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身代わり伯爵の告白

作 清家未森
角川ビーンズ文庫


身代わりシリーズ10冊目、ですかね。
シアラン編がもう凄いです。佳境も佳境!
ようやくリヒャルトへの想いに気付いたミレーユが、伯爵令嬢の身代わりをしていた兄フレッドの身代わりとして王宮へ(笑)
リヒャルトの想いも佳境ですねー。次はついに決戦!
個人的にはようやくミシェルの正体を知った騎士団の動揺っぷりが楽しかったなー。
そんな中でも冷静な副長!素敵です!

次の刊は明日発売ですね。今まで図書館でしたが、次のは買おうかな。


日本海大海戦



またもやDVD感想。40年くらい前の作品です。
『二百三高地』が陸軍ならば、こちらは海軍の話。

のっけから広瀬が逝きました。ああ広瀬…。
情報収集に回る明石大佐が素敵です。広瀬からもらった黒猫を撫でながら海軍の話をするジェントル明石。そ、その猫の名前はなんですか?
こちら乃木さんは、穏やかなおじいちゃんでした。やたら句読点の多い…。『二百三高地』を見た後なので、陸軍の進展の早さにびっくりですよ。もっとこうさ!大変だったろ!

なんといっても東郷ですよ!東郷さん役は三船敏郎なんだぜ!『二百三高地』で天皇役をされてましたー。東郷さんは小柄な静かな方で、ちょっと頑固な感じでした。安全な場所よりもよく戦況が見える位置にいました。そして亡くなった水兵の遺族に何も語らないで焼香をあげるような方。

因みに広瀬役は加山雄三さん。昔は細かったんですね…。
秋山弟いないなーと思ったらいました。一瞬。ほんとちょっと。
松本幸四郎さんが天皇役だった。

全体的な感想だと、『二百三高地』の生々しさに比べて戦い的には随分あっさりしてましたね。
でも戦地以外のこと、ヨーロッパで情報収集や、バルチック艦隊を見かけた宮古島の人の反応等が細やかな印象でした。

特典で、横須賀にある三笠や東郷平八郎さんの像が紹介されてました。三笠の写真集かってくらい至る角度からのショット(笑)東郷の展示物もあるみたい。


二百三高地


今回は映画ではなく、レンタルDVD感想。
30年前の作品だけあって古いです。内容は日露戦争の陸軍の話。
30年前のクオリティだから辛うじて全部見れました…。今のクオリティでは絶対無理だった。

ロシアを愛していた教師が、ヤクザが、国に子を置いて来た人が、戦場で生き死にを見て変わっていく様が苦しく。たくさんの兵士を死なせてしまい、更には息子も失った乃木さんの苦悩が辛かったです。

乃木役は伊武さん。あれ、違う?
児玉役が丹波哲郎さん。
昭和の俳優本当半端ないな…!今こんなに渋い方少ないよ。

兵士が戦に赴き、命を落とす。その兵士達には親がいて、妻がいて、子がいる。それは日本、ロシア関係なく。
これは作品であるけれど、戦争は確かにあった。
それだけはよく覚えておきたい。


ちんぷんかん

作 畠中恵
新潮文庫


『しゃばけ』シリーズの文庫6冊目です。短編集、になりますね。
ハードカバーだともっと早いのですが、個人的には文庫派。
今回の6冊目はなんと、江戸の火事により、若だんなが三途の川まで来てしまったことから始まります。
子供達の積み石を崩す鬼や、川を渡る人々。一緒に来てしまった妖は元の世に返してあげたいと、若だんなが頭を働かすのです。

今回は新しく様々な人物が登場しました。
広徳寺の寛朝の弟子の秋英、兄の松之助のお嫁さん。
そんな人物が増える一方で、短編集の最後の話では、人との別れについてもの悲しく描いています。

畠中さんは長編よりも短編により多く、伝えたい何かを込めているように感じました。


坂の上の雲 三

作 司馬遼太郎
文藝春秋


後表紙のあらすじから既に心が折れた…。
長い間、闘病生活を続けていた子規が逝きました。あの弟のオアシスが!(え)
そして子規に続き、この本で広瀬も亡くなり、日露先生の状況に、色々難しいです…。軍関係の人物が覚えられない!
今はもう、たまに見せる兄さんのお茶目な一面だけが楽しいです。

…何この感想!(笑)


2010.1.10


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