ちっちゃいシャリテがまだ若い箕島に「パパ、パパー」ってよちよちついて行く姿を妄想したらヘヴンが見えた。
でも箕島さんってば歩調緩めたりと優しさなんて欠片も見せないからついてくシャリテは必死な訳で。
そんな頭も撫でてくれない厳しい方だったけど、シャリテにとったら恩人で、憧れの人で、凄く大好きな父親だったんですよ。
路地裏で、幼く、両親も無く、ただ無力に死にゆくだけの存在に、手を伸ばした唯一の人物だったから。
箕島はただ自分の後継者としてシャリテを利用しただけなんだけど。シャリテもそれを知ってるけど。
口では自分の為と言うけど、彼女には自分の人生を選択する自由はあった訳で、わざわざネージュに仕えなくても良かったと言うのに。
前述通り箕島は厳しかったから、シャリテが途中で挫けてしまえばその儘棄てたと思うの。
でも、シャリテは生きたかったし、養父が大好きだったから頑張ったんよ。
箕島が面倒見てたとは言え、軍の方に居たから殆ど顔は見せなかったし、結構、過酷な生活をしてたんだ。
そんな訳だから、自分から何もやらない甘ったれは大嫌いで見ててムカムカしちゃう。
生きる為に奪い取る。何が悪い?って言う感じ。
シャリテは人を騙したり嘘を吐く事に何の罪悪感も無かったりする。悪い事では無いと教えられたから。
今、現在シャリテに備わってる社交性と醜悪さは箕島に教えられたものなのね。
あ、限界…。
パロじゃない方だとシャリテは箕島を何だか情けない人からほっとけないと思ってる。箕島もシャリテの奔放さが心配でほっとけないと思ってる。恋愛感情は無い。