作 神永学
角川文庫


以前八雲シリーズを一通り読んだ時に、なかなか図書館で借りられずに零してしまった一冊。
今回文庫を購入して読んでみました。

シリーズの外伝であり、4巻と同時進行で書かれていたようです。

ようやく八雲の中学生時代と奈緒の秘密が明らかになったのですが…切ない。
今読み返して、先生の魂が消える所と一心さんが消えたのが同じ場所、本堂だったと気付いて涙が出そうになりました。
同じ場所でも時間が違い、八雲自身が違う。
見送る側の心が違うとこうも違うのですね…神永先生憎い演出だわー(笑)

殆どが回想なのですが、最初と最後だけ、現代になっていて、晴香ちゃんの気持ちだとか、八雲の優しさとかが対比していてよかったなーと。

本当八雲シリーズは続編が気になって仕方ないです。新刊まだかなー。


2011.10.10