ティート君が独白を!
更にはルルシア嬢まで!
これは出たい!
超出たい!
でも小娘は昏睡状態だし、まだ裏話ですが微妙に下半身不随状態の設定なので、シルキーに車椅子を用意させないといけない。
という事で後々、シルキーが車椅子を用意したんだよ、という説明をしやすいようにとシルキーを出させて頂きました。
あ、でも治療が終われば小娘の下半身不随も治る予定なので心配しないでくださいね。
小娘だと車椅子の先駆者であるシュリ嬢のようにはいかないでしょうから、あくまでも一時的なものです。
有り難い事に、ティート君の依頼(溶炎輝晶)のお陰で魔力による神経接続と操作の経験は得ていますから、自力でも何とか出来ますし。
ペティットに戻ってからは花水晶施術療養院でお世話になる予定ですので、問題なく治して頂けるでしょうから杞憂でもありますが。
ただし、バレット氏にはまだ何も告げていないというね。
か、完全予約制とかじゃないから大丈夫ですよね? ね?
いや、不安なら私書でも出せよって話ですが。
ちなみに、シルキーが小娘周りにやたらと事情通なのは契約のための器が小娘の持っているシルクのハンカチだからです。
小娘、知らず知らずの内に契約妖精にプライベートを蹂躙されているの図。
更に蛇足ですが、小娘は他に2枚のハンカチを持ち歩いています。
止血とかにも使えますからね。
ハンカチ、超便利。
小娘と契約をした時以外では、初めてマトモにシルキーを使ったかもしれません。
某異形の魔法使いのお嫁さんの所のシルキーとは違い、小娘が契約しているシルキーは割と人の悪い性格をしています。
虚実を織り混ぜ、人の性格やスタンスを見極めるのが1つの癖で。
この性格は、ロールでもチョロっと書きましたが何人も主(というか家)を転々としている事による人間不振が根底にあるからです。
本来シルキーは邪魔だとか嫌だとか思った相手は家から追い出しに掛かるのですが、小娘の契約しているシルキーは自分から身を引いて家を出ていくタイプだったので、幾分と面倒臭い性格になっていたりします。
なので、慇懃無礼に振る舞ってその人の対応などを見ながら言葉を変えたり態度を変えたりします。
ティート君には意地悪なお姉さん、ルルシア嬢には主のご友人として途中から接し方を変えましたからね。
変えられていたかは分かりませんが。
背後が私なので、演じ分けられていたか甚だ疑問ではあります。
他にも幾つかシルキーのロール方針などはあるので、いつか機会があればやってみたいものです。
とか言いつつ、バンシーとかキキーモラとかのロールも満足に出来ていないんですけどね。
蛇足だからね、仕方ないね。
尚、ティートとアルーシャを妖精郷に云々の言葉の理由ですが、上記のシルキーの気に入らない余所者を家から追い出す性質の拡大解釈です。
アルーシャが転移の魔術が使える事と、以前にエル・マクトへ転移した事もそういった事をする土台になっていたりします。
ヨーロッパ方面では、妖精は割と平気で神隠しとかするそうですからね。
もっとヤバイ妖精もチラホラ居ますが。
ガラッと話題は変わりますが、ティート君が癒しの石を握らせてくれた事に背後は感無量だったりします。
思えば、この石が切っ掛けで小娘は少しずつティート君を意識していったようにも思えます。
大切な物を預ける、そして約束通りに返す。
細やかな事ですが、それが大事だったりもしますからね。
それで、ですよ。
ティート君は同じ診療所に居るからお見舞いとかしてくれるかなーとちょっぴり期待もしていたのですが、まさかルルシア嬢にまで来て頂けるとは!
小娘は寿命の事で悩んでいるので、それを理解して頂いているというのは小娘としては有り難いのと同時に申し訳無さなどもあって。
自分の葛藤の滑稽さに恥ずかしさを感じていたり、不甲斐なさを抱えていたり、交わした約束に対する裏切りではないかと不安だったりと、心中は複雑だったりしますので。
でも根本として命を無駄遣いしないように、とは考えている状態です。
それと関係して、ナルネヴィルの決戦で寿命を使いませんでした。
まぁタイミングなども関係していますが、一番の理由は例え寿命を使ったとしても事態が好転する事が何もないと理解していたからです。
シャリア嬢のビームは魔術よ特性上の理由から最高でも一本しか防げませんし、詠唱の時間の問題もあるので結局は1回が限界でしたからね。
回復系の術に最終奥義的な魔術が無いのも、理由の1つだったりします。
まぁ回復の最終奥義となるも死者の蘇生しかないので、今後も回復系の最終奥義は会得する事はありません。
元より回復系は苦手ですからね。
シャリア嬢の講義とか、イエロウの依頼で頂いた教本のお陰で幾分と改善はされていますが。
基本的に小娘は防衛とバフ担当ですからね。
本当は破壊方面の魔術適正が高いのですが、本人は覚えたり使えたりはしても、率先して使おうとはしませんから。
若干の悪堕ちフラグっぽいものが立ったような気がしないでもないので、予定は未定ですが。
小娘の事ですから安易に悪の道には堕ちない筈です。
反面、1度堕ちると根が深そうですけどね。