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丁寧に生きれば


ほぼ日の学校だより「万葉集講座」第6回、俵万智さんの講義より

「皆さんは、宿題が出て短歌を作らなきゃと思った瞬間から、時間の流れというか、心の持ちようが変わった気がしませんか? 普段だと『あッ!』と思っても、そのままやり過ぎてしまうような出来事なのに、もしかしたら歌になるかもしれないと思って立ち止まる。そして言葉を探す。そういう時間が生まれなかったでしょうか? それはつまり丁寧に生きるということ。歌を作るというのは、人生を丁寧に味わう、時間を丁寧に生きることでもあると思う。宿題を出された瞬間から、そういう時間が皆さんに生まれたらいいなと思います」

子供時分から情緒に乏しい上に、生きるにしたがって益々感動からは遠くなる。
時間を丁寧に生きる?――はい苦手! 元々深く思考するのは苦手だし、時間に追われてせわしく過ごす日々。でも、短歌を始めてからモノをよく観るようにはなった。良いと言われているものを見たり聞いたりして触れて、心を耕しながら少しでも感じる力をつけられたらと思う。

ごわついた皮そぎ落とし 敏感にぷるり震えるハートがほしい
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