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戦国時代の余談のよだん。

作 和田竜
KKベストセラーズ


『のぼうの城』で受賞もされた和田先生のエッセイになります。
私は生憎とのぼう以外の作品はまだ拝読出来ていないのですが、『忍びの国』や『小太郎の左腕』の作品に当たっての取材話や、戦国武将のちょっとしたお話が集められた一冊です。
しかし、このエッセイで読んで思ったのですが、和田先生は元々は脚本の方を書かれる方だったようです。さらに案外ざっくりな辛口屋さんのような印象を受けました。エッセイはたいてい個人的な心境も書かれたりするものですが、武将に対してがっかりとか(笑)平気で書かれています。

個人的にはのぼうにも登場した長束について書かれているのが嬉しかったです。あまり扱われませんからねー。長束については関ヶ原後に城に戻ったはいいものの、囲まれてしまってついには腹を切らされたと書かれていますが、別説もあり、関ヶ原から戻って時にはとうに城が囲まれていて入ることが出来ず、臨月であった妻の身を案じつつも、日野の地に逃れて自害に至ったという説もあります。

あとですね、表紙や挿絵がキングコングの西野さんのイラストらしくてびっくりしました。このちょっと癖のあるイラストなんですが、毛利がつぶやくってやつでスマホもって「過ちなう」って挿絵がシュールで面白かったです。過ちとかいいながら策なのですごいしたり顔でつぶやく毛利…。

ちょっと久しぶりに戦国に触れることが出来ました。

青の祓魔師−劇場版−

アニメも見たことない、原作も途中まで止まっているような知識で見て参りました!!

やー噂には聞いていたけれど、作画めっさ綺麗ですね!背景も描きこみ多い上にちょっと影がある感じですごく趣きありました。
もう公開から間が空いたので空いているかなーと思いきや、会場内の良い席はほぼ埋まっていました。それも年齢層が高校生くらいから社会人が多くてですね…大体同年代の方ばかりだったように思います。

任務に失敗し、そこで悪魔の子供を拾い、管理するところから始まります。
うさまろってなんか、こくまろみたいよね…(脱線)正しくの表記はうさ麻呂でした。

『悪魔を祓うのがエクソシストの仕事だ』という双子の弟・雪男に対し、『人を助けるのがエクソシストだ』と言い切る燐。そこ言葉に揺れる雪男が面白いです。というか忘れがちでしたが、この二人双子でしたね…。普通に兄弟だと思ってみてたわ。

ただの悪魔の子供だと思っていたうさ麻呂が、昔絵本で見た記憶を失わせる悪魔であり、それがうさ麻呂にとって善意で行っていたものだとわかる場面が、もうなんといいますか…。養父との思い出すらもなくなりそうになる場面が辛かったなー。
終盤の、うさ麻呂が時空すらも食らう場面では会場内では涙をすするような音がしました。個人的には養父との記憶がなくなりそうになる所の方がぐっときましたね。
最後のうさ麻呂の祠の前で、燐とリュウが出会うところで多少なりとも救われた感があったのでよかったのではないでしょうか。

ところでこの劇場版での登場人物であるリュウ・セイリュウが三十路だと聞いて興味半分で足を運んだようなものですが、ほんとうにこの人は三十路なん?!!常に飛び出すタイプのお菓子もってましたけど?!明らかに愛用の品だろ!しかもされを雪男にあげたあたり、雪男を認めてんだろ?!!ってなったのですが、この彼は今後漫画には出ないんですかね…いいキャラしてると思う…。

なにやらリュウについて熱弁してしまいましたが、全体的に綺麗ですし見ごたえがありますので、まだやっているのであれば是非。

燦−3 土の刃−

作 あさのあつこ
文春文庫


ちょっと発売日から出遅れてしまいましたが、燦の第三巻目です。
この巻から一番初めに人物紹介がつくようになりました。ありがたいです。
なんだかこの三巻で、伊月、燦、圭寿の三人に距離がぐっと近づいたように感じます。同世代で全く立場が異なる三人でありながら、なんだかんだで協力しているのが見ていて楽しく、微笑ましくなります。
今回新たに出てきた『闇神波』に、命が狙われて圭寿、そしてその圭寿の謎。
ますます気になるばかりです。
ざっくりとした感想はこんな感じなのですが、なんといいますかいつもながらあさのさんの文章の深さには驚くばかりです。燦は比較的爽やかな方だと…思われます。うん。
早く次巻が出るように期待しています。


K SIDE:RED

作 来楽零(GoRA)
講談社BOX


アニメ『K』のノベライズを京都、名古屋の本屋さんで探し求めても在庫はなく、諦めかけていた矢先に県内の本屋さんで念願のSIDE:REDをゲット致しました!!うおおおおありがとうサンタさん!!(購入出来たのは29日です)

この吠舞羅熱が冷めやらない自分の手元にSIDE:REDがやってきた訳ですが、読み終えた感想としましては、最終回前に読めたらな…!!ってことでした買い求めるのが遅すぎたんだよばかっ!!
まだ幼いアンナとか、吠舞羅にいる頃の伏見だとか、十束さんの過去とか台詞とかがもう本当にそこに集結されてて、アニメのあの場面はこれがあって…!っていう掛け合いが後にわかる悔しさと言いますか…。某動画で先日一挙放送がありそれも見てましたが、その時はまだこれを読み終わってなかったので、あくまでアニメの伏線理解で終わってしまいました。悔しいというか…完全な形で最終回まで見ればよかったなという後悔といいますか。言っても詮無きことですが。
最初はこんなに吠舞羅側に惹かれてなかったのですけれど、草薙さんと尊さんとアンナがもうなんていうかクリーンヒットでした。ありがとうございます。

さて、本の感想。吠舞羅好きとしては良い本です本当にありがとうございました。
来楽さんの文章は初めてなんですが、とても読みやすかったです。過剰な描写もなく、淡々と、というほど淡白でもなく読み進められました。章の間のインターバルで過去の話を入れて頂いてるのも本当に御馳走様です!!って感じです。
作中の尊さんが改めてワイルドだけど不器用な人だな、っていうのとアニメではなかなか見ることができなかった十束さんと草薙さんの幹部ぶりと言いますか、右腕左腕ぶりがすごく楽しい反面、切なかったです。ていうか"徴"がそんなところにあるとは…!
八田さんはもうアニメと変わりませんねマジぱねえす八田さん。しかし鎌本とそんな関係だったとは…。

他にも何かとあるのですが、とりあえず続編に期待大で待機しつつ、SIDE:BLUEも読もうと思います!!
追記ですが、本自体が赤くて格好いいのだけど、指に色がうつるのはなんとかしてください…。
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