『市はここ…。ここでずっと、待っているの…』
「誰を?どこで待ってるの?」
『……ああ…来てはだめ…。今の市は、みんなみんな消してしまうわ…』
「お市さん…?」
うーん…今ひとつ会話が成立してないような…
「おいおい千里、一体何を話してんだ?端から見てると不気味だぜ?」
「あ、うん…。お市さんがね、誰かを待ってるみたいなの。でも来ちゃダメって…」
「何だそりゃ。要領を得ないなぁ…」
慶次くんが首をひねるのも仕方ないよね…
あたしだって全然わかんないし…
「お市さんは今どこにいるの?」
…って尋ねても亡くなってる人だからな…
『市は……ここ…』
「…っ?」
「千里!?」
え…な、何…?
急に体が動かなくなって…
地面に倒れたの…?
意識はあるのに…金縛りみたいに動かない…!
「What happened!」
「千里!どうしたというんだ!」
「ふふ……楽しそう…」
「……千里…?」
えっ…あたししゃべってないのに…!
く、口が勝手に…!?
「光と闇が混じっているのに、こんなにも色とりどり…綺麗ね……」
「…まさか…!」
あたし、お市さんに体を乗っ取られたの…!?
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こんな展開想定してなかったんですけど←
あとさ、ゲーム3の市ってほんとなんとも言えないよな
こないだから何回この絵載せるねんっていうね\(^O^)/
ペンだけ抜いてみたらまた違う雰囲気の絵になったんで、こゆのもいいかなと←
だいぶ感じが変わりますよね。
デジタルはこれだからおもしろい。
少しは色塗りに慣れたかしら。
このクオリティーだが。
かかった日数は2日くらいか?
もう少しスピードアップできたらなー。
毎回言ってるけど数こなさねば何にもならんし。
とりあえず忙しすぎて拍手SSのメドもなんもたたないけど、4月になってみないことには何もわからんので。
なるようになればいい。
「千里!もう大丈夫なのか?」
「心配かけやがって!」
「この際だ。十分に体を休めとけ」
あ、みんなが揃った。
また心配させちゃったみたい…
『…そう…そうなの…。市、こわくないわ…』
「へっ?」
「どうした千里」
「え…」
今確かに声が聞こえたはずなんだけど…
みんなには聞こえなかったってこと…?
…でも「市」って……
『夢に、置いてきたの…。市…もうひとりきりなんだもの…』
「お市さん…?」
「千里?」
「何を言っている…?」
「やっぱりみんなには聞こえないの?」
「Huh?お前には何か聞こえてんのか?」
「某には何も聞こえぬが…」
「えーと……」
とりあえず、夢で見たことや聞こえたお市さんらしき声のこと…みんなに説明してみる。
すごく信じがたいだろうなぁ…
…っていうか、声が聞こえるって軽くオカルトだよ…!
今更だけど怖くなってきた!
「やはりあの大規模な浄化が原因なのかもしれないな」
「さっき家康が言ってたやつかい?正の気を放出しきった千里の体は格好の器だって…」
「ああ、その隙に遺されたお市殿の念が入り込んだ可能性がある」
「…死してなお厄介なものよ。魔王の眷族というのは」
うーん……
そこまで邪険に扱わなくても…
苦笑した瞬間、また声が聞こえた。
…あれ?
さっきよりも大きくなってるような…
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想像以上に怖いと思うよそれ←
ちなみに前作の遙か婆娑羅は162話完結なのに、これまだまだ続くよ\(^O^)/あーうち