タイトルの意味はなんぞや?
と思われる方は居ない(そもそも興味ない)とは思いますが、一応説明をしますと、『ホテル Bella Rosa』内のレストランの1つとして設定した『レストラン Zicklein』の名前の訳が『仔山羊』だからです。
リーオン君とデート!
お相手して頂き、ありがとうございました!
山羊が大人っぽいドレスを着ているとか、リーオン君がジャケット姿で決めているとか、あまり見られない姿で新鮮に感じました。
ちなみにですが、山羊の衣装にはちょっとした小ネタを仕込んでいたりします。
例えば山羊のドレスですが、あればウェディングドレスを意識したものです。
山羊は冒険大好きなので以前に「結婚するとしたら二十歳以降かな?」とか言わせましたが、それはそれとして、一人前になるリーオン君に合わせてソレっぽい格好をさせようかと。
他にもパンプスの飾りがフライルーの露店で買った水晶を加工した手作りの物だったり、アクセサリーでリーオン君の『夜空の力』を匂わせてみたりですね。
あ、胸のコサージュはもう一つネタが仕込んでありまして。
黒薔薇には『貴方はあくまで私のもの』という意味があり、六本という数には『お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう』という意味が込められていたりします。
こういうネタを仕込むのは私の常套手段ですね。
拾われる事を考えていないので、ほぼほぼ自己満足ですが。
アルヴェイン料理。
かなり断定的に書きましたが、あくまでも山羊の故郷の方面の料理という設定です。
イメージとしてはドイツ語圏のスイスって感じでしょうか?
料理の量はドイツ寄りです。
本場の料理は食べた事がありませんが、本当に驚く程の量が出てくるそうですね。
もちろんレストランにも因るようですが。
大衆的なレストランほど量が多い傾向にあるようで。
ポテトサラダが巨大な木製ボウルに山盛り乗せられている画像を見た時は、暫く唖然としてしまいました。
ドイツ人の方々の胃ってどうなっているんでしょうね?
凄く不思議です。
いや、でも流石にあれが一人分ではないはず。
今回、山羊とリーオン君がホテルで食べたのはかなり大衆的な物です。
キッシュはまぁまんまとして、セルベラは太くて長いソーセージ。
いや本当にそれだけで説明がついてしまう、圧倒的なインパクトなんですよ。
ちなみにこのセルベラ、山羊の故郷である『クヮナイの町』の特産の一つという設定に使わさせて頂いています。
スープは名前の表記を避けましたが、正式には『ツヴィーベル・ズッペ』というオニオンスープです。
コンソメタイプとポタージュタイプ、で良いのかな? の二種類があるようです。
玉葱の切り方も色々とあるようですが、今回はクルトンが入っているので大きさを合わせるために微塵切りに。
食事用のパンは『ミッシュブロート』というもので、ライ麦のほのかな酸味が香る、ドイツ辺りではポピュラーなパンとのこと。
ライ麦と小麦粉の比率によって名前が少し変わるそうですが、レストランでは特に区別せずに出しました。
メインの肉料理は『鹿肉のジプシー風カツレツ』。
つまり、ドイツ語風に言うと『ツィゴイネル・シュニッツェル』になります。
シュニッツェルは薄く叩き伸ばしたカツレツなのですが、これがまた大きい。
薄く、と書いてある筈なのに厚みも結構ある代物だったりします。
薄くとは。
付け合わせにしたポテトサラダは『カルトッフェル・ザラート』というサラダで、そこに山羊の故郷の特産品であるルタバガ(カブ)のピクルスを入れてあります。
たぶん普通に美味しいのではないかと。
ロール中のは味付けが塩と胡椒(とピクルス)だけでしたが、マスタードやマヨネーズを入れても美味しいと思います。
作るの簡単ですしね。
そしてロールには出せませんでしたが、デザートには『ローテ・グリュッツェ』を用意していました。
『ローテ・グリュッツェ』は物凄く乱暴な言い方をするなら、色々なベリーを集めて煮た水っぽいジャム、です。
いや本当に怒られそうな説明ですが、見た感じではこれが適切なのではないかと。
それとバニラアイスのトッピングがデザートになる予定でした。
ドイツにも魚料理でも美味しそうなのは沢山あるのですが、量が多いという設定なのでコースの品数は抑えられているのではないかと思い、幾らか削りました。
これがペティット料理(たぶんフレンチ)なら、もっと品数も多かったんでしょうけどね。
山羊もリーオン君も沢山食べるので、一品の量が多い方がキャラに合ってるかなと。
蛇足ですが、最初に訊ねたドリンクですけれど、実は他にも『フーゴ』と『バナナヴァイツェン』というカクテルを提示しようかと思っていました。
他には?
が有った場合の保険ですね。
それでなんでポモーになったかと言えば、小娘関連ではなく、北方調査団の黄金林檎の繋がりからだったりします。
他にもカクテル以外ならシードルとかスタウトとか、ちょこちょこパターンは考えていました。
ちなみに背後はあまりビールが好きではありません。
物凄く冷えた一杯目のビールとか、スタウトなら少しは飲めますけどね。
舌が子供なので苦い苦いなのです←
リーオン君へのプレゼント。
氷像はゼノビア嬢との出会いがあったので、更にプレミアムに出来るぜー、と注文をさせて頂いたのですが、ジャンビーヤの方は去年から考えていた物だったりします。
どのようなジャンビーヤにするか、は未定だったのですけどね。
形はある程度考えていた訳です。
去年が懐中時計、今年がジャンビーヤと、実は『大人の男が持つ物』という括りがあったり。
懐中時計は英国紳士が、ジャンビーヤはアラビア・イスラム圏の男性が持つ大人の証ですね。
そういえば、リーオン君のプロフに「普段は星屑のジャンビーヤと告げている」とありましたが、実は隕鉄を得た辺りでは私もそう名付けようと考えていました。
でも途中で、星屑よりもっと輝いてそうな言葉の方が前向きで良いかなと思い、変えました。
あ、もちろんリーオン君が普段どのように呼ぶのかは問題ありません。
あくまでも、贈る側としてそうしようと思っただけですから。
それで、です。
ジャンビーヤの描かれた『背中に翼を生やし、蠍の尾を持つ、半人半馬の射手』ですが、これは射手座の元の元にもなっている『パピルサグ』です。
リーオン君は射手座なので、守ってくれるかなと。
まぁ大層な説明文の割には、効果は明るくなる魔術媒体なのですが。
で、でも実用性はあるから(震え声)。
山羊の贈り物は実用性とファッション性が半々になるように考えているので、それには合っているのではないかなと。
さて、酔って箍の外れてしまったリーオン君ですが、彼は翌朝にその事を覚えているのでしょうか?
それはまだ、予定は未定、なのかな?
覚えていたらベッドでバタバタしそうですね(下衆顔)
と言いますか、小娘も山羊も、本人と恋人が揃って下戸とか本当に仲良いなぁ。
しかも両方の恋人ともに、女装が似合いそうな可愛い系ですしね←
しかも片方がアイドルをしているという繋がりも。
なんだこの偶然は。
これもダイス(の女)神って奴のせいなんだ!