草刈り


通勤途中にある広い敷地の中の小さな家。間隔の空いている両隣との間に今年は、すでに花は終わったナガミヒナゲシが勢いよく繁殖していて、外来種だけれど中々にきれいな眺めだった。

空き地や駐車場が多かったこの通りも、数年前から今風の家が建ち並び、古くからあった家々も次々と建て替えられて印象が様変わりした。土地が遊んでいるのはもうここだけだ。
先週、この家と同じ作りと思われる隣家が取り壊された。また家が建つのだろう。壊された家とこの小さな家の二軒はこの辺りでは珍しく、プロパンガスを使用されていたり、戸がサッシじゃなかったり、木製雨戸だったり、家全体に昭和の香りが漂っていて好きだ。かなり老朽化しているけれど、 このまま残っていてほしいと思ってしまう。

今朝通ったら家の敷地の奥にある、実をつけてももがれることもなく、鳥の餌になるだけの背の低い柿の木を一本残して、茫々に茂っていた草が刈られている。 誰が刈っているのか姿は見えなかったけれど、これだけの広さをひとりでやっているとしたら、かなりのハードワークに違いない。だから曇りの日を選んでの作業なのかな。

立ちこめる草の匂いとモーター音 梅雨前に精出す人のあり 


(Photo by Yasuhiro HATA) 

味オンチなれや。


ハァァ…やっとお昼にありつけた
今日のがんばり肉体労働よくやったお疲れ自分!
お昼ごはんは自分で作ったサンドイッチなり。 
ハム、チーズ、トマト、黒こしょう多め、オニオン、レタス、マヨを挟みましたよ、辛子を塗ったレーズンパンに。
ええ、レーズンパン。そうです食パン生地にレーズンが入っている、あのぶどうパンです。
人から「え゛え゛ッ」とか言われっちゃったんですけどぉぉぉ 何か変です?
酢豚にパイナップル、ポテサラにりんごと同じ感覚ですよ。まぁ、味オンチなのは認めますけど…。 
私には美味しいです。ごちそうさまでした。…あ、食べる前に撮っておけばよかった

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昨日の帰りに見た夕焼け。
鼠色の雲が太陽を遮っていたのだけれど、内側から穏やかな色に染められていて鬼きれいでした。


暮れなずむ空 雲が陽(ひ)を隠して 和(なご)き鴇色(ときいろ)と燃ゆ

コールスロー



ゆうべは千キャベツが残っていたので、キューピーのレシピを参考にコールスローサラダを作ってみた。
キャベツは塩水につけてぎゅーぎゅー絞って、常備のニンジン千切りチンと、カニカマがちょっと余っていたので裂き裂きして仲間に入れた。あとコーンがあればよかったね。でも、ちゃんと出来て美味しゅうございました。

コールスローってどういう意味かと思ったら、18世紀頃にオランダ語のキャベツサラダという意味の、「koolsalade」を短縮した「koolsla(コールスラ)」から生まれたんですと。

今朝も残りをもぐもぐ。
一晩たったほうが味が染みてて美味しいわ。


目覚めてもどこかぼんやりしてる朝 コールスローの酸っぱさ沁みる

サンバイザーの季節なり。

鍔が大きく、可動式になっているサンバイザーをここ数年よく見かける。
垂直に立てれば顔全体が覆われてUV対策にはいいでしょうけど、のっぺりしたそれで前から迫ってこられると何か怖いと感じてしまうのは私だけかな?

今朝は職場近くでそのサンバイザー仮面に会釈されて…
あ、おはy…ん、どちら様?
となった。体形では判別できないよぉ。せめて声を出してくれぇぇ

もしも私が被るなら、判るように鍔にカオナシの顔でも描いとくかなぁ。
あれって欲の塊なんでしょ? いいじゃん、ぴったりww

顔面に虹色の縞およがせて会釈されれば返すも不気味


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ここにも自動保存機能があればいいのに。たったこれだけの記事だけど、PCの不調で3回も書き直したがな💢

胡蝶蘭

二月にいただいた胡蝶蘭の花が終わった。
咲いているときには香りはないものの、萎んだ花が臭いったら;;
さて、ぐるぐる先生に教わった通り、茎の根元から3センチくらいのところで切り、さあ鉢をどうしようかと思っていたところへ、またしても胡蝶蘭が!! 今度は白で3株合わせたもの。これまでのものより立派なり。
運んでくれたのは宅配便ではなく、お花屋さん。玄関で梱包の箱からだ出して持ち帰ってくれるので助かる。多分、使いまわすのでしょうね。鉢には綺麗なラッピングが施されていて、欄の根元が見えない。そこで世話の仕方を確認してみた。

「胡蝶蘭用の鉢に移し替えなければダメですか?」
「それは花が終わってからです」
「そうですか!。(てことは前のと同じく、ビニールのカップには入っていないのね) 花が終わっても水を与えてれば、また芽がでますかね?」
「温度を一定に保つ必要があるので難しいですが、キッチンの出窓に置いてたまに水をやっていたら芽が出た人もいます」(ネット情報では外に置いても大丈夫って人もいた)
「これは、中身は水苔ですか?」
「そうです」
「7日から10日に一度、水やればいいんですよね?」
「そうです」

だったらこれまでと同じ世話の仕方でいいわけね。と、ひと安心
部屋の中に二つも大きな鉢を置いておけないので、終わったものは外に出すしかなかった。自分にできる範囲のお世話しかできないけれど、もしもまた咲いたら嬉しいじゃないの。ネット情報も色々あって迷ってしまうけれど、ダメもとで水だけはやり続けてみましょうかね。

部屋に運び入れたものを裸にして、表面の水苔をのけて確認したら……えっ!?
ちょっとぉぉぉ、水苔は隙間を埋める発泡スチロールの上だけじゃん!!!! ビニールのカップ入りで、根っこは水苔じゃなくてバークに埋まってるじゃん!!!! なんで違うこと教えたのさぁぁぁ!!!! そうか、これ胡蝶蘭の問屋さんからの取り寄せか…まあいいけど。確かめたらビニールカップの底には穴が開いていて網が敷かれていた。お花屋さんを信じて、花が咲いてるうちはこのままにしておいて、根腐れしないように気をつけてあげましょっと。

(画は最初にいただいた胡蝶蘭)

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出勤途中にある歯科医の壁ガラスごしに、中に掛かっていた鏡が見えて。

玻璃(はり)ごしに見ゆる鏡に映れるは 日差しに歪む罪深き貌(かお)

玻璃:ガラス
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