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第百四十話

「…だとすればあの秀吉殿と半兵衛殿は、怨霊となって生き長らえていた体だというのか…!?」

「酷ぇ話だな…」

「だがそれならば合点がいく。千里の清浄な気によって、奴らはようやく終焉を迎えることができたということだろう。違うか?石田」

「……そうだ…」


孫市さんの問いに三成さんが力なくうなずいた。
…でも、三成さんはどうして…


「…ねえ三成さん。三成さんはどうしてそのことを知ってるの…?」

「………」

「千里、そういえばお前は石田の話に驚かなかったな」

「…!」


う…、さすが孫市さん…
やっぱり鋭い…


「千里ちゃんは知ってたってこと?」

「ならばなぜ言わぬ。奴らを殺めたという濡れ衣を、黙する利がどこにあるというのだ」

「……それ、は…」

「You should have told us…!俺達がそれを許すと思うのかよ…!おおかた一人で全部抱え込むつもりだったんだろうが…!」


…政宗さんが怒るのはわかるよ。
わかるけど…


「ごめんなさい…。でも言い訳するみたいで嫌だったの。あたしがその真実を聞いたのだって、夢の話だし…」

「……夢、だと…?」

「石田殿?」

「千里も…夢で秀吉様にお会いしたというのか…?」

「え……それって…」


三成さんも…?



















**********


「(それが濡れ衣だと知っていたなら)お前は俺達に言うべきだった!なのに言わなかった…!」

…政宗さんの英語は面倒←





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