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小ネタ(ミレ霧で雨の日)

二人で帰り道の途中でいきなり通り雨に遭遇して、ミレイユと霧香の二人は急いで家路を走っていく。
無事に家までたどり着き、買い物袋の中身を確認すると、ようやくミレイユは一息ついていた。

「…まったく、ついてないわ」

身体中びしょ濡れで、一瞬だけ悪態をついていたけれど、隣にいる霧香のことが気になり、すぐに辺りを見下ろして霧香の様子を見やる。

「大丈夫、霧香?」
「…うん、平気。ミレイユは?」

ミレイユはこんな時でも、自分の心配をしてくれる霧香を愛しく思う。
なんとなく抱き締めたくなってしまったが、この状態ではそういうわけにもいかず、荷物を下ろすとさっさとシャワールームに霧香を連れていき、ミレイユは上着を脱いでいく。

「私は平気よ。…といってもシャワーを浴びないと気持ち悪いわね」
「ミレイユ。先に入ってもいいよ」
「何言ってんのよ。そんなこと言ってると風邪引くわよ。
霧香、アンタも一緒に入るのよ」

そう言うと、まるで妹の世話をする姉のようにミレイユは霧香の服を次々と脱がしていった。

「ミレイユ、私一人でもできるよ」

不満そうに声を上げて、どことなく困惑している霧香の様子が可愛らしくて、ミレイユはついつい笑ってしまう。

「悪かったわ。とりあえず、先にシャワーを浴びてて、私もすぐに入るわ」

ミレイユは霧香に促して、残りの衣服に手をかける。霧香は大きく頷くと、シャワールームのドアに手を伸ばしていた。

「よいしょ」

霧香はいつも通りの掛け声でシャワーを浴びていく。
いつもと変わらない様子の霧香に、ミレイユはほんの少しだけ期待を胸に秘めると、後を追うようにシャワールームに入っていった。





「ミレイユ、さっぱりしたね」

特に何事もなくシャワーを終えて、霧香は部屋着に着替えていく。

「そうね」

何事もなかったことを喜ぶべきか、がっかりするべきか複雑な気分でミレイユも部屋着に着替えて髪の手入れをしていく。

「霧香、髪の毛溶かすからこっちにきなさい」

ミレイユはドライヤーとブラシを取り出して、霧香を呼び寄せる。霧香はミレイユの下へ歩み寄るとミレイユに身を預けていた。
そのまま、ミレイユは丁寧に霧香の髪の毛を溶かしていく。しばらくの間、二人の中でとても穏やかな時間が流れていた。

「終わったわよ、霧香」
「ミレイユ、ありがと」

髪を溶かし終えた後の微かな香りがミレイユを心地よい気分にさせていく。ミレイユはなんとなく表情が綻んでいくのを自覚していた。

「次はミレイユの番だね」

ふんわりとした表情で霧香はミレイユに向き合うと、ブラシとドライヤーを構えていく。

「べ、別に私は一人で出来るから平気よ」

霧香の表情に見とれたのか、ミレイユは妙に慌てた口調で断るが、霧香はそれを許す気はないらしい。

「ミレイユだってシャワーの時は任せてくれなかったのに、断るのはずるいと思う」

なんとなく拗ねている霧香が可愛くて、ミレイユは結局折れてしまい霧香に背を向ける。

「そうね。霧香、お願いするわ」
「…うん」

霧香は満足そうに微笑むと、ブラシを持つ手に力を込めてミレイユの髪を溶かしていく。霧香に身を預けて、ミレイユはふと思う。
なんとなく霧香の淹れたお茶を飲みたくなっていた。そう思ったら、自然に口が開いていく。

「霧香、後であんたの淹れたお茶を飲みたいわね。私はお菓子を用意するわ」
「うん、わかった」

そう言って、ミレイユはお菓子のレシピを考えていく。
後は胸一杯に溢れてくる幸せな気分を存分に噛みしめながら、ミレイユはこの時間を楽しんでいた。









とりあえずなんか引っかかりそうな表現があるけど、描写がないから大丈夫だよね?



ていうか、へたれなのでこれ以上できません



それにしても、ミレ霧というとお茶のイメージが強いです

ここ一月でフルマラソン一回分の運動はしているんじゃないか?

原因はもちろんDDRとギタドラで


DDRは消費カロリーが表示されますが、改めて見ると累計消費カロリーがえらい数字に


そんなにレベルの高い曲やってないのにコツコツと消費していっているんだろうなと思いつつ


多分、QMAと弐寺とポップンの分をDDRとギタドラに回せばすごいことになるんじゃないかと



まあ、今月はライバルが出来た喜びで平日もやりにいっていたのもあるんでしょうけど


とはいえ、これ以上は身体がもたないから、またしばらくちまちまとやっていくことになりそうです
(ちなみにDDRの少し難しい曲をやったら酸欠になった)



ではノシ

どうやらPCでも見やすくなったみたいです

PCから見ている方は少し驚かれている人もいると思われますが
(多分)


サーバーがPC用のテンプレに変換したらしいです



PCないからどんなふうに変わったのかさっぱり分かりませんが


PC触る機会があったら見てみたいけど、今はそんな余裕ないし
(季節ネタ…というか、もうすぐあの日だし)



もともとPCサイトのサーチ様にリンクしているから、ものすごくありがたいのですが、自分で確認できてないからなんとも言えない状況です



早くいろいろと終わらせてPCから見てみたいなぁ



それではノシ

小ネタ(ボーカロイドで水撒き)※管理人が壊れぎみ

梅雨も明けて、夏の日差しが強くなってきたため、少しでも涼しくしようと朝から庭に水を撒いている。
私はTシャツに麦わら帽子という出で立ちで、中に水着着用だったりする。
もちろん、ただ水を撒くだけならば水着は必要ないのだが、当然うちには水着が必要になる理由があって…。

ばしゃっあ!!

………………………。

思っているそばから思い切り水をかけられ、私は全身を水で滴らせていた。
水をかけられた方を向くと、当然のようにメイコが笑顔でその場所に立っている。

「メ イ コ!!」

私はメイコを思い切り怒鳴りつけると、当の本人は最初は笑みを浮かべていたものの、なぜかどんどん表情を曇らせてしまっている。
なんとなく気になってメイコを見ていたが、心配なってきて私は声をかけていた。

「…メイコ?」
「マスター…、どうして水着なんですか?」
「…はい?」
「せっかくマスターの水で透けた下着姿を眺めつつ、恥じらうマスターを楽しみたかったのに!」

…なんか心配して損した。

そんなことを思いつつ、私は大きく振りかぶってメイコの額に思い切り手刀を降り下ろす。

「…痛いじゃないですか」
「やかましい!メイコ、あんたが去年も同じことをしてきたから、こうして水着を着ているんでしょうが!!」

涙を浮かべて額を擦るメイコを怒鳴りつけて、私はため息をついていた。
実際、去年はいやらしい笑みを浮かべてじっと見つめてくるメイコを後で散々説教したのを覚えている。

「大体、どこの男子中学生よ?
ふざけるのもいい加減にしなさい!」

私の出す剣幕にメイコは怯む様子もなく、むしろ楽しんでいるように見える。それどころか、満面の笑みを浮かべるとメイコは私に勢いよく抱きついてきた。

「マスター、やっぱり怒っていても可愛いです!」
「こ、こらっ、メイコ!私は叱っているんだから少しは反省しなさい!」

これに懲りるどころか、またやってしまいそうなメイコに私は頭を抱えてしまう。
抱きついたまま甘えてくるメイコが可愛く思えて、結局のところ苦笑いをしつつメイコの頭を撫でていた。

「まったく…、次からはするんじゃないわよ」

あまり意味は無いと思うけれど、一応釘をさしておいてメイコを引き剥がす。
ふとあることに思い当たって、私は口を開いていた。

「もしかして、ミクとルカにこういうことを教えていないでしょうね?」
「………ソンナコトハアリマセンヨ」

思いっきり視線を反らして、分かりやすいリアクションをとるメイコに、私ははっきりと青筋を立てるのを自覚する。
だらだらと冷や汗を流しているメイコの肩を掴んで、私は真っ正面からメイコを見据えていた。

「マスター、目が怖いですよ?」
「メイコ…、あんたって…」

ばしゃっあ!!

怖じ気ついているメイコを問い詰めようとしていたところ、再び水をかけられて、私達は水浸しになってしまう。

「やりました!マスターの水の滴る姿を見るチャンスです」
「…メイコさんの言っていた通りの下着姿が見れると思うと楽しみです」

どうやらメイコにいろいろと吹き込まれたミクとルカの仕業らしく、私は妙に冷静でいられることに少しだけ驚いていた。

「あれ?マスター、なんだかものすごく怒っているみたいですよ?」
「…ミクさん、今すぐ逃げましょう」

私の気配を察知したのか、大慌てで逃げ出そうとする二人の腕を掴み取り、私は晴れやかな笑顔を二人に向けていく。
どうやら人は本気で頭にくると、かなり冷静でいられるらしいというのは本当のようだ。

「あんた達…、いい加減にしなさい!!」
『…ごめんなさい』

しょんぼりとうなだれたままでいる三人に、私は呆れてひとつため息をつく。
こういう騒がしい一日は嫌いじゃないのでなんだか複雑な気分だ。

「まったく…、あんた達も水撒きを手伝いなさい。
早く終わらせて、お風呂に入るわよ」
『…え?』

我ながら甘いと思いつつも、私は三人に笑いかけて水撒きを再開する。
三人は顔を見合わせると大きく頷いて笑顔になる。あとは三人が騒ぐのを楽しみながら、暑い日差しを見上げていた。









すいません、勢いでやりました。反省はしてません。久しぶりに壊れた文章を書きたかったんです



まだ梅雨時期だというのに、水撒きでこういうお話を思いついて書いてしまいました



とりあえず、いろいろと壊れていますが気にしないでください

小ネタ(シャロマラ)

カリカリカリ…

部屋中にペンを走らせる音だけが響き渡り、部屋の主であるシャロンはひたすら教科書やノート、参考書や魔術書などの様々な書物とにらめっこをしている。
今日の課題と明日の予習に取り組んでいる真っ最中で、次々と片付けていく様子はなかなか凛々しく感じられる。

「とりあえずこの辺で休憩しましょうか」

一段落ついてシャロンはペンを置くと、お茶を淹れるために席を立つ。
お湯を沸かしてテーブルに置き、とっておきのお菓子を用意していると、いつの間にかマラリヤがテーブルについて、お茶を淹れていた。

「…お邪魔してるわ」
「マラリヤさん!?」

「どうしてここに?」とシャロンは思うが、うまく口が開かず驚いたまま固まってしまっている。

「…ただシャロンに会いたかっただけよ。
…それにしても無用心過ぎるわね。鍵がかかっていなかったわよ」

考えていたことに答えるかのように少々呆れた口調でマラリヤはカップに口をつけていた。

「せめてノックくらいはして欲しかったですわ」

顔が赤くなっているのをごまかそうとマラリヤに視線を送るが、マラリヤは平然とした表情でカップをテーブルに置いてくる。

「…あら、ちゃんとノックはしたわよ。返事がなかったから気になってドアに手をかけたら鍵がかかってなくて、よっぽど夢中になっていたのかしら?
…まあ、勝手に部屋に入ったのは悪かったわ」

そう言うとマラリヤは立ち上がり、シャロンの下へ歩み寄る。
そのまま淡く黄金色に輝いた髪を透き通し、穏やかに微笑みかけてきた。

「マラリヤさん…?」
「…可愛いわ、とても。だからシャロンに誰かが手を出さないか心配になる」

顔が間近にあるせいか、シャロンの狼狽えようはしばらく収まりそうになく、ただ静かにマラリヤが髪を透かしていくのを感じている。
ほどよく冷たいマラリヤの手が心地よくて、シャロンはマラリヤに身を預けていた。

「…いつの間にか、話が反れてしまったわね。とにかく、私はシャロンの淹れたお茶を飲みにきたのよ」
「先に飲んでおいてそれはないですわ」

マラリヤから離れて、クスクスとシャロンは肩を震わせて笑いだし、すぐに二人分のカップを用意すると少し冷めてしまったお茶を淹れていく。

「あの、マラリヤさん。後で勉強を見て戴けませんか?
少し分からないところがありますの」
「…ええ、私でよければ構わないわ」

お菓子を一口、口の中に放り込み、マラリヤは頷いてくる。お茶の後の楽しみが出来たとシャロンは胸を弾ませて、お茶を一杯飲み干した。
シャロンはマラリヤへと視線を向ける。マラリヤもまた視線を合わせてくれて、シャロンは胸の心地よい音をしばらく堪能することにした。









いつの間にやらお邪魔しているマラ様が書きたくて、こんなお話ができました



マラ様がシャロンの後ろ髪を透かしているのを書きたいというのも当然ありますが←
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