまっているのに

それをすくい上げてくれないのはあなたでしょう。




ゆうさん、やっぱりすき。

こんなにもすき。


それでも、やっぱりすきだけじゃどうしようもないのかなあ。
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同じ空を、同じ想いで

あたしはいつだって、ゆうさんの言葉ひとつひとつに期待しているし

「可愛い」と言われればやっぱり嬉しいの。


でも、素直に受け止めることができなくて。

できないのはゆうさんのせいで。


そうすると、
「俺の気持ちはなにも伝わってない」
「思ったことしか言ってないのに」
って言われるわけで。


んじゃもうあたしはどうしたらいいの!ってなるわけで。


「かわいい」も「会いたかった」も
「デートしよう」も「こんなに思ってるのに」も

それがぜんぶぜんぶ、ほんとうにゆうさんが思ってることだって言うなら

期待する以外に、自惚れる以外に、どうしろっていうの?




思いが伝わってないのも、届いてないのも、あたしじゃない。ゆうさんなのに。


「交わすのが上手くなった」

そう言うけど、そうさせたのはゆうさんじゃないの。




素直にぜんぶ受け入れて、受け止めて
でもゆうさんの行動はぜんぜん違くて

苦しいの、つらいの、こわいの。




期待させるだけさせて、
自惚れるだけ自惚れさせて、

ゆうさんが責任とってくれなきゃ他に誰がいるっていうの?





おねーさんの話し聞くのも苦しいよ。
名前を聞くだけでも、どうにかなってしまいそうになる。


嫌いになりたいの。

忘れたいの。

次にちゃんと、進みたいの。




なのに、ゆうさんに抱きしめてほしいとおもってしまう。


ゆうさんのぬくもりばっかり、探してしまう。




あたしばっかり、ゆうさんがすきで

あたしばっかり、求めてて


結局はぜんぶぜんぶ、ひとりよがり

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