零れる言葉に想いを託し

作 成田良悟
アスキー・メディアワークス（電撃文庫）


今回で区切りとかと思いきや、あとがきで成田先生が謝罪していますように、どうやら続くみたいですよっと。
もう本当に帝人君が壊れてしまっているようで…どうなるのかハラハラしてます。帝人君の平凡さが好きだったんですけどね…今では普通でありながらも普通ではない感じが少し怖いです。
セルティさんと新羅さんはどうなってしまうのか。首が戻ったセルティの行方だとか、静ちゃんの友情と臨也との勝負の行方だとか。
臨也さんは一度ぼっこぼこになった方がいいかと、個人的には思っております（真顔）
傍観者とかいいながら手を出し過ぎているんだよね…。

次の13巻でとうとう一区切りとのことで、大分分厚くなるそうですが、引き続きお待ちしております！！

作 小野不由美
新潮社


ファン待望の『十二国記』12年ぶりの書き下ろしです！！オリジナル短編集！！
わー本当に久しぶり！！最初に読んだのはいつだったか…間違いなく学生時代…中学か高校くらいかな？
シリーズ内では陽子と楽俊が好きなので、思い出したように『月の影　影の海』『風の万里　黎明の空』をよく読みます。陽子の苦悩とか成長ぶりとかが好きです。

さて今回の『丕緒の鳥』なんですが、正直あまり言うことがありません。
洗礼された文章、徹底された設定、国というもの。流石小野先生です！！
今回はこれまでの主な登場人物は殆ど登場しませんが、それでも十分にこの『十二国記』の世界を楽しめる一冊でした。
次回の作品をまた心待ちにして待機です！！！

銀魂の映画は紅桜篇以降二つ目ですねー。
アニメ放送当初は毎週録画して見てたのですがいつしか録画が追い付かなくなり、そのアニメが完結ですか…もの寂しい感じもあります。銀魂ほど自由で色んなものに挑戦してるアニメはなかった（笑）
毎度ですがざっくり箇条書き感想です。

・のっけからまさかの映画泥棒ネタｗｗ
・なんかやたらと映画泥棒が続くなーって思ったら銀魂始まってたｗｗ
・銀さん殴り過ぎです
・友人曰く「銀さんx映画泥棒…」
・鞭の後に飴をくれる銀さん
・一緒に盗撮するダメな銀さん
・ようやく始まったと思ったら紅桜篇と同じあらすじで、流石にそれにツッコミが入る
・トイレでやたらエロい銀さん
・白夜叉時代がチラ見
・いきなり世紀末ｗｗｗ
・もうギャグが本当に銀魂でシアター内が普通に爆笑に包まれました
・自分でツッコミ入れる忙しい銀さん
・どうみてもユアーショック！！な世界
・未来版の神楽と新八きたあああ！！！！
・5年経過の世界
・神楽さんマジ美人で色気、新八マジイケメン！！！
・神楽さんのスリットおおおおお！！！！
・釘宮さんの正しい使い方
・河原のシーンで明らかに神楽さんの胸が銀さんに当たってるよな…と考えてしまった不埒な私
・幕末っぽい真選組で土方さんがどう見ても五稜郭の土方であり、沖田がどう見てもるろうに…
・エリザベスさんが…中身がしかも神谷さんだと？！！（毛利こごろうの方）
・姉上…そんな…姉上…
・ショート可愛いよ九ちゃんも月詠の姉御も可愛いよ
・猿飛にまさか泣かされるとは…病室のシーンはマジ泣きした
・色気とイケメン神楽と新八が終了
・ツッコミ新八さん導入！！やっぱりクールもいいけど新八さんはツッコミですよ！！
・トイレネタが中盤にも出てくる
・半端なく気合の入った戦闘シーンすごい動く！超動く！！
・敵の正体の辺りで時軸ちょっと混乱する
・銀さんの白夜叉時代きたあああ！！！
・たまあああああ！！
・泣きながら決着を見守っていた涙を返せよMDO
・みんなきたあああああ
・姉上があああ！！！そしてやはり姉上がヒロインかヒロイン補正きた
・今思うと銀さんは未来のみんなに会ってるから「どうせしわしわ」云々発言は銀さん流の茶化しなんだよな
・真選組と万事屋の共闘がすごく好きだった
・新八さん普通に強いよね
・ダブル銀さんがあああああ！！なんて奇跡！！！！
・白夜叉時代の桂たち素敵すぎやろ
・一言の為だけに出演した子安
・これで終わりか…いい映画だった…と思ったら安定の新八さんのメガネネタｗｗ
・とりあえず本来の銀さん→未来へ未来の銀さんは発症→白夜叉銀さんは対峙を防いだ（MDOのおかげ？）ので感染防止→本来の銀さんは発症前とはいえ体内に病原がいるから耐性あり→大本の撃破→解決→未来のみんなとはまた会おう
ってことなんですかね…

空知先生脚本ということもあり、ｷﾞｬｸﾞあり、任侠ありで本当に良かったです！！終わるのは寂しいけれど綺麗に完結出来ているのではないかなーと思いました。

忍たまの映画を見て参りましたー。
前作とは大分キャストも変わっているようで。
土井先生が何処かで見たことあるなーと思ったら元関ジャニ∞の内君になってました。内君本当に懐かしい。昔見たお昼のドラマでの印象が強いです。
色々と記憶があれなのでざっくり箇条書きで参ります。

・最初からふんどし
・しんべえの鼻水ネタ
・内君の土井先生、声が関さん似
・土井先生イケメン
・出来る強気な小松田
・タカ丸さんがイケメン
・山田先生も声似てるわー
・利吉さんもイケメンで何これイケメンパラダイス？
・宿題を提出して帰宅したは組達
・唐突に現れる尼子先生は美人さんでした
・雑渡さんの出番はあってもは組の子たちが登場しない件
・八方斎の頭がどう見てもぬらりひょん
・見覚えのある城だな…って思ったらどう見ても彦根城
・タカ丸さんの怪力説（石垣より）
・上級生が出ても下級生は…
・迷子組だけちらりとありました
・戦闘シーンがかっこいい
・北石照代の活躍ぶり
・息子にないがしろにされる佐竹父と困る照星さん
・みきてぃーの出番は一瞬です
・明らかに合成して天守閣を加えられた竹田城
・山田先生の女装はもう犯罪
・優秀な忍びの女装は声も女性に変わる
・まあ、きりちゃんの女装が一番ですけどね！！まじめんこい
・ヒステリーもなくカッコイイ北石さん
・まさかの千切りオチ

大体こんな感じでしょうか。タカ丸さんが本当イケメンでした…

作 あさのあつこ
文春文庫


燦の4冊目になります。
なんだか色々と周辺があくどいことになってまいりました。
とりあえず言うならば伊月さん、罠にかかりすぎです！！
道場の件しかり、女難の相しかり。
そして身内サイドの女性の皆さんによくない影が忍んでいて、特に篠音さんとか大丈夫なんでしょうか…。しかしそこは無理だよ冷静に考えて、と内心つっこんでしまった私（笑）
状況がどうにもよくない方へと進みそうで、伊月さんなんて今回のラストがあれですのでね。
もう圭寿様と伊月と燦のやり取りくらいしか安心して見られるものがないような感じです。本に釣られる燦がかわええ…。
もう少し和やかな兄弟も地味に期待しております。

作 じん（自然の敵Ｐ）
KCG文庫


カゲロウデイズ3巻目になります。
動画の方の『夜咄ディセイブ』『ロスタイムメモリー』『アヤノの幸福理論』を経ての3巻なのですが、なんとなく世界感が明らかになってきた感じですね。
特にタイトルにもなっている『カゲロウデイズ』のヒビヤの能力が明らかになりました。
個人的に意外だったのはコノハが一応は喋って感情があることですかね。なんかほっとしました。完璧機械の無感情の可能性も考えていたので。そしてヒヨリと3人の関係性と過去。
カノ、セト、マリーの出番が全然なかったのですがそれは次回に期待ということでいいんでしょうか。


ちみっと推察。
・赤い目をした黒猫がアザミさんって方なのか…？
・先生は完璧黒。盾山先生の今は住んでない家はアヤノの幸福理論の家で、先生の奥さんがヒヨリのお姉さんで、アヤノのお母さん…？
・アヤノが目に浮かぶ能力ならば人の思考なり夢なりに登場出来る？
・誰か親しい人と死にかけることで能力に目覚めるというのなら、アヤノの死はアヤノ自身が画策したもで、それによってシンタローの能力覚醒し、アヤノは違う世界で能力覚醒。でも能力については選べるものではないはずなのでなんとも…。
・あと個人的に気になるのがキドのお父さんが女好きっていうのと、アヤノの幸福理論でのワンシーンでなんか性的虐待とかないか地味に心配してるんだが…深読みしすぎか。

なんにせよまだまだ謎が盛りだくさんなので早く次巻を出してください。

作 辻丸純一
千早書房


今回はちょっと変わって写真紀行の本です。
何気なく図書館で手に取ったのですが、まず恥ずかしながらスコットランドって何処やねんってなりました。
人に聞いてみたら一般常識だったみたいで…すみません。イギリスの北部にあるのがスコットランド…ってことで。陸続きなんですが元々は別の国だったみたいです。
そのスコットランドのフルカラー写真紀行。
それもイギリスよりもずっと穏やかでのどかで、それでいて歴史の影が見られる写真がフルカラーですよ。なんて有り難い。

写真家である辻丸さんが車で移動しながらスコットランドを旅していく内容となっています。廃城となってしまった古城とか風景とか、一つ一つの写真がまるで現地にいるかのようで、旅した気分になれました。

作 山口幸三郎
メディアワークス文庫


もうね…読み終えての感想が、

貴方たち早く結婚しなさいよ！！！！！（ﾀﾞﾝｯ）

もうこれに尽きますね…。冒頭で一緒にお墓参りするところから始まるんですが、これってもうだいぶ旅人さんが心を許してるんじゃないの？二人きりでお墓参りとか、もうなんていうか墓前でご両親に紹介とかでしょ？と、しょっぱなから萌えました。まあこれくらいの距離が美味しい。美味しいんですけどね！！（大事なので）
今回は旅人さんの学生時代の先輩が訪ねてくるのがキーとなっております。学生時代のひねくれ具合から今の変化っていうのはなかなかにすごいと思います。人はなにかしらの影響で変わっていきますよねっていう…。他にはブラック旅人さんが降臨なさってユキジさんがちょっと引いてました（笑）

ラストのお誘いは旅人さんがちょっとだけ我儘になってみたらしいのですが、もうなんか初々しい感じでまた萌えました…。これから旅人さんがどんな感じで攻めをかけるのか…。

それと本当にラストにあった不審人物は前回のラストにあったストーカーっぽい人物と同一なんですかね。今回は本編になかったので。それが陽子先生に良からぬ影となりそうで心配です

前作が去年の冬だったので、次作も年内の冬と期待しております。