木の音色

午後からの病院のため有給休暇中

天気も良く
体調も良かったので

家のことしようと思ってたんだけど

ウクレレにハマってしまって
ちょっと、のつもりが結局1時間。


ポロポロとジャーンが混ざるソロアレンジは
ポロポロからジャーンに切り替わるところが大概うまく弾けないでいる。

なんとかならんかの、と思って
闇雲に練習していたんだけど



先日とある教本のレビューで
「ポジションによって微妙に指の位置を変えることがコツなのに、そこは省略されてて〜」
という記述を読んだ気がして、
ちょっと意識してみた。

するとどうだろうか。


僕はどうやらフレットの中央より、上に行きすぎていたり、下に行きすぎて(なんなら金属に触れて)いたり。

あと押さえる指の場所も、かなり指先気味で、腹のど真ん中ではなかった模様。

中途半端な音が鳴るのも当然。


苦手な小節を弾き込んだらだいぶ改善された。

力の加減も掴めてきた。


正しく弾くには

力を抜いて
楽器やフレット全体を眺めるように

はじまりから終わりまで同じ力で押さえられるように
こちらでも力を適度に抜くように

切り替わりや苦手意識のあるところは
闇雲に力むのではなく

正しい位置に、正しい場所で
適切な力のバランスでポジションすることに
意識を傾ける

(そのためにはまず、それができるまで運指を覚えないとならない。
むしろそこまで運指を体に馴染ませればよい)

力じゃない。


力むほど音は硬く、理想とは程遠い。



そう、そういう意味で「上手く弾ける」ようになったら
音も格段に良くなった。



それまで嫌いで

CDや動画、テレビなどの人様の演奏を聴いては

木のぬくもりのあるコロンコロンとした音が出せないことが
コンプレックスだった。


なんとかならないか、

楽器のせいか(メンテの仕方を教えてもらおうと持ち込んだ店の店主※買った店とは別 に音が揺れてると言われたのがひっかかってしまって)

弦のせいか

と思っていた、自分の音。



それが、自分でも癒されるような音が出せていることに気づいた。

楽器って奥が深い。



鳴らせば鳴る。音は出る。
でもそれじゃ、足りない。

美しく、奏でたい。
この子の良さを、ちゃんと、ひき出したい。



N田さん
僕に楽しみ(楽しむ心のセンサーを)遺してくれてありがとう。