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小ネタ(ボーカロイドでミクとルカ その4)

今日は朝から気持ち良い目覚めで、私は力一杯身体を伸ばす。
いつものように誰かがベッドの中に潜り込んでいるか確かめて、誰もいないことを確認すると、私はゆっくりと起き上がった。
そのまま洗面所に向かい、軽く身支度を済ませて、朝食の準備をしようと台所へ足を運んでいく。

「…マスター、おはようございます」
「おはようルカ」

朝食の準備をしていると、挨拶もそこそこにルカが私の手伝いにきてくれる。
四人分の朝食をテーブルに並べると、私とルカはお先にと手を合わせて食べ始めていた。
メイコとミクはまだ眠っているらしく、一向に姿を現す気配はないようで、静かな時間がゆっくりと過ぎているみたいだ。

「…マスター」

唐突にルカが声をかけてきたので、食事の手を休めてルカを見やると、真剣な様子で私を見つめてきている。

「ルカ、どうしたのよ?」

私は思わずルカと向き合って、ルカが口を開いてくるのをじっと待ってしまう。

「…ミクさんは私のことをどう思っているんでしょうか?」

…相当重症のようね。
ミクのことを考えては楽しくなったり、不安になったりとルカがミクのことを大切に想っているのがひしひしと伝わってくる。
ルカの相談に私も真剣に応えようと口を開いた。

「私はその質問に答えられないわね」

私があっさりと答えたことに、ルカは驚きの表情を浮かべて、目を丸くしたまま私を見つめてきている。

「…マスター?」

いつもと違って不安そうで泣いてしまいそうなルカの頭を優しく撫でて、私はついつい苦笑いを浮かべていた。

「泣かないの。私だってルカとミクには幸せになってほしいもの。
だから、ここで気休めを言っても仕方ないし…、本当はミクはルカのことが好きだから大丈夫と言いたいけどね」
「…マスター」
「だけどそれはルカ、貴女が一番分かっていることでしょう?」

私の言葉にルカは顔を上げて、じっと子供のような表情で私を見つめてくる。
その様子が可愛らしくて、私はクスクスと微笑んでいた。

「…マスター、私はミクさんと幸せになってもいいんですよね?」

改めて質問をしてくるルカに、私は最高の笑顔で応えることにする。

「もちろんよ。貴女達の幸せを願わないマスターがどこにいるのよ?」

安心したルカの様子に私は胸を撫で下ろし、再び朝食に手をつけていく。

「おはようございます…」

しばらくしてミクが寝ぼけ眼を擦りながら現れる。私とルカは顔を見合わせるとお互いに笑い合っていた。

「…?、二人ともどうしたんですか?」

不思議そうに私達を見つめてルカの隣に座ると、ミクは朝食に手を伸ばしていく。

「なんでもない、なんでもないわよ。ね、ルカ?」
「…はい」

なおも機嫌のいい私達に、ミクは頬を膨らませていた。

「なんかずるいです。わたしだけ仲間外れですか?」

隣にいるルカを睨んで、ミクは拗ねた表情になる。私は吹き出しそうになるのをなんとかこらえて、ミクとルカを見つめていた。

「ルカ、やきもち焼いてもらってよかったわね」

この言葉で二人はみるみるうちに顔が真っ赤になっていく。
いつの間にかルカはミクを抱き寄せており、耳まで真っ赤にしながら口を開いていた。

「…はい、マスター。ありがとうございました」
「ごちそうさま。後片付けお願いするわね。二人で仲良くね」

そう言って、私はその場を後にして自分の部屋に戻っていく。
今日は一日中気分良く過ごせそうだ。
そんなことを思いつつ、私はスーツに身を包んでいた。









ルカがマスターにミクのことを相談するということが書きたくて、この小ネタを書いてみました



ミクをそっと抱きしめるルカが一番書きたかったりしますが

久々の休日はのんびりと

土曜日は大した仕事もなく、午後が空いたのでのんびりと休んで風邪を治してました



そして、ゆっくりと休んだおかげか体調も大分良くなり、まったりと本屋さんに足を運んだり、音ゲーとかしていました


リハビリも兼ねていたので、軽くでしたが調子も良かったので風邪も吹き飛ばせたかなと



…油断は禁物ですが



そして、いろいろと買い物したので前の買い物と一緒に紹介出来ればと思ってます



ではノシ

小ネタ(ルキマラでお勉強)

夜を迎え、満月がゆっくりと上り始める頃、ルキア部屋を後にしてマラリヤの部屋に向かっていく。
マラリヤにいろいろと勉強を教えてもらうためであるけれど、もうひとつの目的のためにルキアは表情を綻ばせていた。
マラリヤの部屋の前に到着して、ルキアは緊張した面持ちでゆっくりとドアをノックする。

「…開いているわよ」

いつも通りの抑揚のない声に、ルキアはほっと胸を撫で下ろして、そっと部屋の中へ入っていく。

「…いらっしゃい、ルキア」

どことなく嬉しそうな表情をして迎い入れるマラリヤを見て、ルキアは胸の鼓動が聞こえるのを自覚していた。

「こんばんは。その…、マラリヤに勉強を教えてもらいたくて」
「…別に構わないわよ。毎日のようにルキアが来てくれて嬉しいもの」

そう言うと、マラリヤはテーブルに腰を下ろして、ルキアに隣に来るよう促してくる。
ルキアは表情を輝かせるとマラリヤの隣に寄り添うように腰を下ろしていた。
ふわりと舞ったマラリヤの髪の香りがとても心地良い。そんなことを思いながらルキアはマラリヤの話を聞いていた。





「…それでここはこうすれば」
「あっ…、うん、すごく分かりやすくなった」

マラリヤの説明がとても分かりやすいこと、すぐ隣にマラリヤがいることが重なって、ルキアは次々と問題を片付けていく。
月が上りきる頃にはほとんど片付けていた。

「マラリヤ、ありがと。すっごく分かりやすかったよ。またいろいろと教えてね」

マラリヤが息抜きにと淹れてくれたお茶に口をつけて、ルキアは素直な気持ちを表してくる。

「…ええ、また来るといいわ」

ほんのりと頬を染めてマラリヤは微笑んでいる。その様子にルキアは満足そうに笑っていた。
片付けを終えて、ルキアはもうひとつの目的を行うために落ち着こうと息を大きく吸い込んでみる。
そのまままっすぐにマラリヤを見据えて、高鳴っている鼓動を押さえながら、勝負は一瞬だと自分に言い聞かせて、ルキアはゆっくりと口を開いてきた。

「あのねマラリヤ。今日はもう遅いし、マラリヤの部屋に泊めてもらえたら、…なんて」

この言葉を出すことに、思わず赤面してしまいそうになるが、なんとかこらえてマラリヤと視線を交わしていく。
マラリヤはほんの一瞬だけ目を丸くしていたけれど、すぐに表情を綻ばせて微笑んできた。

「…もちろん構わないわよ。すぐにベッドの用意をするから待っていて。
…私はソファーで眠るから」
「ちょ、ちょっと待って!」

寝室に向かおうとするマラリヤをルキアは慌てて止める。
これではマラリヤの部屋に泊まりにきた意味がない。ルキアはそんなことを思いつつ、マラリヤの正面に回り込んでいた。
マラリヤは不思議そうにルキアのことを見つめていたけれど、ルキアの真剣な眼差しに口を開くのをじっと待っている。

「え…と、その…、一緒に眠らない?」

我ながら直接過ぎたとルキアは顔を真っ赤にしながら両手を振って誤魔化そうとする。

「って、そうじゃなくて!つまり…」

ルキアは完全に混乱してしまい、言葉に出そうと思ってもなかなか紡ぎ出す言葉が見つからない。
そんなルキアの様子がおかしくて、可愛らしくてマラリヤは静かに微笑むとルキアの手を取り自分のベッドへと導いていった。

「………マラリヤ?」
「…ルキアって面白いわね。いいわ。…ほら、ベッドの中に入って」

マラリヤに促されるまま、ルキアはマラリヤのベッドの中に入っていく。
マラリヤと向き合う形となり、自分の心臓の鼓動が聞かれてしまうんじゃないかと思える程、ルキアは恍惚とした表情を浮かべている。
それでも勇気を振り絞って、ルキアはマラリヤの背中に自分の手を回り込ませていた。

「ねぇ、マラリヤ。ぎゅってしていい?」
「…ええ」

この言葉を皮切りに、ルキアはマラリヤを優しく包み込むように抱き寄せる。
お互いに顔を見合わせてクスクスと笑い合うと、そのまま瞳を閉じて深い眠りへと導かれていく。
身体を重ね合わせながら眠る二人はとても穏やかで、ゆっくりと幸せな時間が過ぎていた。









久々にマラ様が書きたいと思っていたらこんなふうになってしまいました



勉強会を書いてたはずなのに、泊まり込みの方に力を入れすぎていたという(マテ

油断大敵です

こうしていろいろと携帯をいじっていますが、実は風邪気味だったりします



福岡から帰ってきてから身体が重くて、なんかやろうとしていたらいつの間にか眠っていて



疲れているのかな?と思っていたら今日になって喉がおかしくなってました
orz



とりあえず、風邪は引きはじめが肝心なのでこれ以上油断のないようにしたいです



とはいえ、そろそろちまちま書いている小ネタとかをUPしたいな…
(´・ω・)



とにかく、無理はいたしませんのでご了承ください
m(_ _)m

けいおん!であるあるネタが発生するとは思わなんだ

少し前の話ですが本屋さんできららをぱらぱらと捲っていたら
(↑買えや)


けいおん!の修学旅行で迷わず楽器店に行くというシーンがありました



…………………。



…研修旅行の時にやっちゃいましたよ、これ


ン年前のことですが、沖縄に行った時に自由時間の時に偶然楽器店を見つけて小一時間程楽器を見つめていました



ええ、楽しかったですよ。ドラムにギターにベース、キーボード、オルガン、金管楽器に木管楽器etc…



値段が値段なので手は出してませんけど、見るだけでも楽しかったです



相変わらず楽器ができないくせに(ぇ



とはいえ、あの話を読んだら久しぶりに楽器店に行きたくなりました



いや、まあ…、見るだけですけど(オイ



それではノシ
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