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彩雲国更新


作中に出てきた白子(しらこ)というのは簡単に言ってしまえばアルビノの人を指します。先天性の遺伝子によるものなので、今の医学でも治すことは難しいとされているらしいです。

ついに絳攸は思い出しました。それと同時に、コウの本名もバレましたね(笑)
彼女がコウと名乗っていたのは、絳攸の昔の中ら拝借したわけではありません。別の人物から与えられた名でした。
時間があればそのことも書けたらなーと思っています。

『淡雪の鳥は李に止まる』は、あと2、3話で終わりになると思いますが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

オリキャラ当てはめバトン

オリキャラ当てはめバトン



【ルール】
・自分のオリキャラで当てはまるキャラを書いてください!
・複数回答可、当てはまらない場合は許せる人物を!


○性格

1.天然→アリア、焔、天一、陽菜
2.鬼畜→フィア、キルケ、六花
3.ヘタレ→ロキ、青龍
4.クール→勾陳
5.腹黒→六合、天空
6.知的→セト、六合
7.純情→アリア、優人
8.計算家→セト、フィア、アリア
9.不思議系→ルシファー
10.ツンデレ→天后、ロキ


○外見

1.低身長→陽菜、太陰、太裳
2.高身長→六花、セト、焔
3.巨乳→六花、アリア、閻魔(律音)、天后
4.貧乳→彩音
5.美人→六花、アリア、女性十二神将
6.美形→男性十二神将、ロキ、フィア、セト、信
7.可愛い(女)→陽菜、太陰
8.可愛い(男)→優人(笑)
9.貧弱→樹
10.筋質→焔、青龍、白虎(いわゆる細マッチョという奴です)


○その他

1.総攻め→六花、セト、フィア
2.総受け→優人
3.甘党→アリア、青龍、陽菜
4.辛党→六花、朱雀
5.ベストカップル→神田×アリア
6.ベストコンビ→優人&焔
7.お気に入りキャラ→信
8.書(描)きやすいキャラ→アリア、優人、信
9.書(描)きにくいキャラ→キルケ、セト


最後にこのバトンを5人に回してください!

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拍手レス

・ジンさん≫優人「拍手ありがとうございます、ジンさん。えーっと凍て花では、江戸での戦いの時に江戸近辺にいたアクマは大量に破壊されたんだけど、他の県は今だアクマの多い状態っていう設定らしいよ」

ラビ「まあ、もともと日本は伯爵の拠点だったけど、新しい方舟に移ってからはもう江戸にねぇもんな」

優人「ある意味ドーナッツ化現象だよね。それから津軽そばはユウ兄的に蕎麦に含まれるのかっていう質問があったんだけど…」

ラビ「津軽そばってどんなんさ?」

優人「えっと、そばがきを一晩水で冷やして大豆の粉をつなぎにして打ったものなんだけど…」

ラビ「蕎麦粉入ってりゃおそらく蕎麦には含まれてんじゃねぇかなぁ…多分」

優人「ユウ兄にとって重要なのはそこなんだね」

ラビ「多分な。多分。ちなみに津軽そばって俺も食ってみたいんだけど…」

優人「ふざけんな!津軽そばは作るのに丸三日かかるんだからな!!そんなまとまった有給休暇取れるわけないだろ!!」

山菜ハンター

――――…春のうららかな日。
アレン、ラビ、神田の3人は、そろって修練場で鍛練を済ませた後、朝食を済ませ、談話室でくつろいでいた。

「ふー…こんなのんびりした非番は久しぶりさー」
「そうですねー。最近特に忙しかったですし……こんないい天気なんだからどこか行きたいですよねー」
「なー…優人も非番だし、4人でどっかピクニックにでも…」

ラビとアレンの会話をぶつ切りするように、談話室の扉が勢いよく開いた。
驚いて神田も動きを止めて、扉を凝視する。
扉の前には、手を突き出すようにして立っている優人。長袖の上に若草色の春らしいパーカーを纏い、ジーンズにスニーカーという動きやすいスタイルだった。
後ろには珍しく人型に戻った焔が控えていて、なぜか背中に竹で編まれた籠をしょっている。
何事だとアレンとラビも背中をソファーに預けきっていた体勢から、少し前屈みになった。
独特の緊張感が漂う中、優人は宣言するように三人に向って叫んだ。

「狩りに行こうぜ!!」

どこかのゲームのキャッチコピーに出来そうな叫びだった。



山菜ハンター略してサンハン
(武器:スコップ、草刈り鎌。装備品:軍手、手ぬぐい)



「えーっと…優人…僕ら三人とも狩猟の経験はないんですけど…」
「兎狩りか?なら、5分で終わるぞ」
「会話しながら俺に六幻向けんのやめてくんない!?」

六幻の刃をぴったりと首筋にあてられたラビは、恐怖でがたがた体を震わせていた。さっきまでの春のうららかな陽気はどこいった。

「そっちの狩りじゃないよ。っていうか、俺は食料以外の目的で動物を殺すのは嫌だし」
「え、でも狩りって…」
「狩りは狩りでも山菜狩り」

そっちか。
三人は納得した。そうだった。優人は野遊びと称して、野に自生しているおかず(山菜)を採るのが大好きな子だった。普通『野遊び』とくれば、かけっことか、昆虫採集とか、女の子なら花摘みなんかして楽しむものだが、この無駄に自立心と家事スキルが向上している子供は、ヨモギとかワラビとかを見つけて採っては、はしゃいでいるのだ。


「今、日本もちょうど春だからねー。きっと河原とか野原とか山菜採り放題だよ。方舟使えば一発だし、みんな鍛練で今日は朝早かったから、日本との時差考えても日没まで十分とれるし」

日没まで採る気かこの子。優人の山菜とりにかける情熱は半端ではなかった。

「うーん…今から山菜取りかぁ…」
「そうですねぇー…」

アレンとラビはあまりいい色の返事を返さなかった。
それもそのはず。昨年の秋にも似たような内容で山に入らされ、日没までに大量のキノコや栗などを採ったのだ。おかげで次の日は足腰が筋肉痛になってまともに歩けなかった。
すると、アレンの後ろに控えていたリンクが異議を唱えた。

「方舟を許可なく使用することは禁止されていますよ、観野。第一、日本は今アクマの巣窟で…」
「これ、ジェリーさんとコムイさんの許可証。食料調達って名目でオッケーくれた」


ぴらっと優人が見せた紙には、しっかりとしたジェリーのサインと、『いいよ』と軽いノリで書かれたコムイの筆跡があった。
食料がタダで入る場所があると聞いて、ジェリーがそのままにしておくわけがない。毎月の食費をやりくりするのはジェリーたち総合管理班の役目。その元締めと言ってもいいジェリーと、この教団の総元締めであるコムイの許可が出てしまっては、方舟を使うなとは言えない。

「それから、あらかじめ神将達に下調べしてもらって、江戸からそんなに遠くない所に、小川が流れてる野原を発見してもらった。もちろん周囲にアクマがいないことは調査済み」

これで規則や危険性の問題はなくなった。
アレンとラビは最後の頼みというように神田を見た。最終的に神田が「ダメだ」と言えば、優人が何と言おうと、最終的には諦めることになる。
優人もそれは分かっているので、さっそく神田の説得にかかった。

「ねぇ、いいでしょユウ兄!今の時期なら天ぷらに出来る山菜や野草もたくさんあるよ!手伝ってくれたらユウ兄の好きなものいっぱい作るよ!」

神田はずずず…とお茶をすすった後、コトンとそれをテーブルに置いて立ち上がった。


「フキノトウとユキノシタの天ぷらは絶対作れ。あと、フキはまぜご飯と佃煮にしろ。それなら手伝ってやる」
「やった―――――っ!!」
「よかったな、主」
「うん!」

両手を上げてバンザイしている優人は、年齢相応の顔に戻ってきゃっきゃとはしゃいでいる。
アレンとラビは、それをみてがっくりと頭を垂れた。
結局、自分たちの胃袋をがっちり掴んでいる優人には敵わなかった。

 


――――…日本・江戸。
伯爵によって破壊された城下町の方は、瓦礫一つない荒野のままだが、そこから5、6q離れれば、そこは小川が流れ、草木が生い茂る綺麗な野原だった。

「気持ちいい所ですね。江戸にこんな場所があるなんて知りませんでした」

「ジェリーにサンドイッチとか作ってもらって、もってくるんだったなー」

先程まで山菜採りに行くのを渋っていたことを忘れ、思わずのどかな風景を眺める。
しかし、二人が景色を楽しむ間に、優人と焔はさっそく獲物を収穫していた。

「ユキノシタ採ったど―――――――っ!!やっぱりいいなぁ…手つかずの自然がある所は、俺ら以外に採りに来る人なんていないだろうから、多めに採っちゃおう」
「主、向こうにヨモギも生えておったぞ。採っておくか?」
「うん。お願い!草餅以外にも、天ぷらとかお茶にしても美味しいから!」
「「………………」」

情緒の欠片もない。あるのは食い気だけである。

「優人」
「何か見つけた?ユウ兄」
「ん」

ぽろぽろと手に落ちてきた黄緑色の丸いものに、優人は目を丸めた。

「え、凄い!よくみつけたね、まだ花開いてないやつをこんなに」
「向こうの木陰にけっこうあった。日が当らないから、気温もそんなにあがらねぇんだろ」
「そっかー。でも、ユウ兄と焔だけで食べるとなると少し多いかな…うーん…ふき味噌でも作るか…」
「なんだ。お前食えねぇのか?」
「食べれるけど、苦みが強いからあんまり好きじゃない。それだったら、ふき味噌の方がほろ苦で好き」

どうやら日本人コンビはずいぶん通な食べ方まで熟知しているようである。

「あ、ラビもアレンもつっ立ってないで手伝ってよ。他にも採るものいっぱいあるんだから」
「そうは言っても…」
「俺らにはどれが食えてどれが食えねぇんだかさっぱりさ」
「じゃあ、手始めに二人はこのユキノシタ採って。天ぷらにすると美味しいから」

見本と言われ、二人に一本ずつユキノシタが渡される。葉っぱに毛が生えていて、ふさふさとした植物だった。

「だいたいこういう水辺近くに生えてるから。まずはそれから摘んで」

神田は植物に関してはそこそこ知っているし、焔は優人と行動を共にしているうちにこっちの方面の知識に関してはかなり豊富なので放っておいても大丈夫だ。
ユキノシタ採りを二人に任せ、優人も他の山菜を探すことにした。

 


しばらく色々な山菜を採っていると、アレンが興奮したように優人の元へやってきた。

「優人!つくし発見しました!!たしかつくしって食べられるんでしたよね?」
「あー…」

優人はちょっと困ったように笑った。

「確かにつくしって食べられるんだけど…はかま取りがもの凄く面倒臭いし、クセがないから味気ないんだよなぁ…アクで爪の中真っ黒になるし」
「でも食用なんですよね?」
「ぶっちゃけ、ここらへんに自生している植物ならほとんど食べられるよ。ただ、美味しいか不味いかは別問題。つくしは不味いわけじゃないんだけど、絶賛するほど美味しくもないっていうか…それなら、フキノトウの天ぷらとフキの佃煮のほうが美味しい」
「へぇー」

自生している山菜や植物は、調理次第では美味しくなるものもあるが、どう調理しても青臭くて葉っぱを食べている感覚しかしないというのもある。
田舎暮らしだった優人は、ご近所の農家のおじいちゃんおばあちゃんから、そのノウハウをよく教え込まれているのだ。

「おーい優人ー!なんかこんな赤い実見つけたんだけどこれ食えるもん?」
「あ、ノイチゴ。うん、それならジャムにもできるし、そのままでも食べれるよ」
「マジ!?」
「せっかくだから摘んで帰ってジャムにしよっか」
「優人!摘んでる時に少し味見してもいいですか!?」
「いいけど…虫が入ってたりするから気をつけてねー」

そのまま食べれると分かるなり、二人はノイチゴのなっている場所に早足で向っていった。リンクも本を読みながら後についていく。


その後も、せっせと食用の植物や山菜を採り、夕暮れ前には持ってきた籠はいっぱいになった。

「たくさん採れたねーこれなら、今日は豪勢に行けそう。ノイチゴのジャムも作ったら二人に分けてあげるね」
「楽しみです」
「いやー…つっかれたさー」

ごろんとラビやアレンは野原に寝転がり、神田や優人も腰を下ろした。府と優人の視界に入ったのは、シロツメグサと、その周りに咲く草花。
手先の器用な優人は、よく低学年の女の子からシロツメグサの冠を作って、教えて、とせがまれていた。それを急に思い出し、懐かしくなった優人は、シロツメグサを手折って、花冠作りに没頭した。

「秋の山でのキノコ狩りはきつかったけど、春の山菜とりは楽しいですねー」
「秋は山道だったからな。歩き慣れておらんお主らにはいささか大変だっただろう」

焔は労うように、二人に水筒のお茶を渡した。
寝転がっていた二人も、お茶を飲むために起きあがると、優人と神田が作っていた物が目に飛び込んできた。

「ちょっ、なに作ってんですか二人とも!!」
「えっ、すっげぇ!!なにその無駄にハイクオリティで豪華な冠とネックレス!!」

優人が作っていた冠は、ただのシロツメグサの冠ではなく。ハルジオン、スミレ、レンゲなど、春の草花を盛りだくさんにのせた力作。
同じく神田が作っていたものも、花々に彩られてかなりゴージャスなネックレスになっていた。

「マジでスゲェ。どうやって作ったんさ、コレ」
「チェーンとかベースになっている骨組はシロツメグサの茎。頑丈なんだよ。そこに他の草花とかを編み込んだだけ」
「っていうか、神田も作れたんですか」
「こいつが作ってんの見てたら作り方分かった」

暇を持て余して、作る気になったのだろう。
いらねぇからやる、と言って、神田は輪投げするように作ったネックレスを放った。ネックレスはすぽっと優人の頭を潜り、すとんと肩に落ちた。
優人もお礼がわりに、作った花の冠を神田の頭にのせる。

「………重い…」
「まあ、これだけ色んな花盛りつければね…懐かしくなってつい熱中しちゃった」
「いいなー。優人、俺にもなんか作って」
「僕にも!」

はいはいといいながら、慣れた手つきで再び編み込む。
神田はもう作る気がないのか、焔からお茶を貰っていた。

「はい。ラビにはブレスレット」
「おお…!長さ調節機能付きになってるさ!すげぇ!!」
「優人!僕には!?」
「アレンにはこれ」

首に巻かれたソレに、アレンは首をかしげた。

「ネックレスにしては短いですし…チョーカーですか…?」
「首輪(お散歩ひも付き)」

神田がお茶を吹き出し、ラビもものすごい勢いで口に手をあてて横を向いた。
その間に優人はさりげなく首輪に繋がるひもをリンクの手に渡した。

「な…!なんでっ!!神田とラビは王冠とブレスレットなのに僕だけ…!!」
「だって、アレンこの見通しのいい野原ですら迷子になりそうなんだもん」

優人が目撃していないだけで、実際ふらふらと雑木林の方へ入って行きそうになったところを、リンクと焔が何度も引きとめていた。

「……思った以上に頑丈ですね。これならウォーカーが多少抵抗しても引きずれそうです」
「すごいな…シロツメグサの茎が何本も束になって一本の太い縄のようだ…」
「あははははははは!!……お、思いのほか似合ってるさ…っ…!!」
「確かにお似合いだな。犬」

失笑しながら見下されたアレンは、ブチリと堪忍袋がきれた。花冠のせいか、いつもより数倍偉そうに見えた。

「あーなーたーたーちーは〜〜〜〜〜〜〜!!」

アレンがイノセンスを発動すると同時に強制的に始まった鬼ごっこは、太陽が西の空に沈みきるまで行われた。

 

 

「ただいまー」
「あら、おかえりみんな……」

談話室に入ってきた優人達を見るなり、リナリーとミランダは噴き出した。

「えっ、なんですか?」
「うふふふ。みんな、楽しんできたみたいね」
「?」
「なんで二人とも笑ってるんさ?」
「だって、みんな体のあちこちに花くっつけてるんだもの」

慌てて自分の服についた花をとる4人を見て、焔とリンクは苦笑を零した。



+++++++++
寒い日が続いて、春が待ち遠しくて書いた作品。
どうして私のキャラは情緒とか色気の前に食い気があるんだろう…。
っていうか、男4人が野原で花摘んで遊んでるってどうなの。リナリーも一緒に参加させればよかったとちょっと後悔しています。


私の実家も田舎なので、ふつーにそこらへんの道端にヨモギやノビルが自生していました。フキノトウなんて山に入ってタダで食べるものであって、お金払って食べるものではありませんでした(笑)
小学校の通学路には、たまにノイチゴがなっていて、それを食べて帰ったのはいい思い出です。
都会でも河原あたりにはわりとしぶとく自生しているのもありますが、やはり排気ガスなどもありますので鑑賞するだけにとどめた方が無難ですね。

拍手レス

・秋鈴さん≫アリア「拍手ありがとうございますー秋鈴さん。そうですねぇ、ユウは口では何と言おうとも、面倒見はいい方なので、やっぱり嬉しいんじゃないですかねぇ…道場で子供たちに剣道教えている時もなんだかんだ言って楽しそうでしたし…」

アレン「姉さんは別段慌てることもなく落ち着いていそうですよね」

アリア「もう3人も育てましたしねぇ…」

リナリー「そこで満足しないで、ちゃんと自分の子を作るのよ!?出産は高齢になればなるほど大変なんだから!」

神田「……そうなのか?」

アリア「えっ!?」

ロキ「はい。旦那の方、今その衝撃の事実を知りましたー」

ラビ「俺らにとっちゃそっちの方が衝撃的なんだけど…」

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