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第百四十五話

「そうだよ…!黒龍の神子ならもっと詳しく穢れの正体について調べられるかもしれない!」

「陽の気をまとう白龍の神子である千里に対し、陰の気をまとう黒龍の神子か…。確かに、その人物なら何かわかるかもしれないな!」

「だがその黒龍の神子とやらをどうやって探すつもりだ。宛もなく日の本中を探し回るなど愚の骨頂ぞ」

「うーん…」


…元就さんの言うとおりだ。
あたしの対って言われても、全然ピンとこないし検討もつかない…


「そもそもさ、黒龍の神子ってやっぱり千里ちゃんと同じで女の子なわけ?」

「あ、俺なんとなく女の子だって思い込んでた」

「…からす共め。このままではらちが明かないぞ。どうする千里」

「え、えーっと…」


こ、こういう時どうしてたっけ…!
………あ


「困った時の鶴姫ちゃん!」

「おおっ!巫殿ならば何か手がかりを教えくださるやもしれぬ!」

「あぁ?なんだお前ら、鶴の字と知り合いなのかよ」

「千里だけだが、姫とは夢でまみえることがあるらしい。今までも何度か世話になったようだ」

「最終的に出したideaがそれかよ」

「あはは…やっぱりダメ?」


政宗さんに軽く小突かれてごまかし笑い。
…だってこれ以上何も浮かばないんだもん。


「他に方法もないゆえな。一度試してもよかろ」

「なら早い方がいい」

「へっ?」


しばらく黙ってみんなの話を聞いていた三成さんが突如立ち上がった。
…あたしの腕を掴んで。
























**********


黒龍の神子、そういやいたよね←





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