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第百四十六話

「…………あの…」

な、なんでこんなことに…!


…あれから三成さんに連れられて別室…というかあたしの部屋へ。
小十郎さん並に手際よく布団を敷いたかと思えば、隣にどっかりあぐらをかいた。

………寝ろってこと!?

い、いや…確かに鶴姫ちゃんと会うには眠るしかないんだけど…
だからって今すぐ寝ろと言われても…!
真っ昼間なんですけど…!


「何をしている。早く来い」

「………」

「……」

「……………はい」


…布団をたすたす叩き続ける三成さんに根負け。
とりあえず横になろう…


「寒ければ言え」

「あ、うん平気…」

「眩しくはないか」

「大丈夫」

「枕の高さは」

「……三成さん」

「何だ」


…寝かせる気あるのかなこの人。
でも三成さんと二人きりとか久々だからな…
うわ、変に意識したら緊張してきた…!


「べ、別にずっと側にいなくても大丈夫だよ…?」

「邪魔ならばそう言えばいい」

「えっ、いやあの邪魔とかじゃなくて…」


ね、寝顔見られるのが恥ずかしいんです…!
…っていうか三成さんも退屈しちゃうよ。


「邪魔でなければ気にするな」

「…え、でも…」

「私はここにいたいと思ったからいるだけだ」

「え!?」

「…?何だ」


ま、真顔でそんなこと言わないでほしい…!
寝られる気がしないよ!






















**********


三成は何をするにあたっても大真面目なんだと思う。
悪気とかもない。


数日間ブログが日記連載のみになるかもしれない運転←






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