◇私が思う魔術理論・概要バトン◇

※このバトンでは、破守のロキやキルケが使う魔術の理論を書いていきます。
解説はロキ先生です。



このバトンはそれぞれの創作世界での魔術に関する理論や概要などを答えていただくバトンです。
指定されたキャラの扱う魔術について答えて下さい。
文字数や内容に制限はありませんが、ガッツリ語っていただけるとありがたいです。


1、影響を受けた作品等、あれば教えて下さい。

ロキ「あー…緑はあんまり魔法を使うファンタジーを読んでねぇらしい。有名どころのは何冊か読んでるらしいが『作品の参考にはしていないから、影響は少ないと思う』だそうだ」

2、更に細かく。
・魔力とは(MPとは何なのか)

ロキ「一般的に魔力と呼ばれるエネルギー物質を、俺とキルケは『マギ(Magi)』と呼んでいる。マギは聖書では東方三博士を指すことが多いが、その言葉には、『人智を凌ぐ知恵や力を持つ者』という意味がある。RPGなんかでMPと表示されるものは、その人物が体内に持っているマギの量だ」


・発動原理(陣・呪文の用途)

ロキ「まずは、呪文による発動原理から説明していくぞ。先ほど述べたマギという物質は、普段は空気のように目に見えはしないが、大気中を漂っている。もちろん人の中にも動物の中にもマギという物質は存在する。これは、魔法が使える者、使えない者に関わらず、誰しもが持っているものだ。

なら、魔法を使えるものはどうしてそれを使えるのかというと、それはソイツの声帯に大きく関係している。
音が空気を振動させるように、マギも音によって振動する。術者は声帯をふるわせて声…つまり、言葉に出すことで体内のマギを高エネルギーに変換させる。それと同時に、大気中に分散しているマギを自分の方へと寄せ付けるんだ。そして、体内のマギを体外に放出し、大気中のマギと結合させることで、魔法となる。

低い音と高い音、大きい音と小さい音とで振動が異なるように、そいつの唱える呪文によって多種多様な術に変貌する。
だから、呪文を主流とする術師は、大抵幅広い声域を持っている奴が多い。老若男女全ての声を自由自在に出せれば、その分、使える魔術も多いってわけだ。
『魔術師や妖術師=女』のイメージが強いのもそのせい。つーか、実際女の方が多い。男は声変わりしちまうから。まあ、稀に俺みたいに年取ってもほとんど声に変化ない奴もいるけど。

だが、どう頑張っても人の喉には限界がある。あまり無茶をすれば声帯を傷つけかねないし、自分の体内マギだけでは大規模な魔法は使えない。
そこで使うのが、声を必要としない魔法陣だ。

大抵陣を描く時に使うのは血だ。冒頭で言ったように、人の中にはマギがある。そして、動物の中にもマギがある。だから、だいたいは動物の血で描く。ヤギが好ましいと言われているが、大抵の陣なら、兎の血でも犬の血でも発動するから問題ない。

そこで書く陣の形式や文字は術によって様々だが、どんな陣でも、発動する前に大気中のマギをその場に留め、その陣の周りのマギの濃度を濃くする役割を持っている。つまり、マギの含まれる血で描いた陣によって、大気中のマギが吸い寄せられるってことだ。磁石みたいにな。」



・魔道具の役割(杖などの用途)

ロキ「そうだなぁ…ここでは俺の武器である札の説明にするか。傀儡の方はけっこう特殊だからそれはまたの機会に。
俺の場合は、この札は呪文の短縮と時間の短縮の為に使用している。

さて、一般的に魔道具と呼ばれているものは、用途はさまざまあるものの、大体は術の安定・威力の増加などの補助の役割が大きい。
後は自分の声域ではどうしても発動できない呪文や魔術を使いたい時などに、魔道具の力を媒介として発動する場合もあるな。

例えば、暖炉に一瞬で火を付ける魔法を使いたいが、その呪文を唱えるのに、そいつの声域では不可能だったと仮定する。そういう時に、魔道具の力を使うんだ。ここではその魔道具を札とすると、札に血で呪文や陣を刻みこみ、発動の条件を決める。大体は指を鳴らすとか、『発動』とか短い言葉を発動条件にするな。
そうすれば、そいつは暖炉に札を投げ込んで決めた発動条件を行えば、暖炉に火を付けることが出来る。
だが、これはあくまで、そいつがその魔術と相性がいい場合。
相性が悪かったら、どう頑張ろうが発動しない。その時は諦めろ。魔術は努力云々でどうにかできる所もあるが、才能なしにはどうしようもない部分がある」

・属性とは(相性、またそれの源など)

ロキ「今ヨーロッパにある魔術の系統は、ケルト系、ギリシャ系、エジプト系、メソポタミア系、ユダヤ系、北欧系。大体ここら辺が主流だな。他にもアジアの方や南アメリカ大陸から入って来た魔術なんかもある。

キルケは、そういった現存する魔術から、もう廃れてしまった古代魔術まで全てを扱えるこの世でも数少ない魔術師ゆえに、魔女という称号で呼ばれている。中でも得意としているのは、ギリシャ系とユダヤ系、それからインド系もイケるって言ってたな。

俺が得意とするのは北欧系とユダヤ系、ケルト系。大体相性を調べてから、それぞれの系統を得意とする魔術師に弟子入りするのが普通だ。
相性調べのやり方もその術師によって様々。俺の時は水晶だった。水晶を手に持って、目を閉じた時に見えたものでソイツと相性のいい魔術系統が分かるらしい」


・世間的な魔法の捉え方(一般の人からの知識、意識など)

ロキ「教団の人達には魔術とかは身近なもんだから、驚きもしねぇけど、やっぱり一般人の人からしたら、おとぎ話の中の架空の力っていう印象だな」


3、語り足りない事などないですか?あれば更に詳しくどうぞ。

ロキ「大体わかったか?」

ジョニー「う、うん!概要はつかめたと思う!」

アリア「ロキはさらっとこなしちゃいますけど、その仕組みはかなり複雑なものなんですねぇ…」

ラビ「お、おい…二人とも起きるさ」

アレン「くかーーーー」

神田「ぐーーーーー」

ロキ「………」

ピキッ

ロキ「isa-!!―イーサー―」

二人「「ぎゃぁぁぁぁぁぁあああああああああっ!?」」




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