零れる言葉に想いを託し

作　畠中恵
新潮社

いつもは読了の控えをつけているのですがこの巻だけは抜けてました。なんでや…。
そんなしゃばけの第十三弾目です。
本屋さんで見かけて文庫カバーのあらすじを読んだ時にはびっくりですよ。え、若だんなの許嫁？！
確かにこのしゃばけシリーズはいつまでも同じ時ではなく、少しずつ若だんなも若だんなの周りも時間が流れていく設定なので、いつかは若だんなのゆくゆくとか決まるのかしらとぼんやり思ってましたが、まさか許嫁とは。
そんな気持ちで読み進めていくと、どうやら今回は若だんなだけではなく周囲の人や妖の身の振りも変化するようで…？！と、特に仁吉と佐助については気が気じゃない複雑な心境で読んでおりました…。
いつかは若だんなと妖達の形も変わっていくのかなあと思いつつ、そこにちょっとばかり寂しさを抱えながら、次巻を楽しみにしております。