「先輩、また会えた」「り、リエーフくん、そうだね」昨日も電話したじゃんと先輩は顔を赤くして笑ってくれた。一度連絡してしまえば好きと言う気持ちは止まらなかった、どうしても会いたくて8月末に烏野が来ると聞いたから来て欲しいと頼んだら本当に来てくれたのだ。嬉しい、先輩も俺のこと意識してくれてんのかな、休憩中に近寄ったら逃げられたけど手を伸ばせば届く距離に居てくれることが嬉しかった。「先輩、先輩、見ててくださいね」「はいはい、見てますよ」「本当に?」「見てるよ、リエーフくん、頑張れ」きゅっと先輩の手が触れた、嬉しかった。