ちょっとしたトラブルから最後(現時点では)になってしまいましたが、今回はジャックの紹介をしようかと思います。
■コンセプト
ジャックのキャラクターコンセプトはズバリ、私の思う『カッコイイ男』です。
2次元ならパトレイバーの後藤喜一課長。
2.5次元ならパイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウ。
3次元でなら高田純次をカッコイイ男だと思っている私ですから、当然、PCであるジャックもそれらのキャラクターに近い性質となっています。
普段は適当だけど、いざとなるとキメる男って超カッコイイと思います!
ギャンブラーというキャラ付けも、分かりやすくダメ男を演出するためです。
実際はギャンブル狂いの男とか、地雷もいいところですけどね。
ちなみに私はギャンブルは一切しませんし、タバコもほとんど吸いません。
でも葉巻の匂いは好きだったりします。
どうでもいい情報ですね。
■名前とか
ジャックの名前である『ジャック・ブラック』ですが、これは何の捻りもなくトランプゲームのブラックジャックからです。
でも実はですね、最終決定直前までファミリーネームを『ブラック』と『ブラックマン』で迷っていました。
迷っていたのですが、偽名なんだし分かりやすい方がネタになるかなー、と考えて『ブラック』に落ち着いたという。
■技能とか
今でこそ剣士っぽい感じのジャックですが、構想段階ではバリバリの魔法キャラでした。
2丁の魔法拳銃を手に、『ギャンブリング』というダイスで発射弾数を決める特殊な魔法を使って戦うキャラにする予定だったのです。
でも戦闘になった時に処理が面倒な上、時間が掛かりそうなので止めた訳です。
カウボーイの格好はその名残ですね。
縮地術と抜刀術は、fate/GOの桜セイバーこと沖田ちゃんの宝具から技のイメージを拝借いたしました。
無明三段突き!
カッコイイですよね。
私は沖田ちゃん持ってませんが。
斬撃を飛ばす云々は別にモデルが居るんですけどね。
魔術の方はまあ、剣術がそこそこ強いイメージで作ったので、それなら道具とか触媒がないと上手く使えないことにしよう、と。
マジックジュエルのダイスとか、トランプの刻印札とか持たせたのはそういった理由から。
手品については、イカサマ出来るくらいなんだからたぶんクローズアップマジックとか出来るだろう、という安直な考えから生まれました。
でもあんまり手品っぽいこともイカサマっぽいこともしてないっていうね。
スラれた瞬間にスリ返せるような腕前なんですけどね、設定上はですが。
■性格とか
ジャックの適当な性格はコンセプトでも語った通り、私が『適当だけどいざという時はやる』性格が好きなので、そんな感じに設定してみました。
でも他人のことを茶化してばかりで、適当というよりもただの面倒な人になっている気がしないでもない。
ジャックは物心が付く前にはもう犯罪組織の下っぱをやらされてましたから、根っこの部分はかなりドライだったりします。
冷たい訳ではないのですが、生き方が色褪せた人間と言うか、まあドライな訳です。
嗚呼、語彙が足りない自分が憎い。
子供に優しいのは自分が幼少期に虐げられて生きてきたからというのと、子供に自分みたいな人間になってほしくないという思いの表れだったりします。
ジャック自身も、余計なお節介だとは十分理解しているのですけどね。
適当男という骨組みに、育ちなどから逆算して考えた性格を肉付けした訳です。
■容姿とか
ジャックには桜花の血が流れている……と言いますか、ぶっちゃけると純粋な桜花人だったりします。
本来の顔立ちは桜花人特有の童顔なのですが、育ったのがデザートベインなので肌が浅黒くなり、表情もワイルドなものに。
育つ環境は大事なんやなって。
でも、子供の頃は可愛らしかったという設定なんですよ。
そのせいで男娼をやらされそうになった、なんて設定もあるのですが。
ジャックがよく『オレにそっちの気は無い』的な発言をするのはそれが原因だったりします。
服装に関しては、元々魔法系ガンマンにする予定だったからですね。
本当は武器を剣に変える際に服装も変えようと思ったのですが、良い服装が思い浮かばず、悩んだ末に「早撃ち(抜刀)なんだから、カウボーイのままでいいか」と。
どんなに暑くてもカウボーイハットを手放さないのは、コンセプトモデルの一人でもあるジャック・スパロウの船長帽への執着からです。
でも脱いで扇ぐのに使ったりはします。
ガバガバな執着やないかい。
容姿は桜花人系だと書きましたが、ビジュアルのモデルとしてはfateの紅茶こと英霊エミヤさんをイメージしました。
赤アーチャーと言った方が分かりやすいでしょうか?
カッコイイですよね、赤アーチャー。
見た目もですが、なんと言っても諏訪部さんの声がカッコよくてカッコよくて。
私の中の三大好きな男性声優のお一人です。
うん、死ぬ程どうでもいいですな。
■恋愛とか
ジャックも三十路前ですから、人並みに色恋を経験しています。
ですが頭に『純粋な』が付くとなると、途端に経験不足の素人になってしまう、それがジャックの恋愛事情です。
地下水路の一件でちょっと名前を出しましたが、ジャックが初めて恋をしたのは一回り以上も年上のお姉さんであるローズマリー嬢でした。
当時二十代半ば頃だったローズマリー嬢は夜の蝶、そしてジャックの所属していた犯罪組織の世話係……というよりも低年齢組の監視役を担ってました。
更に言うと、娼婦をしながら要人の暗殺なども行う暗殺者でもあったのです。
そんなローズマリー嬢ですが、夢は教師、特に小学校の先生になるのが夢という普通の人でもありました。
夜の蝶としても暗殺者としても向かない、とても優しい性格をしていたローズマリー嬢に幼いジャックは恋をした訳です。
ですがある日、ローズマリー嬢は組織の金を盗んで逃亡を図りました。
遠く離れた地に逃げれば、さしもの組織も手を出せないと踏んだのでしょう。
でも企みが上手くいかないのは世の常で、当然彼女も組織に追い詰められることに。
そして逃亡していたローズマリー嬢を追い詰めたのが、世話をしていた低年齢組の子供達。
つまりはジャック達だったのです。
娼婦のついでに暗殺をしていた人間と、子供とはいえ荒事も数多く経験している者とでは差が歴然としており、ローズマリー嬢も程なく粛清されました。
その時、ローズマリー嬢を手に掛けたのが彼女を慕っていたジャックでした。
殺される直前、ローズマリー嬢は泣きながら命乞いをしましたが、ジャックとしても『組織から自分を買う』という目的があったため見逃すことは出来ず、また一緒に逃亡するというのがーーそれがどれだけ魅力的な考えだとしてもーー無謀であることも理解していました。
ローズマリー嬢がなぜ組織の金を持ち逃げしようとしたのか、最終的にどこに逃げてどう生きようとしていたのか、ジャックは知りません。
もう2度と知る機会は訪れませんしね。
もしこの事をジャックが語るとしたら、おそらくは「裏の社会ではよくあること」といつものヘラヘラとした笑顔のまま話すでしょう。
自分の悲劇が特別ではないことを、彼はよく理解しているからです。
と長いポエムを垂れ流してきましたが、実際この程度のドラマならよくある話だと思います。
その件以降ジャックは純粋な恋愛をしていない訳ですが、その反面、恋愛ではない色恋沙汰の経験は豊富だったりします。
夜の蝶のお姉さんを殺しておいて、遊びの対象も夜の蝶なのですから、なかなかに肝の据わった男です。
ただのゲス野郎とも言う。
まだまだジャックの設定紹介は残っているのですが、時間も時間なので私は寝ます。
次もジャックの裏話を書いていこうかと……って、そもそもジャックしか残ってないのですけどね。
その前に、何かしらのロール話があるかもしれませんが。
まあ、予定は未定です。