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チャンのお店に行ってみた

 姪がひょっこり来てくれた。そしてこれから行くところがあると言うので、どこへ行くのか尋ねたら、チャンのお店のわりと近くだったので連れてってと頼んだら連れていってくれた。ただし、そのあと会社に行かなきゃならないとのこと。いいよ、一ヵ所でいいから連れてってとお願いしたらOKしてくれた。
 お店に着いたら店内は真っ暗だった。ドアにはチャンの綺麗な字で“営業中止”の文字。でもチャンの車があったので絶対会えると確信して、ドアに向かっていたら人影が!チャンかっと思いきや、いつもの気の強そうなオバサン(笑)。
 彼女は私を見てドアから出てきた。「すみません!今朝から営業中止になっちゃいました。先生、ご無事だったんですね」と言い、初めて彼女の笑顔を見た。店長さん、いらっしゃいますか?と尋ねたら「店長は水汲みに○○くんと出ています。今、店内に使う水が大量に必要で何往復もしてるんですよ」とのこと。何に必要なのか詳しくはわからないが、水を求めて遠くまで行ったり来たりしているらしい。
 彼女は続けて「店長、最悪なんですよ!いつも持ち歩いてるパソコンが地震でバラバラになっちゃうし、携帯は水没しちゃったの(笑)」と大爆笑しながら言うのだ(笑)。
 おーやっぱり故障してたんだ。だから連絡が来ないんだ。彼はちょっと何かあると私に電話をくれる人だから心配してたけれど、やっと理由がわかって納得!携帯ショップは閉まってるから、修理にも出せないのだろう。
 とにもかくもチャンが元気にしていることがわかったから安心した。オバサン、彼に私が来たことを伝えてくれるだろうか。私が無事であることを早く知ってもらいたい。

 車のなかで待っていた姪が「何話してたの?もしかして例の彼氏の店?」と言い始めたので、口止め料として、前から頂戴とせがまれていたお気に入りのスカートをあげる羽目に(笑)。
 でもいいのさ。チャンが元気にしているのがわかったんだもん。私もがんばる!彼の顔を見るまでは不安だけど、負けない!早く会える日が来ますように。

福島県民が今こそ語る原発

 余震と闘いながら過ごして四日目。もう四日とな!あれから片づけやゴミと格闘していたが、今日で終了。疲れた…。高いところから落ちたホコリは物凄かった。余震によって新たに家のあちこちの壁にヒビが入ったり、剥がれたりもしている。
 我が家の外猫がみんな帰ってきた。らいちは昨日の夜、チィ姉宅に無事帰ってきたそうだ。彼は特にやつれてなかったそうで、人懐っこい性格だからどこかでお世話になっていたのかも(笑)。

 今日はご厚意で少しだけ外出できた。地元から那須周辺まで。最初にATMに寄ってもらったのだが、機械が壊れていて使用不可。他の場所に寄ってもらいたかったが、ご厚意で連れてきてもらったため言い出せなかった。
 道路はあちらこちらで亀裂が出来ていたり、屋根にブルーシートが被された住宅もたくさんあった。全壊した長姉の家の周辺はマンホールが突き出していてビックリ。どのお宅もちょっと見ただけでは何ともないように見えるが、よく見ると外壁が剥がれていたり家のなかがやはり我が家みたいな状態。古い家や瓦屋根は酷い状態だった。家を新築するとき、瓦屋根は地震が来たら危ないからと父が言って取り止めたこと、結果的に正解だったようだ。
 そうして通ってみたかった場所を巡ってもらったのだが、その中で偶然にもチャンのお店の前を通ったら彼の車を発見じっくり見れなかったのだが、お店は込み合っていたみたいだった。寄りたかった!寄って彼に会いたかった!抱きしめてお互い生きていることを確認したかったな。とにかくチャンのことは秘密なので乗せてくれた人にはそんなことを言えるわけもないので、ひたすら涙をこらえて我慢我慢(笑)。もう単独の外出の許可が下りたら、一目散で行っちゃいそうだ。それまでお店が営業してたらいいのだが…。しかも彼のお店の近くの橋は損傷こそあるが、倒壊などしてなくて平気で通れた。みんな私を行かせないためにデマ流したな(苦笑)。とにかく良かったよ、本当に良かったよ

 そんなこんなでありまして、滅入っていた気分が幾分すっきりしてきた。手元に現金がないので買い物を誰かにお願いすることもできず、不安だったりもする。

 さて、テレビでしきりに原発のことが報道されているけれど、あなたは福島の原発についてどれだけ知っていますか?今日は原子力発電所について、少し語ろうと思う。長くなったら許して
 この人災とも言われる事故があった原発で作られたエネルギーはどこで使われているのかご存じ?福島県民のためではないのよ
 それは首都圏のために作られている。だからこの原子力発電所が福島県で建設されるとき、多くの県民が大反対した。自分達のためじゃなく首都圏のために使われる。しかも長いこと、いつ化学物質が漏れて被爆するかわからない恐怖に、ずっと苛まれていたのである。そして今回の震災でそれが現実になった。福島県は多くのリスクを背負いながら、この時を迎えている。風に流れてきたとしても目に見えないだけに、私たち福島県民は言葉では言い表せない恐怖でいっぱいなのである。
 そのことを驚いたことに首都圏の方々はご存じの方が少ないと聞いた。テレビでも見たところ一切触れていない。政府や首都圏のキー局はしきりに節電を呼び掛けているが、それは自分達のためだということをきちんと伝えてない。そこまで伝えていれば計画節電も混乱せず、もっともっとスムーズにいくと思うんだけどね。
 福島県は原発に対し、ちょっとのことでもしつこいくらい管理を徹底させていた。にも関わらず今回の事故が起きてしまった。それは残念であり無念であり、やっぱりなという思いである。しかも明日からは雪か雨のお天気。雨によって遠くの場所まで化学物質が拡散する可能性も出てきた。どうかこれ以上の惨事は避けたいのが本音である。
 ちなみにこの原発は、あのチェルノブイリ原子力発電所とはまた別のメカニズムである。詳しくはこちらのブログに書かれてありますので読むことをお勧めする(ブロガー様、勝手リンクすみません!)。
 拍手に戴いたメッセージのなかで「被災地の電力のためにも、節電のためにオンラインゲームを一ヶ月しません」と書いてくださった方、実はあなたのためだってこと、気づきましたか節電は元を辿れば私たち被災者のためではないこと、忘れないで!


 拍手にたくさんのメッセージ、ありがとうございます!本当に励まされています。お名前がないので、一つ一つにきちんとレス出来ないのが残念です。一部ご紹介。
「大変だけど負けないで!」
はい、負けません
「チャンさん無事でよかったですね!」
はい、とってもとっても嬉しいです
「頑張れ〜 あっ、湯たんぽが重宝するらしいです。 雨が降れば屋外にでず、濡れないようにと言う情報 もあります。 しばらくは辛いけど頑張ってください」
湯たんぽ…あっ母のがありました。使うことにしますありがとうございます!
「メアリさんがチャンさんとの再会を果たすのを今か今かと待っています!」
そうですか早く報告できるよう頑張ります!
「風邪、早く良くなりますように☆」
ありがとうございます!
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メアリさんのプロフィール
性 別 女性
誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
血液型 A型
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