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第百四十七話

………あれ…?
見覚えある場所……
これって…夢の中?
一応眠れたんだ…

…これ、三成さんに顔見られてる状態なのかな。
すごく嫌だ…!



「……き……か…」

「ん?」


声が聞こえる。
鶴姫ちゃんかな?
…でも、ノイズが混じったみたいでなんだかよく聞こえない…


「鶴姫ちゃーん」

「は…千里、ちゃ…」


眠りが浅いのかなぁ…
辺りもかなりぼやけて見えるし…


「いつもごめんね鶴姫ちゃん。あたし達これからどこに向かえばいいのか全然わかんなくて…」

「そ、な……ね。じゃ…これ…」

「うう…よく聞こえないよ…。どうしよう…」


……って言ってる間にまた視界がかすんできた!
め、目が覚める前にせめて何かヒントでも聞いておかないと…!
もう少しこのもやみたいなのが晴れてくれればっ…


「晴れて〜…っ」

悪あがきとばかりに、あたしは怨霊を浄化する時みたいに正の気をフルパワーにしてみた。
……その瞬間。


「私もあまりよく見えないんですけど…」

「聞こえたっ!」

「丑寅の方角で出逢う人に、何かあるみたいですよ☆」

「うしとら…?それって……あれ?鶴姫ちゃーん!」


け、結局いつものパターンだ!
…でも今回はちゃんと聞き出せた。

丑寅…聞いたことあるようなないような…
目が覚めたらみんなに訊いてみよう!




















**********


鶴姫がだんだんゲームのヒント屋みたいになっている←






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