「…だとすればあの秀吉殿と半兵衛殿は、怨霊となって生き長らえていた体だというのか…!?」
「酷ぇ話だな…」
「だがそれならば合点がいく。千里の清浄な気によって、奴らはようやく終焉を迎えることができたということだろう。違うか?石田」
「……そうだ…」
孫市さんの問いに三成さんが力なくうなずいた。
…でも、三成さんはどうして…
「…ねえ三成さん。三成さんはどうしてそのことを知ってるの…?」
「………」
「千里、そういえばお前は石田の話に驚かなかったな」
「…!」
う…、さすが孫市さん…
やっぱり鋭い…
「千里ちゃんは知ってたってこと?」
「ならばなぜ言わぬ。奴らを殺めたという濡れ衣を、黙する利がどこにあるというのだ」
「……それ、は…」
「You should have told us…!俺達がそれを許すと思うのかよ…!おおかた一人で全部抱え込むつもりだったんだろうが…!」
…政宗さんが怒るのはわかるよ。
わかるけど…
「ごめんなさい…。でも言い訳するみたいで嫌だったの。あたしがその真実を聞いたのだって、夢の話だし…」
「……夢、だと…?」
「石田殿?」
「千里も…夢で秀吉様にお会いしたというのか…?」
「え……それって…」
三成さんも…?
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「(それが濡れ衣だと知っていたなら)お前は俺達に言うべきだった!なのに言わなかった…!」
…政宗さんの英語は面倒←