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ひなこまち

作 畠中恵
新潮社


しゃばけシリーズの第11弾になります。
発売日に買っていながら、読書関係がわたわたしていた為、読破が遅くなりました。

今回はひょんなことから『助けてください』と書かれた木札を手にしたことで、若だんなが誰か分からないけど助けてあげようと色々厄介事に首をつっこむ話です。いつも通りといえばいつも通り。
タイトルにもなっているひなこまちは、江戸の中から一番の美人を決めようという内容からきており、てっきり美人が次々と出てきて、とうとう若だんなとの色恋話かと思いきや、全くそんなこともありませんでした(笑)美人は出たのに!そんなことになりやしない!!残念なような安心したような。

今回の個人的な見どころは仁吉さんですね!いつも通りなんですが!!
佐助さんも仁吉さんも基本若だんな第一で、その次がないような二人なんですが、今回作中で屏風のぞきが川に落ちてしまう場面で濡れてしまった屏風のぞきを心配している仁吉さんを見て、『若だんな以外も心配してくれるんだ…』と思いましたよね。屏風のぞきに何かあったら若だんなが心配する→体壊すっていう安定の流れがあった上でしたけどね!知ってた!!
あとは後半の方で、佐助さんと仁吉さんともう一方で喧嘩する場面。喧嘩するんだ…っていうかやはり内容は若だんななんですが。若だんなの為に怒り、喧嘩する二人を笑顔一つで止めることが出来るのも若だんなとは…。いい世界だ…。

と、まあ、安定の感想なんだかよくわからない感想になってしまいました。同時発売していた本も買ってあるのでおいおい読んでいきたいと思います。


浮雲心霊奇譚 赤眼の理

作 神永学
集英社


以前本屋さんで見かけて気になっていたので図書館で借りてきましたー!

時は江戸。八雲と同じように赤い眼を持つ男に、主人公の青年・八十八は出会います。
姉に憑いた霊を払ってもらうために赤い眼の男の住家に向かい、行動を共にする八十八でしたが…。

浮雲という名はこの八十八さんが名付けた名だったみたいで、それまでの過去の名前って今後出る可能性あるのかな…。タイトルにもなってるからあまりその辺りは掘り下げなさそう。
浮雲と八十八の組み合わせが、八雲と晴香ちゃんと同じなんですが、この八十八が時々ガッツを見せたり見せなかったり。浮雲とはいい友人であり、兄弟にも見せますね。浮雲はなんだかんだで色々教えてくれます(笑)

これ、ただ単に八雲さんの先祖話かなー?って思ってたんですけどね、とんでもない伏兵がいました。
石田散薬の土方さんです!!!
本当に神永先生はとんでもない人をぶち込んできましたよ!あまりはっきりとはこの土方さんについて書かれてないのですが、行商の薬売りで土方、下の名前は歳三。普段は穏やかで情報通、一度木刀を手にすると豹変するとかこれもう土方さんじゃないですか!!!
でも巧みといいますか、新撰組については何も出てこないんですよね…。その名も出ない。なのでここの土方さんは新撰組前なのか、似た人物をそれとなく匂わせているのか、分かれるところです。
浮雲の次作が出るようならば是非その辺りを書いていただきたいところです。

是非とも続巻をよろしくお願いします!!


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