刑部さんがスランプに落ちたらしい。嘆かわしいといいながら仕事部屋には籠らずリビングにいた。火傷の痕が残る身体を震わせて窓を閉めやれなんて小言を漏らしている。「黒田さんが泣きますね」「あやつの心配しか出来ぬのか、我は悲しや悲し」「趣向を変えてみたらどうですか?久々に官能小説とか読んでみたいです」「物好きよナァ」