答え合わせ

やはり、僕のメンタル症状の始まりの時期から、そう推察されたみたいだ。

なんで「今」それに自責の念を抱いているのかは分からないけれど。


なれそめの夜の話で、愛を感じたから、そこから色々思うことがあった?

それとも単純に

流石に僕のルックスが危険になってきたから?



榊が協力してくれるとのこと。
料理も、運動の付き添いも。
これで痩せなかったら、呆れられて捨てられる?

嘘つきにならない程度に訂正のような補足

何も言ってないとは書いたが

榊が推し界隈疲れを自覚し、軽く愚痴まじりの吐露をし、

もっと自分に時間やお金を使いたい

というようなことを宣ったのを受けて

僕もだよー!
なんなら、あれもこれも2人で楽しみたいくらいだよー!
やっぱりオフじゃさ、気を遣ったり、キャラ扱いされて、楽しみきれないところあるー

とそれとなく紛れ込ませたことはあった。

その時の反応は至って普通。
はっとした様子とかでもなかった。

推し活のまつわる謝罪

榊から謝罪の言葉があった。


何か揉めたわけでもないし
何か愚痴を漏らしたわけでもない

榊から自発的に発せられた。



もしかすると
昨晩、風呂上がりから寝る前の間の時間に
ダイエット関係の話になって、
僕が右肩上がりで太り始めた時期や、その頃の過食の症状や状況を話した。

榊の推し活やオフ会参加のせい、とは一言も漏らさず
ただなんでかは分からないけど、の一点張りで説明した。
(実際、休職するほどメンタル壊して、そこから過食まっしぐらになったのは、仕事面にも原因あったし、榊の推し活"だけ"
でもないので)


それで、榊も榊で
点と点が結ばれたのかもしれない。



今まで推し活のオフ会とかで
不安にさせたり、ストレス感じさせたりしてたよな、ごめん。


帰るコールの電話先で突然謝られた。


やっと気づいてくれた嬉しさと
自ら気づき、そして真っ先に謝ってくれた有り難さ。

榊の気持ちや言葉を、大切に、しっかりと受け取りたくて、
それまで躁転していたけれど、
間をとったり、丁寧に受け答えしたり
当然、「いやぁ、実はね」と種明かししたりもせず


そうかもしれないね
そう思ってくれたんだね
お前は優しいね
ありがとうね


と、至って穏やかに応じた。


榊も、ごり押ししない程度に
「これは俺がそう思ったことだから、俺としては、謝りたい」と。

こんなに有難い言葉、気持ち、あるだろうか。
ストレスマックスだった当時の自分に伝えたい。安心させたい。
大丈夫だよ。報われるよ。って。



それもこれも相手が榊だからでもある。
榊は、突っ走るけれど、ちゃんとどこかで答えを出して帰ってくる。

その時ちゃんと、こっちの気持ち、心遣いにも気づいてくれるから。
今までもそうだった。時間の差はあれど、必ず、気づいて、返してくれた。

やはり僕と榊はそういうバランスで、関係なのだ。
つくづく榊でよかったと思った。



推しにハマって一年。

交友関係は、"もうすぐ"一年。

いろんな人に出会ったし
いろんな先に流れ着いた。

関係も、考え方も、立ち位置も。



僕らの出した答えは全く一緒だった。

それは
推し方や温度の違いだけでなく
僕らがセクマイでしかもカップル(相方がいる)ことにとどまらず
思考の癖というか
関係構築が難しいところとか

あらゆる僕らの属性と特性的に
この界隈に限らず
交友は難しいよね、というもの。


そして僕らの軸は
自分達にあること。

この軸の在り方が同じか、同じ感じの人たちでないと
僕らは今付き合えないと感じている。


これからは無理するのやめようね、とあいなった。


とにかくほっとした。


榊の結論に。
そして2人の結論に。

タイトルなし

それは15, 6年前の年末のことだった。

帰省前に、(友達として)榊と磯焼き屋で会って、話が盛り上がり、離れ難くなって結局そのまま榊の家に行った。

そこで榊の生い立ちの話が出て

僕の中にあった点と点がつながった。


なんとなく似てるところ。

キャラをつくるところ。
テンション高めに振る舞うけれど、影があるところ。
やたら気遣い、なんならどこか常に不安げなところ。
もろそうなところ。
幸せそうじゃないところ。


この複雑過酷な生い立ちのせいで、怯えたり、(過剰)防衛したりしていた。
(生い立ちと、それによって形成された思考や人格、パターンから)幸せになりきれていなかった。



好きになっている自覚はなかったけれど、多分好きだったからこう思ったんだと思う。以下。


安心感のようなものがあれば、きっとこの人は普通の人のように幸せになれる、幸せを感じられる、
ちゃんと羽ばたける

特別なことはしてあげられないけれど、
その安心のようなものを与えることや、
羽ばたくための土ならしくらいなら(今まで得られなかった、自尊のベースになるものを与えることくらいなら)
できると思う
そうし(てあげ)たい


これが僕の榊へのはじまりだった。



週末、榊がぐずって
突然の別れ話を振ってきた。

紐解けば
年老いてきて、介護などで迷惑をかけるかもしれない、そうなったら捨てられるかもしれない。
自分で何もどうにもできない状況で、捨てられるのはつらすぎる。

榊は、親から、きょうだいから、親戚から、友達や学校から、会社から、恋人から、捨てられた経験しかない。

もうこれ以上 捨てられ るのは無理なんだ、耐えられないんだ、と言った。


だから、体も心もコントロールできる、耐えられる、今のうちに別れたいと思ったらしい。



その話の流れで

どうして俺のこと好きなの?好きになったの?
と聞かれたので、この話をしたら

どうやら初めて聞いたふうな反応で(これ書いてて、前にも少し話した気がしてるんだが…)


お前、フツーの家庭に生まれ育ったのに、あの時そう感じてくれてたの?

と涙を浮かべていた。

クレヨンとパステルのはなし

また絵の依頼が来た。
今度はテーマの縛りがなく、自由。
それはそれで困ったものだ。

とりあえずネタ探しをしている段階。

にしてもどんな表現、描き方をしたらいいかも悩んでいる。

モチーフと、テイストと、描き方と、と色々興味の向くままに参考になりそうな情報や資料を探して集めてはスクラップ。


フリマアプリで画集やポーズ集などを漁っていたら、サジェストされた、クレヨンの本。

表紙が愛らしく、また親切に公開してくれた中身数ページの内容もよく、一応のブックマーク。
それが翌日には売れてしまった。
え、嘘、
と少し慌てたが、もう一度探して別の人のをブックマーク。そして地元図書館に問い合わせて予約。


ここで、じっと考えてみた。


今回は屋内の非常階段のようなやや狭くてうす暗いスペースの、扉隣の壁、の寂しさ紛らわせらしい。


最初に思いついたような水彩系では弱いし

密度があったり、トーンが重たい絵では圧迫感があるかもしれない(そんな大層な絵はかけやしないが)。

ペン画も考えたし、それならストックもあるから多少楽できる(候補を増やせる)と思ったが、
雰囲気が根暗な気もしていた。
あとメリハリのない、頑固さ。



なんかこう筆圧や筆跡を感じる、でも重たくない素材、画材…

絵本っぽい、ゆるさやあたたかさがあってもいい気もする。

(図書館の芸術コーナーを片っ端から見てた時、全く予想外に絵本特集ムックが一番しっくりきたんだった)


…まさしく、だよね、クレヨン。


ここでまた一段階掘り下がって、思いが。

亡きN田さんからの譲り受けた画材たちだ。
N田さんはオイルパステルに熱心だった。
そう、クレヨンに近いのだ。


譲り受けても
不慣れなのと畏れ多いのとでまだ使ったことがない。


いよいよここで手をつけるかもしれない。


シャッターアートの時も、ちらりとそんな案もあったけれど
実現しなかった。


何となく今回は有力な気がする。
N田さんに、絵を描けと言われているのか、ピンチのようなチャンスに救いの手を伸べてくれているのか、少しワクワクできるようになった。かもそれない。
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